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扉と地獄
教会の階段を降りて行くと大きくて重そうな鉄の扉があった。
その扉にはドクロ?みたいなマークが書いてあって、それ以外情報がない。
「開けるぞ。」
といい、莉久が扉を引っ張るが、開く気配がない。
と思っていたら、紫乃がとなりで高速飛び蹴りを行っていた。
″ゴーン″という音がしたが、開かない。
ちなみに紫乃は足が痛そう(笑)
「うーん。あ、思い出した!俺、この前過去にいったとき″暴風炎脚″というのを教えて貰ったんだよ。やってみないか?」
「いいですねぇ。」
「賛成!」
やり方を説明され、やってみた。私は玉炎を付与、莉久は風を付与…なんかいい名前ないの?風ってどうなんだろう。まぁ、いっか。「行きますぅ!暴風炎脚!!」
″ドゴーン!!″という音がして、扉が後ろにパタリと倒れた。
中を見ると空がなく、なんかマグマとかもあって、The地獄というかんじ?
本当にそれ以外伝えることがない。
「…着いたな」
「おそらく、ここが地獄ですよねぇ。」
「なんか嫌な雰囲気」
なぜ不思議村の人達はこんなところを守っていたのか…。




