占いな従ってみよう!
仲間が増え、ちょっとたったある日
「そういえば美奈さんって能力はなんですかぁ?」
それ仲間にした時に聞くやつじゃないの?
と思いながら
「炎だよ。」
と答えた。
あまり紫乃は気にならないのかな?
「へー、神の子みたいですねぇ。」
「その、神の子が私だったりして.....」
「え、それってまじですかぁ?」
「あははー。」
そうすると
「え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
すごく大声で叫ばれた。
耳が痛い。
「まぁ、いっかぁ。」
コケるかと思った。あんだけ驚いていたのに。
そういえば紫乃の能力はなんだろう。さっき気にならないのかな?って言ってたのに自分も聞いていなかったなんてね!
「そういえば紫乃の能力って何なの?」
氷とかかな?
「私ですかぁ?ないですよぉ。」
ん?耳を疑った。
「いま、ないって言った?」
「はいぃ。」
この世界では大半が能力持ちで占める世界。
能力を持っていない人はすごく珍しい。
「あ、ただぁ、占いはできますよぉ。」
もしかして.....
「紫乃。貴方の今後を占って仲間に入った?」
「いや、たまたまですよぉ。」
本当か?まぁ、いっか。
「ただぁ、昨日占いをしたんですけどぉ、この町を離れろっていう結果だったんですよぉ。」
ふむ。その占いにのるのもいいかもしれない。
「移動してみる?」
「はいぃ!よろしければぁ。」
どこの街が近いんだろう?
「近くの街ってどこ?」
「ここから近い街はぁ、トモリ村ですねぇ。」
「行ってみようか。」
「はいぃ。」




