64/112
バレかけ
「はぁ、誰がこしゃくな真似を。だいたいあそこでしょうか?」
くっ、バレた!
移動をしないといけないな。
やばい!こっちに攻撃が来ている!
俺が乗っているのは木の枝の上だ。
俺は間一髪で別の木に乗り移った。
「ん?そこにいるのは莉久?」
美奈にバレた!
「美奈さん?莉久さんはそこにいますよぉ?」
「いや、なんか莉久っぽかったんだけど。」
「いや、俺はここにいるって。」
「おい!美奈!攻撃が来ている!」
「危な!」
美奈が間一髪で避ける。
敵を風で鏡の反射している場所に移動させたいのだが
あ、危ない!紫乃に攻撃が!
「紫乃!」
美奈が向かっていったが、俺が付与した、光炎の耐性によって無傷だ。
光と炎に守られているんだよな。




