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遺言

莉久視点




俺と紫乃は美奈が吸収された後逃げ出そうかを考えた。

おそらく、もう美奈は居ないだろう。

この世に。

ただこいつを倒さないと美奈の犠牲は無駄になる。

ただ美奈の吸収により、足がすくみ、動かない。

もう死ぬだと思ったとき、美奈の声が聞こえた。

«莉久、私の声が聞こえているというこたは私はこの世にもう居ないということ。ある技能を使っているから話しかけられているの。で、弱点を伝えにきたよ!嬉しいでしょ!で、こいつの弱点は光で体を包むこと。莉久なら出来るよ。頑張れ!今までありがとう!»

俺の目から涙がでた。

「なんだよ。それ。嬉しいけど。まぁ、すぐに倒してやるよ。」

俺は光で包むため風の能力を使い、台風を奴の周りに起こす。

そこからどんどん範囲を狭め奴を移動させる。

「まったく。最後の悪あがきというものですか。世話がやけますね。」

「はは、それはどうかな?」

そのまま太陽光の下に移動させ、光を浴びせた。

「なに?それが狙いか。貴様!」

というと共に奴はボロボロに崩れ消えていく。


「美奈勝ったよ。」


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