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死
なかなか攻撃が通らずまさに私たちは赤子の状態。
闇の能力って弱点があったような気がする!
思い出せ!
思い出せ!
自分!
くっそ!こんな時に限って出てこない!
「はぁ、もう疲れてきました。そろそろ終わりにしましょうか。」
やばい!
このままじゃ一網打尽にされる!
なにか解決策はないの!?
「美奈!紫乃!逃げろ!俺が抑える!」
「嫌!」
回りを見ると紫乃が気を失っていた。
コリプロスは私の視線に気づいたのか、
「あら、あの子から私のフィールドに取り込みましょうか。」
やばい!
紫乃が死んじゃう!
私は咄嗟に紫乃に近づき、紫乃を遠くに蹴り飛ばした。
ただ、その代わり私が攻撃を受けてしまい、取り込まれた。
そこから私は意識が朦朧とし、私が今分かっているのは
″もうすぐ死ぬ″
ということだった。




