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使役カード

「寝れないのか?」

と莉久が聞く。

「まあ。」

と答えると

「仕方ないから付き合ってやるよ。」

と言われた。仕方ないからって、

「私さ、今回使役カードを手に入れて感じた事なんだけど、もし、なんかあったら莉久に預けようと思って。」

「は?そんな不吉なこと言うなよ。」

「いや、もしかしたらじゃん!なんか、ある気がするからさ。」

「んな事言ったって紫乃はどうするんだよ。」

「紫乃は1人でも生きていけるよ。強い子だもん。」

「まぁ、それは否定しないな。」

否定しないんだ。

「まあ、とにかく任せたから!」

「おい!勝手に任せんな!」

と言って私は寝室に入る。

そして意外にもすぐに寝ることができた。

神が入っているカードなんて気が重かったからかな?


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