協力者
あの、莉久の戦闘狂事件から数日後。
敵を倒しているとレベルが上がり何か落として行った。
「ん?なんですかぁ?これぇ?」
みると箱の上にメモがあって開くと使役カードと書かれていて、説明書を見ると使役したい者の呪文を言うと使役ができるようになるらしい。
「これ、美奈のだろ?美奈のだから適当に呪文言ってもいいよな。アル、ビケード!」
「え、あっ、ちょっと!!」
嘘じゃん。カードが光り輝いた。
なにが使役カードに入った?
使役カードから出して見ると、人?っぽかった。
「おぉ、なんということじゃ。」
おじいさんは困ったような顔をしていた。
なんか、見たことある気がするんだよなぁ。
紫乃をチラッとみると驚いたような顔で
「も、もしかしてビルート・アルク様ですか?」
え、時の神?
何故、使役カードに?
「あぁ、わしはビルート・アルクじゃ。しもうたわい。あやつと喧嘩したから帰ろうと思ったらこんな所にきてしもうた。しかも抜け出せん。」
つまり、ビルート・アルクは誰かと喧嘩したから帰ろうとして、使役カードに捕まったってこと?
「ん?もしやそなた達神の子か?」
「ん?あぁ。そうだが。」
「わしが喧嘩した相手はそなたらの生みの親じゃ。わしは悪くないのに、あやつが悪いんじゃ。わしは怒っておる。そなたらに協力してやろうぞ。」
なんか協力者が勝手にふえた。




