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逝く
地獄はどうやって行くの？
「ねぇ、莉久？」
「ん？なに。」
「1回死んでみない？」
「あほか！」
「じゃあ柴乃？」
「嫌ですよぉ。」
えー、いい案だと思ったんだけどなぁ。
地獄、
「考えても思い浮かばないな。」
「だから、死んだら行けるじゃん。」
「まぁ、死んで行くとしたら美奈だな。」
「は？なんで！」
「いや、1番悪いことしてそうだし。」
酷くね？私したことないよ？
「俺が地獄まで風をロープにして繋いでやろうか？」
「でも、どうやって繋ぐの？」
「なんか、美奈乗り気だな。うーん。魂か？」
「どうやって見るのよ。」
「あの、魂も人のようなものなので気配というものがあるんじやないですかぁ？それに、莉久さんと美奈さん神の子じゃないですかぁ。」
「確かに？やってみるか。美奈で。」
「あー、私決定か。」
「よーし、やるぞ。力抜いとけ。」
「協力致しますぅ。」
「逝ってきます。」
