冒険者登録
...とは言ってもどこ行けばいいんだ?
やばい、何にも聞いてなかった。神様が現れた場所ってどこ?そもそもどこに向かえばいいの?この町の人は私の姿は見たことは無いものの、1回神の子と宣言する時に声だけ出したから、声を掛けたらバレて、人があつまっちゃう。...店も使えないってこと?...オワタ。
「あの、大丈夫ですか?」
声をかけられた。これ、声出していいかな?手招きして、裏路地につれて行こう。
「ん?手招き?そちらに行けばいいのですか?」
コクリと頷く。
裏路地に到着!
「ふぅ、やっと声出していいね」
「あ、え、もしかして、貴方様は神の子ですか?」
「そうだ...」
「すみません!!私のような者が声をかけてしまって!ほんっっとうに申し訳ございません!」
「え、ちょ、」
「失礼します!!」
去っていってしまった。どうすれば正解なの?困ったな?そういや、母が用意してくれたリュックの中に何かあるかも、
「ん?これは...」
1枚の紙切れが入っていた。
「なになに?」
〖冒険者の成り方!!〗
〖⒈冒険者ギルドに行く〗
〖⒉冒険者登録をする〗
〖冒険者の完成!〗
なに?この説明?
とりあえず行ってみるか?地図もご丁寧に入ってたし、
5分後
着いたぁ!
中に入ると冒険者登録カウンターがある。並んでいると、
「次お待ちの方こちらにどうぞ!」
と言われた
「こちらほ冒険者登録カウンターでございます。」
へー、ここで登録するのか。楽しみー!
「冒険者になるということでよろしいですね」
「はい!大丈夫です!」
「まず初めにこちらの書類にサインをお願いします。」
〖契約書
冒険者業では安定してお金を貰うことごできません。ですが数々のミッションやクエストを受けることで収入を得ることが出来ます。ただ人知れずお亡くなりになる可能性がございます。同意するのであれば下記にお名前、誕生日をお書きください。
名前 中木美奈
フリガナ ナカキミナ
誕生日 10月9日〗
「記入出来ました。」
「ありがとうございます。続いて能力はお持ちでしょうか?」
うーん、これ言った方がいいやつだよね?
「炎です。」
「炎ですね。」
あっさり流してくれた。よかったぁ!まぁ、能力レベルを測られなければ大丈夫だよね?
「では、こちらの部屋で能力値を測りますのでこちらにどうぞ。」
あれ?もしかして盛大なフラグを建てちゃった?
「はい...」
部屋に移動すると見たこともない機械があった。何この凄そうな機械。
「では、こちらにお座りください。」
「分かりました。」
「では今から能力値を測りますので、力を抜いてください。」
数分後
「ん?何だこの数値は?凄すぎる!」
ほら、やばいってー!
「測り終わりました...先程のカウンターにお戻りください。」
「分かりました。ありがとうございました。」
カウンターに戻るとちょっとプチ騒ぎが起こっていた。
「中木様ですね。数値が平均をすごく越えているのですが....」
「あー、なんかすみません。」
「いえ、大丈夫ですよ。では、こちらの機械をお持ちください。」
「.....?分かりました。」
持って見ると
‹登録完了!中木様のナビゲートを始めます›
と出ていた。
「こちらは冒険スマートと言って、今、受注可能なミッションやクエスト、緊急クエストなどを教えてくれます。そして冒険者ギルドをサポートしているお店などではこの冒険スマートを使うことで中に入ることができます。」
凄すぎない?わたしはなぜこれを知らなかったのだろう?
「では、冒険者登録が終了致しましたのでこれで登録を終わります。では、楽しい冒険ライフを!」
「ありがとうございました!」
初心者冒険者としてこれから頑張ろう!




