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経緯
30分後莉久が起きた。
「落ち着いた?」
「あ、あぁ。」
と受け答えが出来るほど回復していたので、さっきの質問を聞いてみることにした。
「で、さっきも聞いたけど、この街で何があったの?」
「実は…」
といって話し始めた。
「この街はすごく平和だった。色々な人が誰とでも話せて、交流の深い街で助けあっていた。そんなある日、俺らを産んだ神が現れた。」
「え!?」
驚きすぎて、声が出た。
「あぁ、神というのは普段人前には出ない。だからおかしいんだ。で、神は街の人達をさらっていった。神に街の人を返せというと、神が〚炎の神の子とその仲間を倒せたら考えよう。〛と言われたんだ。」
莉久は街の人達を愛してやまない。
小さい頃から親しかった人と余り合わない人。もしくは会ったことない人と言われたら、そりゃ親しかった人を優先するだろう。
だから私たちを殺そうとしたわけね。
ん?
「でも、その連れ去られた人々は何処にいるの?」
そうすると柴乃が
「美奈さーん!街の人が何処にいるか、分かったかも知れないですぅ!」
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遅くなり、申し訳ございません。




