柴乃への狙い
そんなことを考えているうちに柴乃の目が覚めた。
「あれぇ、美奈さん。私、負けたんですねぇ。強くなったんですねぇ。」
「それよりも柴乃!隣の隣街に行かないといけないかも!」
事情を説明すると
「えぇ!莉久さんといえば街の人を平等に愛するで有名のですかぁ?」
そういえば、そんなことが言われていたね。
「とにかく行くよ!」
隣の隣街へ向かっているとどんどん禍々しさが出てきた。
なぜこんなに禍々しいの?
「美奈さん!急ぎましょうぅ!」
柴乃と一緒に急ぐと、街の中に人がいなかった。
莉久の居る屋敷に行くと、莉久が廊下で叫んでいた。
様子もおかしく、禍々しさも莉久からでているようだ。
「莉久!落ち着いて!」
ギロ!っとこっちを見ると
「あぁ、美奈か。ということは隣にいるのが柴乃という仲間ということか。突然だが、柴乃とやらの命を頂戴する!」
というと同時に莉久が
「風気覇!」
といい、こっちに向かってきた。
私の炎舞と同じような感じみたい。
「柴乃!戦うしかない!」
「分かりましたぁ!」
私は炎舞を発動させ、莉久の攻撃を止めながら話しかける
「何があったの!街の人は?」
「うるさい!」
「ごめんだけどそうなったら本気で止めるまで!」
莉久が力を入れてきたのでサイドステップで避ける。
その後玉炎を投げて燃やす。
莉久が怯んだ隙に柴乃が天空激を放ち、敵を後ろに飛ばした。
その後何も付与していない鎌で峰打ちをし、気絶させた。
これで落ち着いてくれるといいのだけれど。




