反省点
しばらく逃げているとまけたみたい。
喉が渇いたなぁ、
泉とかってあったけ?
でも今来た道戻ると追いかけられるかもしれないし。
ちょっと進んでみるか。
数分後
「はぁ。」
もう疲れたぁぁ。
体力、私はないんだよぉぉ。
しばらく歩いていると噴水みたいなところがあった。整備されているのか、とても綺麗。白が基調とされていて上品にも感じる。
「てか、これって飲み水じゃない?」
うん!水もきれい!飲めそう!
手ですくって飲んでみるととても体に染み渡った。
「美味しー!」
え、水ってこんなに美味しかったけ?
ありがたみがあるわぁー。
しばらく飲んでいると上に画面があったようでそれが光った。
「なにこれ?」
しばらくみるとこれがマップということが分かった。
「ふむ。ここが中心なのね。」
どうやらここの泉がこの森の中央らしい。
能力のレベルを上げるためにはモンスターを倒していくと上がるみたい。もちろんモンスターの強さに応じて能力レベルがどれだけ上がるかも変わるみたいだけど。
と、その時冒険スマートが
‹新地の発見!能力レベルを表示します。›
ん?どういうこと?
しばらく見ているとなんか、私の能力レベルが表示された。モンスターを倒していくとレベルがどれだけ上がったかを確認できるみたい。へー、便利!
「なんか弱いモンスターを倒してみよう。」
しばらく歩くと魚のモンスターが現れた。
「玉炎!」
ボーッ!と燃えて焼き魚になった。能力レベルは0.5上がった。今は効率がいいと思う。
でもコレはレベルが上がるのかと思っていたが冒険スマートが
‹レベルが上がりました›
と表示されていたので安心した。
レベルは5になった。
そして技能選択のとき
‹能力解放!›
とあったので選ぶと玉炎の一個上くらいの能力が出てきた。
「んー?なになに?炎舞?」
使ってみると私自身が火を纏って身体能力が上がった。
さっきの魚に使おうとすると逃げられてしまった。
私の方が強いってこと?
逃げない敵を探していると夜になってしまった。
「さっき手に入れた焼き魚を食べよう。」
はぁ、柴乃が恋しい。
黙々と食べて、寒いので能力を使って火を起こす。
あったまっているとモグラが襲ってきた。
「ちょうどいい!」
炎舞を使い、戦ってみる。
魚よりスピードが速い!
ちょっと擦り傷を作ってしまったがスピード任せにモグラを倒す。
倒れたあと、反省点がスピード任せということだ。実力ではない。この3ヶ月でどれだけ伸びるのか。スピード任せにならないためにどうすればいいのか。考えながら眠りについた。




