和解
「あの後美奈さんを探しに森をウロウロしていたんですぅ。そうしたらぁ、エレベーターらしきものをみつけて、のりこんだんですよぉ。謎の部屋に着いたと思ったら、モニターが光って、喋っていたんですよぉ、そのとき説明されてぇ。」
私は解散と言ったとき、紫乃は追いかけてはきたけど、すぐに諦めると思っていた。だから嬉しいが、紫乃をこのまま仲間にしてていいのだろうか。
紫乃の顔を見ると殺気が溢れでていて、貼り付けたような笑顔、正直怖い。
「美奈さぁん?そこに正座してくださいぃ!」
「はい…。」
なんか、私の残りの人生、終わった気がする。
「まずぅ、なぜ言わなかったのですかぁ?」
「えっと…それは、命を狙われていると知ったら、軽蔑されると思ったからです…。」
紫乃が怖すぎる。
「なぜ、私が命を簡単に奪われると思っているのですかぁ?」
「神の子にかなうはずがないから?」
「あほですかぁ?ばかですかぁ?これでも戦闘面では自信があるんですよぉ。なんなら美奈さんが神の子と聞いた時点で覚悟もしていますし、何回かもう来てますぅ。雑魚ですけどぉ、」
え、もう?
「え、もう来てるの?」
「そうですよぉ。それで、また仲間にしてもらえますかぁ?」
そんなの答えはきまってる!
「えぇ、喜んで!」




