突如の話
私はエレベーターで地上に上がると森の中だった。
森から出ると街への道中で、歩くとすぐに街に着いた。
そうすると紫乃が
「美奈さん!無事だったんですねぇ。良かったですぅ!」
と言う。
「えぇ、私も紫乃が無事で良かったと思ってるよ。それと、話があるの。」
1呼吸置いて、
「パーティを別れたいの。」
涙ながらに伝えてしまった。
「え、急にどうしたのですかぁ?」
私は、走って元いたあの部屋に戻ろうと思い逃げだす。
「私は納得してません!」
と言って追いかけてきた。
森の中で紫乃を巻いた。
これでいいよね。
あとは私がひとりで神の子と神の元へ行くだけ。
エレベーターに乗り込み涙を流しながら、あの部屋に戻る。そして、落ちてきた場所から能力を使い登った。紫乃は私を追いかけてこの街にいないはずだから。
近くの宿屋に宿泊しよう。
そう思い、探して一部屋を借りた。
1時間たったころ、気分も落ちつき外に出た。そうすると紫乃がいた。
「あ、美奈さん!」
今度は逃がしません!と言って、手を掴み路地裏に連れて行かれた。やっぱり戦闘面役立つくらいだから力は強い。
「美奈さん。事情は知っています。」
なぜ知っているのだろうか。私くらいしかいま、地上にいる中で知らないはず。なぜ?




