他の神の子と私の違い
どういうこと?なぜ紫乃が危険に晒されないと行けないの?
〘 まぁ、まず説明をしようではないか。貴方以外のほかの神の子からね。他の神の子は今紫乃って子を殺すことについて考えている。何故かって?それは神からの命令だからだよ。〙
「え、なぜ神からの命令が紫乃を殺すことなの?」
〘 それは神が貴方を1番厄介と認識しているから。貴方は自分の中の疑問が解決するまで質問を続ける。今みたいにね。他の神の子にはそういうものはない。ましてや、人を信じやすいんだ。だから他の神の子は操りやすかった。だが、貴方を操ることは至難の業。で、神が悪いと知ると、貴方は神を倒そうとする。だから仲間を殺したほうが速いと神は判断したんだ。〙
「つまり、私以外の他の神の子は操られていて、私を操ることは出来ない。だから仲間を殺して私に仲間が出来ないようにすると。」
ふーむ。この話は信じていいものか?だいたい、こいつが誰かも分からない。
「ちなみに貴方は誰なの?」
〘貴方が今知る必要はないがまぁ、信用してもいい人と答えておこう。うーん。私のことは気軽にAと呼んでくれ。〙
ますます怪しい気がするが、紫乃が危険にさらされるのは困る。
「ねぇ、紫乃を仲間から外したら狙われなくなるの?」
〘 そうだなぁ、敵が仲間じゃないと認識したら大丈夫まと思うよ。〙
なるほどそれだけでいいのね
〘 まぁ、これで僕の話は終わり。質問はあるかい?〙
「また今後の旅で貴方は出てくる?」
〘 また、この部屋に来れば会えるよ〙
「ありがとう」
〘 じゃあ、このエレベーターに乗れば帰れるから。〙
「えぇ、分かった。」
私はエレベーターに乗り、決意した。
紫乃と別れようと。




