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第1章 2話 出会い

とりあえず3話目ぇ、ネタはあるのに語彙力無いから書くのに時間がかかる。神様なぜ僕に語彙力とコミュ力を授けてくれなかったのですか?

ローグラン帝国帝都アルーラットにある家にて10代半ば程の少年が眠っていた。


「すーすー」


「カレーン!!起きなさーいっ!!」


家の外で少年の名を叫ぶ大きな声でカレンは目覚め、あくびをして目を擦っていた。


「んぅ、ふぁあ、、ダルシアか?今何時だ……まだ6時じゃねぇか…何の用だよあいつは。」


「カレーン!!起きたなら返事をしなさーい!!」


カレンは窓を開けダルシアに手を振り返事をした。


「おーう、起きた起きた。だから馬鹿でかい声で名前を呼ばないでくれー。近所迷惑だからなー。」


「あ、ごめーん!!」


「だから近所迷惑だってば。そっち行くから少し待ってろー。」


「分かったー!」


カレンはベッドから起き服を着替え2階から降り玄関を開けた。するとダルシアが玄関へと近ずいてくる。


「おい、ダルシア。入学式は確か8時半からだろ。こんな朝っぱらからいったい何の用だ。」


「いやー、ちょっと緊張しちゃってさー。だからカレンの様子でも見に行こうかなーって。」


「なんでそうなるんだよ。つまり、用は特に無いと?」


「うん。そうだよ。」


「なら、俺は朝飯食いに戻るけどお前はどうすんだ?家に帰るのか?」


「えー!私まだカレンの作った朝ご飯食べてないんだけどー!!」


「なんで俺がお前の朝飯作らないといけないんだよ。てか、俺がお前を家に上げるの前提かよ。」


「いいじゃんか!そのくらい!幼馴染みでしょ!」


「はぁ、まぁいいけどさぁ…」


そう言うとカレンはドアを開けダルシアを家へと招き、リビングに通した。


「お邪魔しまーす!」


「じゃあ、そこで待ってろ。飯作って来るから。」


「はーい!ありがとねーカレン!」


カレンは台所へと行き冷蔵庫から食材を漁り料理を始めた。10分程たった後、カレンは出来上がった料理を持ちリビングへと向かいテーブルに置いた。


「ほらよー。ダルシア。」


「あ、ありがとねー!」


そう言うとダルシアは勢いよく料理を食べ始めた。カレンはそれを見てゆっくり食えばいいのにと思いながらも向かいに座り料理を食べ始めた。


「いやー、食べた食べたー!美味しかったよカレン!」


「はいはい。お粗末様でした。食った後の食器は台所に運んどいてくれ。」


カレンがそう言うとダルシアは笑顔ではーい、と頷きながら台所へと運んで行き戻って来た。


「ふむふむ、ご飯は美味しいし、しっかり者だし、カレンは良い奥さんになれますねぇ!」


「良い奥さんってなんだよ。せめて旦那にしてくれ。」


「はいはーい。」


「相変わらず調子の良い奴だな。」


「それが私の取り柄だからね。ふんすっ。」


「口で言うな口で。さて、そろそろ学術院まで行くか?」


「え、もうそんな時間?時間が経つのは早いねーじゃあ行こっか?」


「おう、ちょっと待っててくれ。母さんに挨拶だけして来るから。」


そう言うとカレンは寝室へ向かい30代ほどの女性が写る写真の前に来て座った。


「じゃあ、母さん、行ってくるね。」


その後カレンは写真横にある少し萎れた花が入った花瓶の水を変え階段を降り玄関へ向かった。


「あ、カレンー早く行こーよー!」


「はいはい。」


カレンとダルシアは家を出るとローグラン帝立学術院に向かって歩き出した。


「そうか、それはそうと俺らの代は何人残ってるんだろうな?毎年6人くらい残ればいいと聞いたことはあるが。」


「少ないよねー。学園までなら沢山いるのに学術院からは一気に少なくなるらしいしね。」


「まぁ栄騎士になるには才能がいることや不滅者(グローリア)の強さも相まってって事だろうな。不滅者(グローリア)は相当強いからな。中位でも並の栄騎士じゃ勝てないらしいし。そんな奴らに夢でもないのに自分から挑みに行く奴なんてそんなにいないんだろ。」


「カレンは確かアイナさんが天将だったからそれに憧れて栄騎士になりたいんだっけ?」


「まぁ、そんなとこだ。おっと、着いたな。俺らの教室どこだ?」


「えっとねー、確か2階だったはずだよ。」


カレンとダルシアは雑談をしながら歩いている内に教室へと着き、ドアを開けた。すると教室内にいた数名がカレンたちを見た。


「お、バカレンとダルシアじゃねーか。お前らはやっぱ来たんだな。」


「あら、おはよう。カレンちゃん、ダルシアちゃん。」


「おはようございます。カレンさん、ダルシアさん。」


「あ、えっと、おはよ、カレンくん、ダルシアちゃん。」


「おはー、カレンー、ダルシアー。」


教室で雑談をしていた彼らはカレンとダルシアを見るとそれぞれが挨拶をしてきた。


「ああ、おはよう。次、バカレン言ったら殺すぞアホ皇子。」


「てめぇ皇族殺せるもんなら殺してみろや。あと不敬罪で捕まえっからなてめぇ!」


「てめぇこそ俺を捕まえれるもんならやってみろ!」


「あん?」


「んだよ、やんのか!てめぇ!」


「やってやるよ!」


「おはよー!ラナちゃん!ステアちゃん!イルーナちゃん!カガリくん!」


カレンとローグラン帝国第1皇子であるガルシアが喧嘩擬きをしているのをよそにダルシアは他の数人の生徒に挨拶を返していた。


「全く、いつもこれなんだから。本当は仲良い癖に、すぐに喧嘩するんだから!ねぇ、ラナちゃんたち!そう思わない!?」


「確かにそうね。カレンちゃんと皇子くん、2人の時はあんまり喧嘩してないものね。」


「ええ、そうですね。おふたりは仲がよろしいかと。」


「うん。仲良いよね。カレンくんとガルシアくん。」


「おれも同じ意見ー。」


ダルシアたちがそう話していると喧嘩を終えた少し不満顔のカレンとガルシアがやって来た。


「おい、そっちで勝手に決めつけないでくれ。あとラナ、さすがに男ちゃん付けはやめてくれ。」


「バカレンの言う通りだ。私とバカレンは仲良くなんてないぞ!」


「はいはい。分かったわよ、皇子くん。それと、カレンちゃんも別にいいじゃない?ちゃん付けでも。カレンちゃん女顔で身長低いし髪は短いけど、普通にボーイッシュな女の子に見えるもの。」


「うんうん。カレンは女の子みたいだよ!だから朝は良い奥さんになれるって言ったんだよ!」


「それが嫌なんだよ。男らしく筋骨隆々になりたい…」


「ぷっ、良し。ではこれからは私もカレンちゃん、と呼ぶ事にしよう。」


「勝手にしろ、アホ皇子…」


カレンはそう言うとその場でしゃがみこみ、うじうじしながら指で文字を描き始めた。


「そうですよ、俺なんて男らしい要素なんて口調と一人称しかないですよーだ…はぁ…」


「ありゃ、カレン落ち込んじゃったよ。ほーら元気だしてー!カレン!きっといつかたぶん男らしくなるよー!だから、落ち込まないでー!」


「ちゃん付けで呼ぶのは止めてやるから、落ち込むなバカレン。」


落ち込んだカレンをダルシアが必死にガルシアが笑いながら慰めていた。それを見ている


「ほーら、そこでのんきにしてる3人もカレンちゃんをなぐさめるのよ。早くしなさいな。」


「えっ!あ、あの、えっと、が、がんばろ?」


「カレンさん、身長は牛乳を毎日飲んだりしたら伸びると思います。私は女なので男らしくはどう助言したらいいかは分かりませんが。」


「はーい、ラナー。カレンーがんばー。」


6人がカレンを慰めている内に新たに2人が教室にやって来た。


「んあ?ありゃカレンか?何やってんだアイツ?」


「ほんとだ。何やってるんだろう。」


「おい、ラナ。何やってんだ?」


「グリムとロイドくんじゃない。今、カレンちゃんが女っぽいって言われて落ち込んでるのよ。だからみんなで慰めてあげてるところよ。貴方たちもやる?」


「また、変なことやってんなお前ら。ロイド、俺らもやるか?」


「ちょっと面白そうだし、やろうよ。」


そうして6人から8人へと増えた慰め隊がカレンを慰めて(一部遊びながら)いると、ドアが開き1人の男が入って来た。


「ほら、もう時間だぞ、遊んでないで席に着け。」


その言葉をきっかけにカレンを含む9名皆が席へ着いた。


「アラミース先生、おはようございます。」


「アラミース先生おはー。」


「カガリ、教師には眠そうにせずちゃんと敬語で話せ。」


「うん。わかったー。」


「はぁ…もういい。」


アラミースがカガリの言動についてため息をついているとガルシアがアラミースに向かって口を開いた。


「アラミース先生、先生は学園の教師では?ここは学術院ですけど、どちらの教師もしているのですか?」


「ん?ああ、いや違う。今年からは、学園ではなく学術院の教師となっただけだ。それと、ここの教育方針は学園とは別物でな。それを元々お前らと面識があるって理由でその説明役に選ばれたので、ここに来た。」


「なるほど。ありがとうございます。それで、その学術院の教育方針とは一体どのようなものなのでしょうか?」


「それはな、基本3人1組となり教師役の中位騎士以上の栄騎士を1人付ける。つっても、1年に上位騎士以上が付くことはあまりないがな。その栄騎士から直接教えを受けたり、任務について行ったりするのが主ってことだ。」


「学園のように座学中心ではなく、実技中心のようになる、という事ですか。」


「そういう事だ。んで、お前らにつく栄騎士は今回はお前らが9人だから3人な。そいつらは今から紹介するから。」


アラミースがそう言うと、教室のドアが開き20代半ばほどの1人の男女が入って来た。


「2人?あと、1人は?」


不思議に思ったのかダルシアがそう口に出した。

それに対しアラミースが口を開く。


「いや、後1人は俺だ。今年の担当は俺とこの2人ただ。とりあえず自己紹介をするとしよう。する必要も無いだろうが、まずは俺からだ。俺はアラミース・タクロン。位階は上位だ。」


「次は私ね。私はアリス・アマリス。位階はタクロンさんと同じ上位騎士よ。」


「アラミース先生って上位騎士だったんだ…」


「いや、ロイドそこじゃねぇだろ。上位以上が俺ら1年に付くのはほぼ無いって言ったばっかじゃねぇか。それなのに2人もいんのかよ。」


「じゃああの男の人も上位騎士なのかな!」


アラミース、アリスの自己紹介を聞きざわざわと騒ぎ出し、ダルシアの言葉を受け一同は残る1人の男に視線を向けた。


「最後は僕ね。僕はグレン・スカイブルー。位階は

この中じゃあ1番上の準天位の準天将だよ。よろしくね。」


「え、」


グレンは笑いながらそう言ったが、その言葉にカレンたちは呆然とし驚きの表情で言葉を漏らした。




























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