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俺TUEEE出来る世界へ?  作者: しびっく
8/11

路頭に迷う

□アル=ライトブリング(有)6歳□

 《才能》

  【筋の良さM】―無

  ・剣

  ・体

  ・攻魔

  ・学


 うん。ちょっと何言ってるか分からない。っていうか何だこれは。突っ込みどころが満載。


 何で男か女かじゃないんだよ。

 筋の良さって何だ?明らかに皆と違うぞ。しかもMとは…Mっ気はちょっとぐらいあるかもしれんが、いや今はそういうのはどうでも良い。

 しかもライトブリング家の息子が+も付いてないだと?

 マジなのか?一般レベルしかないのか?

 というか判定された者の中でも最弱と言える才能だった。

 ただ唖然とするしかなかった。


「ぬぬ、これはなんとも…+が1つもないとは、人並みの才能は一応は持ち合わせておるようだから、気を落とすでないぞ。」

一瞬の静寂の後、司祭が言う。

 そう、大体誰でも1つは+を持っている。逆に持っていないものは稀だ。

「ぶっ!あっはっはっはっ!だぁーおもしれー!アルの野郎、全く才能がないんじゃん。しかも数が少ねぇー!」


 離れて見ていたラスターが笑い始め、マットとダズも腹を抱えて笑っている。他の人達もヒソヒソと話をしている。「4つしかないし。」とか「+もないわよ。」とか言われてる。

 

 僕はどうしたら良いか分からず、ふとミアの方を見るが、ケイトとミアまでも、可哀想な者を見るような目をしている。


「アルよ〜、この前はやられたけどすぐにお前よりも強くなってやるぜ。その時が楽しみだな。」


『…』

 僕は何も言えなかった。まさか自分が、ダンテとアーサの子が、この様な結果になるとは微塵も思っていなかったので、結構ショックがデカい。


「最高だな。ミア!お前もこんなやつ選ぶのは辞めといて、俺たちと遊ぼうぜ。」


「ラスターは嫌い。でもアル君…アタシ…才能無い人とは付き合えない。」


 え、いや、付き合ってはないけど。幼馴染みなのにそんな薄情なの?


「こらミア。アル君はお隣さんなのよ。才能が無くても仲良くしとかなきゃダメよ。」


 いやいやケイトさん…それは違うくない?え?やっぱりこの才能だと不味い感じなのか?

 +が無いってことは一応出来るってレベルでしかない。

 けど皆には筋の良さは見えてないのか?

 どういうことなんだ。


『僕、1人で帰るよ…」


 何だか才能が無いこともかなりのショックだが、皆には筋の良さも見えてないっぽいし、訳が分からなさ過ぎて1人で考えたい。まぁミアもあんな感じだし。


 1人で考え事をしながら家に帰るのだった。


 そしてもう1人考え事をしている人物がいた。

 それはまだ判定を行なっている最中の司祭である。「何故1行目が見たことも無い文字で書かれていたのか。あんなものは初めて見た…まぁ他の才能はほぼ無しに等しいし、それほど気にするものではないか…」

 司祭もまだ判定を待っている者がいるし、業務に集中する為、そんな考えは頭の片隅に押しやられたのだった。





 

『母さんに何て言えば良いんだよこれ…』


 つい独り言を言ってしまった。まぁ素直に言うしかないよな。色々聞かれるんだろな。母さんも今日の事は楽しみにしてたみたいだし。

 てかやっぱり才能無いと分かったら態度が変わってしまうんじゃないか。それが一番怖いな。

 気が重くなるが、家の扉をゆっくり開けた。


『ただいま…』


「アル。おかえり。」


 母さんが笑顔で迎えてくれる。が、まともに目を合わせられない。


「どうだった?」


『母さん…僕は才能無いみたいだったよ。』


「え!嘘…そんなことは…『嘘じゃないんだ。+さえも無かった』そんな…」


 やはり母さんを落胆させてしまった。正直僕も気分は落ち込んでる。


「才能が無いか…それはそれでしょうがないわ。アルは私の大事な息子に変わりは無いんだから。大丈夫よ。」


 若干硬い笑顔だが、母さんは笑い掛けてくれる。


『母さん…ありがとう。ちなみに剣、体、攻魔、学しかなかったよ。』


 よく分からない筋の良さMについては話はしない。部屋で落ち着いて考えたい。


『昼ご飯も要らないから、ちょっと部屋で考え事しとくよ。』


「そう…お腹が減ったら降りて来なさいね。」


『うん。分かった。』



 ボフン、とベッドに倒れ込む。


 はぁ、参ったな。どうしたもんかね。

 母さんも父さんもガッカリさせてしまうな…


 でも明らかにおかしいんだよな。表示が。まるで僕だけ違うシステムなんじゃないかっていう可能性がある。ステータスが見れるとか無いかな…と突如現れた。


□アル 【無職】□

  力 :5

 体 力:5

 素早さ:5

 器用さ:5

 魔 力:5

 抵抗力:5


 《アビリティ》

 剣術Lv2、体術Lv1、攻魔Lv1、学術Lv1


 《アクティブ》

 無し



『うお!マジか!……これは…』


 分かりやすい表示だな。何だろう、目に見えているというよりは頭の中に浮かんでいる様な不思議な感覚だ。


 アビリティのレベルがあるってことは実は鍛錬次第で上がるんじゃない?


 無職の欄が気になり、脳内でタップする様な感覚で押してみる。脳内タップとかいうパワーワードが飛び出た事に自分自身驚きを禁じ得ないが、もはや意味が分からない事だらけだから今更だ。


 出た!期待してたのはこれだよ!


◇戦闘職

  戦士

  闘士

  魔術師

  神官

  斥候

  弓士


 ジョブシステムだ。とりあえず6つの戦闘職。戦闘職に限定されてるのは何故だ。非戦闘職は…ないのかな?と思うとメッセージが出た。

 

〔非戦闘職は貴方の求めている強さには関係がありません〕

〔その数は100を超えますが表示しますか?〕


 僕はそっと〔いいえ〕を選んだ。

 うん。まぁ関係ないなら良いんだ。オッケー。



 とりあえずは戦士を選択してみよう。ポチッとな。


□アル 【戦士】レベル0□

  力 :5

 体 力:5

 素早さ:5

 器用さ:5

 魔 力:5

 抵抗力:5


 《アビリティ》

 剣術Lv2、体術Lv1、攻魔Lv1、学術Lv1


 《アクティブ》

 火魔法


 ほうほう。ほぼ変わらないけどレベル表示が出た。レベリング大好きな僕の為のシステムじゃないか。


 戦士の説明は…お、表示されるな。


〔主に武器を用いて戦う近接戦闘職〕

〔力と体力に優れる〕

〔脳筋〕


 うむ…何か最後の悪口じゃないか?まぁ力強いのは分かったけど。



 さっきまで落ち込んだ気分だったのにそんな気分は吹っ飛んだ。


 ただ、これは説明がしづらいな。

 隠れた才能が有るなんてバレたらそれこそ王国に使い潰されたりしそうだし。もう学校なんて行きたくないからな。僕はある程度の常識や勉強も出来るし、集団生活とかも日本で充分学んできた。無駄な事に時間を費やしたくはない。


 さて、今後はどうしたものか。


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