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離婚

この物語は全て創作です。モデルはありません。

美智子が他県で10年暮らした夫と別れ、子供2人を連れて地元の田舎に帰って来たのは33歳の時だった。



美智子の親はいわゆる在日韓国人で、パチンコ店や清掃業を扱う会社を経営しており、娘時代、姉と2人、まあまあ裕福な生活を過ごした。



しかし駆け落ちのように結婚した夫の実家でも、美智子の両親、親戚も、美智子夫婦に決して温かい目はむけてくれなかった。



特に夫の実家は代々土地持ち、地方の老舗の和菓子屋の跡取りで、美智子の父親の仕事をいつまでも悪し様に言った。



しかし美智子が耐えられなかったのは、夫の借金癖だった。



いつまでも母親は祖母に小遣い銭をねだる癖は抜けず、美智子に内緒で400万の借金を作った。



それまでもちょこちょこ発覚していたが、その時はもう我慢出来ず、気がついた時は子供達を連れて、実家に逃げ帰って来た。



夫も夫の実家も、美智子が勝手に出て行ったので、本来なら慰謝料を請求するところだが、夫にも非があるかるか、今後一切縁を切る事で無かった事にしようと言う。



メチャクチャな話だが、美智子は直ぐにその話に応じた。



もう、あの家に関わるのが一切煩わしかったのだ。



幸い、実家は裕福だったので、美智子達親子が出戻って来ても、当座の生活は困らなかった。



しかし....



ホッとしたのもつかの間、父親が過労で急死した。母親は若い頃の無理がたたり、病気がちで、寝たり起きたりだった。



近所に住んでいた姉夫婦が母親の世話をしながら実家に入る事になり、義兄の手前、美智子家族は独立ぜざるを得なかった。



美智子は、中途採用の募集のあった、損保会社の試験を受け、クレーム担当の仕事に就く事になった。



世の中の厳しさを知る、美智子の人生、第2の出発だった。



ハッシュタグ


#小説 #コメント大歓迎 #読者募集中 #夫の実家 #清掃業 #損保会社

離婚して働き出す美智子。第2の人生のスタートだ!

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