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「で、どこにいくつもり?」


 私はいい加減しびれを切らして、鼻歌交じりで三歩先を行く彼女に問いかける。

 家を出てから、彼女の後をついて歩いて、すでに10分くらいは経過しているだろうか。

 普段会社や遊びに出かけるのとは真反対の方向に進むもんだから、地理感覚があやふやで、どこに向かっているのかが段々と不安になってきた。

 彼女のことだから変な場所ではないと思うけど。彼女に関する記憶も曖昧な中でおかしな話だけど、何故かそんな風に信用することができた。

 

 そんなことを考えていると、先を行く彼女は立ち止まり、くるりと回ってこちらを向く。少しだけなびくスカートに周りの男性の目が集まっている気がするのは気のせいではないだろう。

 彼女はそんなことお構いなしに私だけを見つめてくる。


「そんなに心配しなくてもすぐつきますよ。ほら、この上です」


 彼女は笑顔で道の先を指差す。

 私も笑顔になる。釣られ笑いではない。引き笑いだ。

 彼女の指差した先には数百段の階段があった。



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