俺と神様達の座談会
美男美女ばかり六人に俺と言うのはなかなか壮観な光景である。
ユーナの夢の中で俺と神様六人は座り、子供神が淹れた緑茶を何故か飲む羽目になった。なぜに緑茶。懐かしいから飲むけど。
緑茶おいしいのとつぶやく子供神様。
すっげーかわいい。持ち帰りたいです。猛烈に。
零の女神と呼ばれる神様が男装装備一式の持ち主だったらしい。
勝手に下着一式を持ち出したことをメッチャクチャ叱られた。
良いじゃないですかっ?!
ユーナのこれからには必要なんだからッ!? 下着ドロじゃないですッ?!
あ。でもちょっとおっぱい大きすぎて合わないのですが中間サイズは無いのでしょうか。胸当てはユーナのお母さんが使っていますが。
……そういうと銀の髪の女神様の目が一瞬青から銀色に変わって見えた。
本能的にヤバいものを感じて黙る俺。
夢を追う戦神の剣を俺は使っているらしい。
やっぱり氷の魔神とやらもいるんだろうなぁ。
そう思いながらオカマ口調のガタイの一番いい神様と肩を叩き合って意気投合する俺。
この神様超気さく。
黒い服の神様からも下着泥疑惑についてチクリとやられた。
知識を司る銀の髪のお姉さんはほとんど発言しない。
悪い人ではないらしいが黒い服の長身の神様とピッタリ。
デキているのか貴様ら。リア充め。
やっぱさぁ。俺を呼んだのは皆さんですよねぇ。
そういうと全員にはぐらかされた。
この人たち嘘をつくのがヘタらしい。
いや、神様だから人かどうかアレだが。
ユーナはとても素直で優しい娘に育ちました。村の皆さま含めて皆様のおかげですと謝辞を述べると全員の顔色が少し変わった。
戸惑う彼ら。どうしたんだろう。
それは多分貴方のお蔭と銀色の髪の女神さまが言ってくれた。
う。嬉しい。保護者として俺は涙を禁じ得ない!
ところで、あのお父さんの映像ですが気になったことがありまして。
そう切り出したところで意識が無くなった。
気が付くと肝心な所をぼかされて俺は祠で寝ていた。
どうやらあの銀色の女神様。そうとう曲者だったらしい。