第4話:そこは人類未到達の地。
《クロクロ本編対応:第7話読了後推奨》
私「本編読まなくても読めます!」
K氏「……読んでホシイナ」
スキルを模索しつつ、ダンジョン探索を進めるモモンガさん。
その周囲には、なんかヤバい敵の影がちらほら……
この辺りで私は、この先のプロットがだんだん気になり始めた。
小説の設定資料は、一応ほとんど見せてもらっていたんだけど。
唯一、各話ごとのExcelマトリックスだけは、たまにチラ見させてもらうくらいで、あまり読んでなかった。(だって細かすぎるんだもん)
私「そういえば、人間のキャラクターって出てこないの?」
K氏「出てこないよ。ここは人間が入れる場所じゃないから」
なん……だと!?
え、じゃあ……
Q:モモンガさんのほぼ黒目のまんまるな瞳や、特有の平たいふわふわのしっぽを見て、キュンッとしてしまうマッチョなおじさん冒険者とか、絶対出せないの!?
A:出せない。たどり着けないから。
Q:どうしても肩に乗ってほしいと頼んでくるエルフ耳のおねーさんも無理!?
A:無理。同じ理由。
……私、絶句。
──K氏の構想、超絶ストイックな世界だった……
これ、完全に私の知ってる異世界ファンタジーの範疇外だよ!
もはや斜め上ですらなく、一致するワードが『ダンジョン』『スキル』くらいしかない感じ。(あとは『もふもふ』くらい)
…………ある意味、独創的なのか?
いや、でも、さすがにこの調子でモモンガさん1人で探索し続けて、2桁ページ超えるのは、エンタメ作品としてちょっとどうかと思う。
というか、おそらくK氏は、ヒロインとか、サブヒロインとか、サブサブヒロインとか一切考えてない!
これは由々しき問題すぎる。
それで、とうとう私は意を決して、K氏の構想に対し『思いのたけ』をぶつけることにした。
私「ヒロインのいない異世界ファンタジーなんて、炭酸の抜けたコーラと一緒だから!!」
もちろん、世の中にはまったくヒロインらしいヒロインの出てこない、面白いライトノベルだってあるとは思う。
とはいえね、現代コンテンツとしては、キャラクター数を揃えたほうが、強いんじゃないかと思うんですよ。
今は多様性の時代で、読み手に推しキャラがいるのは、ごく当たり前ですし。
……正直になろう。
──ぶっちゃけると、理屈抜きに人間キャラクターと主人公の会話が読みたい!
誰であろう私が!
あ、実際には、もうちょっとキャラクターのバラエティが欲しいとかそんな感じで言いました。
私にとっては幸いなことに、このままモモンガさんだけで書き進めることに、K氏本人もツラみを感じていたとのこと。
渡りに船。サブキャラクターを一緒に考えてみることに。
なにせ、人類には到達できないはずのダンジョン最下層。
モモンガさんのいる場所までは、やばいモンスターがうじゃうじゃいるわけで。
さて。
本来行けない場所に行ける人で、主人公を食っちゃわない、フィジカル強くないキャラクター像とは?
そんな感じで私が制約条件を挙げて、K氏が「それならこういうスキルかな」と考えていく。
「このスキルなら、こんな性格だと面白いかも」とか、「主人公と絡ませるならこういう属性あるといいよね」なんて会話が弾む弾む。
まさか家族と、こんな会話をする日が来るとは思わなかったなぁ。(たのしい)
──そんなわけで。
私の最推しキャラ、セレナ=ハーモニックさんが爆誕しました!
セレナさんがどんなキャラクターかは、よかったらクロクロの第7話をご精読ください。(この裏ストーリーが第14話になるので、そこもセットでぜひ!)
最近のWeb小説だと、主人公に絡むようなメインキャラクターは何人くらいが普通なんでしょうね?
いろんな属性のキャラがたくさんいたら映えますよね。でも少数精鋭もカッコイイしな……
どっちも捨てがたいです。
次回は「第5話:X始めました。」です。
よくある悩ましい問題について。




