第2話:たかがダンジョン、されどダンジョン。
今回は「情景」にまつわるお話。
K氏の壮大な構想をベースに、とうとう創出されたモモンガ小説第1話について。
出来立てほやほやのときの、自分の直球な感想は……
とにかく『読みにくい……』だった。
あ、でも、実際にアップされている第1話は、その時とは全然別物になってます。
(投稿するまでに何回も推敲を重ねてました)
「今の第1話とは全然違った」という前提で、そのとき私が思った『読みにくさ』の理由を書いてみようかなと思う。
K氏の第1話(Ver.0.1)はね……なんかこう目が滑るというか、頭に入ってこないというか。
……イメージがわかない?
うん、それかもしれない。
モモンガさんのいる場所が、よくわからないんだよね。
ダンジョンだからよくわからなくて当然なんだけど、今どきはダンジョンって言っても本当にいろいろあるし。
天然洞窟?人工的な構造物?
柱って、どれくらいの大きさなんだろう?そもそもここはどれくらいの広さなんだろう。
壮大なダンジョンっぽいから、すっごい広いのかも。
あ、でも、モモンガさんにとっては、うちのリビング程度でも広く感じるかもしれないな……
いやまて、彼が一般的なモモンガと同じ大きさとも限らないよな……(実はこのとき、主人公の大きさも、モモンガの種類も決まってなかった)
という感じで、最初のシーンから全然読み進められなかった。
家族が書いた小説だからここまで真面目に読もうとしてるわけで、ふつうにWebで読んでて「なんかよくわかんないな」ってなったらブラウザバックしたかも……
情景を長々と書くのは、Web小説ではあまり良くないって聞いたことがあるし、私の読み方が特殊なのかもしれないけど。
そうは言っても、ダンジョンの1ワードだと、多少は説明がないと全然想像がつかない。
このとき、ひとつ思ったことが。
『舞台がダンジョンって、実はけっこうハードルが高いんじゃない……?』
森とか、草原とか、街とか、ちゃんと一般的なイメージがある舞台だと、情景なんて一言も書かなくても、わりと読めちゃったりする。
なんなら、中華風とか、中世ヨーロッパ風とか、あらすじに書かれてるだけで、ほぼ想像で補完できる。
でも、ダンジョンって最近だと種類がありすぎて、『ファンタジー世界の敵がいるエリア』みたいな、すごく大きな枠の意味になるから、やっぱり説明があったほうがいいんじゃない?
それに──最初に一言だけ「天然の洞窟」って書けばいいものでもなさそう。
探索がストーリーの主軸なのに、それじゃ面白みがないしね……
で、ここは正直にK氏に伝えることにした。
私「うーん……ダンジョンのイメージがわかなくて、なんか読みずらいし、面白くないと思う」
K氏「…………」
このあとK氏は、猛然と1話の書き直しを始めた──
…………わけではなく。
当然のようにダンジョン階層の設定資料を、せっせと作り始めた。
──かくして、めでたくK氏の設定資料には「ダンジョン設定集」が追加されたのでした。
今回聞いてみたいことは、「情景は書きたい派?あんまり書かない派?」でした。
それぞれメリット・デメリットあると思うけど、小説の書き手として、読み手として、どっちが好きですか?
次回は「第3話:異世界テンプレをしない主人公。」です。
異世界に来たらお約束のアレがない。




