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第12話:この会話は録音されています。

ストーリーテンポを見直そう、というお話。

小説をほとんど読まないK氏が、小説を書き始めて、気が付けば20話も超えようというところまできた。

よくここまで続いたなぁ……感無量(かんむりょう)


最初の2か月なんて、Pv(プレビュー)数一桁くらいだったのに。


Xも始めて、Web小説投稿者ともつながりができて。

おかげでPv数がぐっと増えた。


文章は最初の頃より読みやすくなったし、感想でも地の文の評判は悪くない。

もふもふも描写も、戦闘のアクションシーンも、わりと好評だ。


でも──


K氏「あんまりPt(ポイント)増えないんだよね……」


私「じわじわ増えているとは思うけど……」


話数に比例してPtは増えてるし、私は、K氏が気にするほど深刻な状況じゃないと思う。


でも、たしかに『読ませる作品』かというと、どうなんだろう?

少し客観的に、作品を見直す時期がきているのかも。


1話がだいたい2000~3000文字前後。

流し読みなら1話5分くらいで……20話だと、100分か。


1時間半以上かかるんだ……


この作品……1時間以上を消費して、読む気になるモノになってるかな?


アレ、どうしよう……ひいき目に見ても、きびしい気がする……


少なくとも数話読んで、先の展開を期待させる『何か』がないと。


『何か』……『何か』……


……その『何か』が、まだないのか!


私「あのさ、この小説って『壮大なストーリーライン』を考えているわけでしょ?だけど、まだそういうエピソード出てきてないよね?」


K氏「そうだね、予定だと○○があって、次に○○だから……そういうエピソードは30~40話くらいかな」


私「……いや、遅すぎるんじゃない?」


K氏「えー……でも、ほら。このマップと、プロットで、ちゃんと順番が決まってるんだよ」(不満げ)


K氏の言い分では、「ダンジョンのエリア到達」と「ボスとの遭遇」と「スキルを覚えるタイミング」を、綿密に練ったうえでの構成とのこと。

主人公の背景を語るエピソードも、それに合わせて考えているんだとか。


私「それさ、もっと早い段階から、この先で『魅せる展開』をチラ見せしていかないと、読む方はわかんないよ」


K氏「……」(聞きながらスマホいじってる)


なんかスマホいじってるけど……一応聞いてくれてるみたい。

よし、このままもう少し言っちゃうか。


20話まで読んで、主人公の活躍を予感させる部分がなかったら、期待感が無くなって読まなくなってしまうかも。

「これは『何か』がありそう」という感触を、読み手が感じ取れるエピソードが必要じゃない?


K氏「あ、ごめん、『魅せる展開をチラ見せ』のところから、もう1回言って!」(スマホをタップ)


私「え……な、なに??」(困惑)


K氏「あとで聴き返せるように、録音してる」(真顔)


──録音、してた!!


家族の気安さで、思ったことをとうとうとしゃべってるだけなんだけど……

これ、録音して、後から聴きなおすの……?


K氏が『マジで単なるメモのために録音してる』のはわかっているので、それ自体はいいんだけど。


むしろK氏の執念、すげぇ……


続きを読ませるために仕掛けるエピソードを「フック」と言ったりしますよね。

小説を書くときに、フックを仕掛けるコツってあったりするんでしょうか?


「よくこんなフックを仕込むよ」とか「こういう展開は気になっちゃう!」とか、フックにまつわるお話があったら、ぜひ聞いてみたいです!


次回は、もう書いちゃったストーリーに、どうやって「フック」を入れようか悩むお話にしてみようかな……

次回は「第13話:主人公はまだ何も知らない。」です。

知らないものはしょうがない……?

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― 新着の感想 ―
フックの話、興味深いけれど、とても難しい問題だと思っています。 「状況を理解する上で必要な情報が欠けている」と思わせることが最低限の条件なんでしょうけど、引きとかフックの作り方にも「品の良さ/悪さ」…
録音するK氏がすごい!それだけ真剣なのですね。自分はよく「この時の〜がああなるなんて思っても見なかった」とか、「あんな風になるなんて」とかよく使いますね(笑) 構成は推理漫画を参考にしていますが、最近…
 なんかこういう創作論みたいな話とかも結構好きで、なんか毎回覗きに来たくなっちゃうんですよね。まだ作品は読めてませんが、今回もお邪魔します。  週刊漫画雑誌だと、最初の数話で読者を掴まないと打ち切り…
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