第6章:艦長、逃亡する
艦内で追いかけっこが始まった。
「待てぇぇぇぇ!!」
「いやぁぁぁ!! 仲間を売るなんて最低!!」
「お前のせいでこの艦の財政がピンチなんだよ!!」
「大丈夫! ちょっと逃げ回れば、そのうちみんな私のこと忘れるから!」
「銀河連邦がそんなに甘いわけねぇだろ!!」
逃げるレイラ、追うライナー。
そこに通信士のルナが慌てた声を上げた。
「ちょ、ちょっと二人とも! こんなことしてる場合じゃない!」
「んだよ、ルナ。今、艦長を確保しないと──」
「今度は宇宙賞金稼ぎが艦を狙ってるの!!」
「は!?」
モニターに映し出されたのは、巨大な戦艦。そしてその艦長席に座るのは……。
『久しぶりね、レイラ。逃げ回るのはもう終わりよ?』
銀髪の美しい女性が、不敵な笑みを浮かべていた。
「ちょっ!? まさか、アイツが来るなんて……!」
「知り合いか!?」
「うん、元・相棒!!」
「やっぱりかぁぁぁ!!!」
こうして、《スターダスト号》は新たな危機に突入するのだった──!
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