第5章:ポンコツ艦長、賞金首になる!?
「おい艦長! お前、銀河連邦に指名手配されてるぞ!!」
ライナーが戦艦《スターダスト号》のモニターを指さすと、そこには艦長レイラ・スピカの巨大な手配書が映し出されていた。
── 【指名手配】レイラ・スピカ
罪状:詐欺、窃盗、オークション詐欺、騒乱罪、ついでに高速宇宙道路でのスピード違反
賞金:500万クレジット
「……おかしいなぁ。なんで私だけ?」
「"なんで"じゃねえよ!!」
ライナーが頭を抱えた。
数時間前、彼らは宇宙オークション会場をぶっ壊して逃げ出した。そのせいで会場のオーナーがブチ切れ、銀河連邦に訴えたのだ。
「なんで俺じゃなくて艦長だけ指名手配されてるんだ?」
「そりゃ、副長のあなたは"商品"扱いだったからね!」
「ぐぬぬ……」
ライナーが拳を握りしめる。
一方、操縦士ジークはケラケラ笑っていた。
「いやー、でも500万クレジットって結構な額だよなぁ。どうする艦長? 自首する?」
「するわけないでしょ!!」
「まぁ、俺たちが捕まえれば、一気に大金持ちになれるけどな?」
ライナーがじっとレイラを見つめる。
「お、おいライナー? なんか目がヤバいんだけど……?」
「500万クレジット……それだけあれば、最新の防御シールドも買えるし、艦の燃料だって余裕で補充できる……」
「ちょっ!? まさか本気で私を売る気じゃ──」
「確保!!」
「きゃああああ!!!」
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