第2章:敵襲!? と思ったら……
レイラ艦長がようやくブリッジに登場したころ、警報が鳴り響いた。
「艦長! 未確認戦艦が接近中!」
「ええ!? まだ目が覚めてないのに!?」
「しっかりしてください!」
画面に映るのは、明らかに怪しい宇宙海賊船。
「……よし、通信を繋いで!」
画面に映ったのは、派手な髭をたくわえた宇宙海賊の親玉。
『我々は宇宙海賊ブラッドヘルム団! 貴様らの貨物をよこせ! さもなくば……』
「……」
「艦長?」
「……あれ、あの人……」
レイラは首をかしげる。
「前にどこかで会ったような……」
『バカな! 我々は宇宙の悪党……』
「思い出した! あんた、この前、宇宙ラーメン屋で私の餃子を盗ったやつだ!」
『……え?』
「おいおいおい、まさか海賊のくせに、ラーメン屋で女子の餃子を盗むとは……」
「そりゃ最低ですね……」
「いや、違う! 誤解だ!」
海賊団のボスはあたふたしていたが、乗組員たちの視線が冷たくなっていく。
「艦長、どうします?」
「決まってるでしょ! 餃子の恨みは深いのよ! 主砲、発射!」
——こうして、《スターダスト号》は今日も適当に戦いながら、宇宙を旅するのだった。
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