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愛國と欺瞞

作者: 正道派 羽柴

愛國主義の教義は多くの場合、国家主義的国粋主義に用いられます。表面的には全くその通りです。

では国家主義者や国粋主義者が愛國主義者かと言えば、私にはそうは見えません。この矛盾を今回解説致します。

愛國主義は広義には、郷土、民族、国史が含まれます。

郷土愛は土着を愛し、知人を愛する心です。

民族愛は自己民族を肯定し、認め愛する心です。

国史愛は歴史を正当化し、文化を愛する心です。

これらと、国家利益のみを追従する愛国者には隔たりがあります。経済的な壁です。

多くの官僚、政治家、資本家は利益追求のため合理化された市場を選び、結果自国を最優先化します。愛國主義であるとも、そうでないとも言えます。過去、利益率により自国を放棄し他国に逃げる者も出ております。愛国的一面=国粋主義的一面を持ちながら、いつ裏切るかわからない利己主義者であると言えるでしょう。

一方、前者は自己肯定化とも言えますが、自己を裏切る事は自国を裏切ることより難しいため最も愛国的と言えるでしょう。

私は真の愛國を語るには二.二六事件を外すことは決してできないと考えております。戦前内閣で愛国者=国粋主義者側が天皇陛下と軍部を利用し利己主義に傾倒していた反面、前者愛国者が自分の郷土の惨憺たる有様に憤慨していた事実があります。これこそ愛国の矛盾であり、売国奴の罠だと考えております。国家転覆を最も早く成し遂げる方法はテロでも革命でもありません。内政で国家の権力を奪い取る事です。血を流す事もなければ一見国家転覆したように見えません。しかし事実国家の方向性が変わっているのですから、それは国家転覆と言えましょう。この事実に気づいた二.二十六蹶起将校は国粋主義者=利己主義者を斬奸しました。権力者は農村部の崩壊すなわち庶民の疲弊など知った事ではありません。ゆえに農村部や庶民の出身者が皇道派になり、愛國戦士として天皇を傀儡し国家を売った犬を斬奸したのです。愛國主義は知名度が高く、また色々な団体が使用しているイデオロギーな為誤解が多いように感じます。

自称愛国者の欺瞞は必ず斬奸せねばなりません。目に見えない国家転覆をする工作員は現在政界に蔓延っております。あなたがもし愛國戦士ならば二.二十六蹶起将校を想起していただきたい。

亜米利加に媚を売る日本人が愛國者でしょうか

中国から支援される日本人は愛國者でしょうか

いざとなれば自衛隊を派遣し、自らは防空地下に籠る官僚、政治家は愛国者でしょうか

我々日本人は危機感を持つべきラインをとうに超えました。台湾有事の際に自分が何を守るか。また誰が護ってくれるのか今一度考える時が来たようです。

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