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第49話 はじめての……

部屋に戻った私はストレージからザラララーっと魔石を取り出した。

小鬼とか兎とか小さい魔物や弱い魔物から採ったクズ魔石を床に置く。

思った以上に沢山あるね。

それもこれもくーちゃんのおかげね。

キングボアやコカトリスと言った上位の魔物の魔石は今回は使わないでおく、勿体無いからね。

で、何を作るのかと言うとクズ魔石を寄せ集めて消音の魔法を組み込んだ魔道具を作ろうと思う。

外の音は聞こえるけど中の音は外には聞こえない、消音出来る範囲もある程度の大きさで丁度いい大きさに調節出来るようにツマミが付いた仕様で。

消音の持続時間は鐘4つ分くらい持てば十分かな。


「では、しますか。」


『創造魔法』と頭の中で念じる。

形は女神様から貰った結界石と同じような形で、仕様はさっき考えた通り。

クズ魔石の周りに円環が浮かび上がり薄っすらと光っている。

クズ魔石が浮かび上がり重なり合い溶けるように1つになってゆく。

そうして少し大きめのツマミの付いた魔石がコロンと出来上がった。

魔力はまぁまぁ持っていかれた感はある。

けど今じゃもう規格外に魔力が多いからちょっとやそっとじゃ使い切れないぐらいある。

だからちょっとくらい使ってもほとんど減った気がしない。

魔力の余力もあるしクズ魔石もまだあるから次は予備の結界石も作っておこう。

これも余裕を持って作製出来た。

うん、上出来。


じゃ、上手く作製出来たか試してみないとね。



ふう。


もう我慢の限界。


実はね、さっきから身体の奥がチロチロと火が点いたみたいになっててすごく切ないのよ。


でも声が出ちゃうかもしれないから……そんな声聞かれたら恥ずかしいじゃない。

だから消音の魔道具を作ってたの。


結界石を発動。

続いて消音石も発動っと。


上手く動作してるかな?



ベルさんとカーリーさんに挟まれてふにふにと柔らかい双丘が当たる。

ツンと尖った蕾同士が擦れると声が出そうになってね。


んっ。


想像しながら自分で触れてみる。


あん。


柔らかくて    すっごく柔らかくて……


これ   ヤバイ。 すごく気持ちいいかも。


服の上からじゃもどかしくて切ないから思い切って直に触れてみる。


っ!!! あぁ


いまビリって電気が走った。


すごい


今声出ちゃったけど大丈夫だったかな?


上だけでこんなに気持ちいなんて……これで下も……どうなるんだろう。


ドキドキと煩い心臓の音を感じながらそっと手を下へ移動させる。



…………っ!!!!!



上からそっと撫でただけでこれ?

頭のてっぺんまでビリビリって電気来たよ?


ヤバイってこれ。 凄過ぎだよ。


女の子が声出るの当たり前だ。

こんなに気持ち良いいんだもん、我慢できる訳ないよね。


お腹の奥がキュンキュンする。

頭の中が真っ白になってゆく。


もう  ダメ。


ダメだよ。


んっ。   んん~~~~っ!!




……



………………




…………………………





朝です。

おはようございます、オルカです。

検証(むふふ)は自宅が出来てから? あれは嘘ですゴメンなさい。

昨晩は初めての事で大変楽しませて頂きました。

だってぇ、あんなにすごいなんて知らなかったんだもん。

あれはダメだよ、危険が危ないよ。

おかげで欲望的にはスッキリだけど体力的にはげんにょりよ。



えーっとね、ベッドに『洗浄』と『乾燥』をかける。

痕跡を隠すための隠蔽工作よ、悪い? 

知られたら恥ずかしいのよ。 乙女心を理解しなさいよ。

ついでに下着もワンピースも、勿論自分にも『洗浄』と『乾燥』よ。

それから新しい下着に着替えて隠蔽工作完了っと。

これで絶対にバレないはず。


か ん ぺ き


あ、そうそう忘れずに結界石と消音石に魔力を補充しとかないと。

今夜もお世話に……


ブラシで髪の毛整えて、ワンピースは……乱れは無し。

よしっ、朝ごはんに行くぞ。


トントントン


足取りも軽やかに階段を降りて食堂に向かう。


「カミラさん、おはようございます。」

「おはよう、よく眠れました?」


「ええ、まぁ。」


何となく答えにくいわよねぇ。

でも音は漏れてないハズだからシラを切り通せば大丈夫かも。


「あぁ、なんか昨日の夜はみんな激しかったものねぇ。 声が漏れ聞こえて来て私もつい……げふんげふん。」


つい? あらあら。


「貴女も災難だったわね、煩くて良く眠れなかったでしょ。」


いえ、疲れもあったのでぐっすりでした。

そう言って笑って誤魔化した。


「あ、私ごはんの前に先に従魔にごはんあげて来ます。」


そう言って厩舎にくーちゃん・さくちゃんの顔を見に行く。


「くーちゃん・さくちゃんおはよう。今ごはんにするね。」


くーちゃんには獣のお肉を、さくちゃんには昨日の果物の絞った残りとお肉。


(主様おはようございます。今朝はスッキリとしたお顔でございますね。)

(お主人様おはよー。お肌がつやつやですっごい綺麗です。)


ぎくっ。 鋭いっ!


(そ そうね、昨日はお風呂にも入れたしベッドで眠れたからね。)


ごはん食べたら迎えに来るから、そうしたら領都の探検&お買い物に行くから護衛お願いね。


((御意。))


くーちゃんたちにお願いして私は食堂へ行く。


あれ? 人が少ない?

どうしてだろう。

冒険者って朝が早いから朝ごはんも早く食べるもんだと思ってたのに。

食事を食べてる人もこっちを見て……ポッと頬を染めてちょこんと会釈してくれた。


ん? 今の反応はなに?

なぜそこで頬を朱に染めるの?

首を傾げつつも席に着いて給仕の女の子に朝ごはんをお願いする。


「お待たせいたしました。」

「ありがとう。」


そう言って笑いかけると女の子はパーッと花が咲いたように微笑んだ。

うん、やっぱり女の子の笑顔はいいものね。

可愛い子の笑顔は心を豊かにしてくれるわ。


朝食を頂いているとアルマさんたちが降りて来た。

3人とも目をしょぼしょぼさせて眠そうにしている。

あ、そゆことね。

3人ともハッスルしちゃったんだ。 お盛んね。

人の事は言えないけどバレてなければ大丈夫。


「アルマさん・ベルさん・カーリーさん おはよう。 相席どうぞ。」

「「「おはよう。」」」


「オルちゃん私のお嫁ちゃん!」


ちょっ、カーリーさんいきなり抱きついて来て何?


「あーっ、カーリーずるいー。 私もー。」


ベルさんもどうしたの?

ちょっと困ってアルマさんの方を見ると


「ベルもカーリーもオルカさんの事気に入ったみたいで、昨日の夜は二人が盛り上がっちゃってねぇ。すごかったのよぉ。激しくって。」


そう言って艶っぽく笑うアルマさん。


「すごく捗った♪」

「今まで一番だったかも♪」


想像はつくけど、まぁ あれだね。

どんなだったかは察しろとそうゆう訳なのね。


「アルマだって、昨日の夜はノリノリだったくせにー。」

「そうだそうだ。」


「えっ、アルマさん彼氏さん居るんじゃなかったの?」

「もしかして両方イケるくち? 」


「うん、私は好きになったらどっちでもOK!」


あ、そうですか。 柔軟性あるんですね。

私は殿方はさすがに無理かも(元男だからなおさら)。

その後も朝食に来る人来る人が私を見て頬を染めたり、潤んだ目で見つめてきたりしてた。


「あっ、昨日の貴女。 昨日の夜は捗っちゃってねぇ、ありがとう。」

「マイ・ハニー、今夜は私じゃダメ?」


はい? 今何とおっしゃいました?

いや、いやいや、イヤじゃなけどちょっと困る。

私まだ初心者だし。

歴戦のお姉さま方の相手は務まりませんわ。

何だかよく分からない理由をつけてお断りさせて頂いた。


結局ほぼみんなが寝不足って……


冒険者なのに夜の冒険しちゃダメじゃない。




一旦部屋に戻って朝のお勤め。

『創造魔法』でお米を作って、ステータスの確認しなきゃ。



名前  オルカ・ジョーノ(城之内 薫)

種族  半神 界渡り人

職業  冒険者 テイマー 巨乳 美少女

称号  魔物たらし 人たらし

年齢  13歳

HP   113/113

MP   13,657/13,797

ユニークスキル

 言語理解

 創造魔法

 スキル獲得優遇

 魔法の才能

 芳香異体

 ストレージ /時間経過無効1つ・容量制限有(地球一個分)・時間経過有1つ

スキル

 魔法 火  LV7

 魔法 水  LV7

 魔法 風  LV8

 魔法 土  LV7

 魔法 木  LV7

 マッピング LV7

 鑑定    LV8

 分析    LV8

 魅了    LV9

 誘惑    LV5

 房中術   LV1

 気配遮断  LV7

 忍び足   LV6

 隠蔽    LV3

 探知    LV7

 探索    LV7

 索敵    LV7

 警戒    LV7

 木材加工  LV6

 金属加工  LV5

 食肉加工  LV6

 魔道具作成 LV2

 魔法付与  LV2

 採取    LV7

 採掘    LV5

 並列処理  LV7

 解体    LV7

 料理    LV6

 服飾    LV1

 魔力操作  LV8

 狙撃    LV7

 身体強化  LV8

 豪運    LV777

従魔

 葛の葉(妖狐) クイーン・スライム


女神の祝福

 HP/MP 自動回復(小)

 毒・麻痺・呪い・魅了・混乱等の状態異常耐性(小)



…………


………………人たらし。


また変な称号が増えてる!

私のせいじゃないのに のにのにのに。

MP13,000オーバーってもうこれは絶対に人に言えないレベルだわ。

間違っても見られたらダメなやつね。


各スキルの伸びはそんなでもないかなぁって感じ。

スキルもここまで来るとレベルアップしにくくなるみたい。

でも! なんで魅了がLV9な訳?! あと1つでカンストじゃない。

しかも全スキルの中で一番レベルが高い!

誘惑もLV5にまで上がってるし。

何なのよ、もう。

そりゃあ、最近ちょっとばかり女の子とキャッキャウフフしてたけどさ、それにしても誘惑LV5は酷くない?

私ちょっとガッカリだよー。

そして、ついにかどうか分かんないけど房中術LV1が生えました。

これはきっと昨日の夜検証(むふふ)したのが原因か。

あと、服飾LV1も生えた。これは地味に嬉しいね。

隠蔽スキルがLV3に上がったので任意の3つだけを表示させるか、任意の3つを非表示にするか出来るようになった。

なので私は「名前」、「職業」、「年齢」の3つだけを表示設定にした。

くーちゃんたちは「名前」、「種族」、「職業」の3つを表示にしようと思う。



鐘が鳴ってる。 4の鐘ね。

じゃ、そろそろ領都の探索に行こうかな。


今日は楽しいお買い物デーだよ♪






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