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第163話 ライフルと手長熊

兎狩りを堪能したリズたち3人は結局翌日もその翌日も同じように兎狩りをして拳銃での狩りを楽しんだ。

離れた所からこっそりと狙い撃つ。

上手くいくと安全に狩りが出来る、これは魅力よね。

無理して近接戦闘をしなくていい分気が楽だからねー。

特に私とドロシーは致命的なまでに近接戦闘に向いてないって自覚はあるから尚更よね。

リズとメロディは元々剣を使っての近接戦闘をしてたので遠距離攻撃が出来るようになる事で攻撃の幅が増えるって素直に喜んでた。

3人とも拳銃の扱いにも大分慣れたようでかなり手際よくなっている。

弾も結構使っちゃってたのでまた新たに補充する。



定宿にしているカミラさんの宿の延長した30泊も今日が最終日。

宿に戻っていつものように部屋の鍵を受け取る時にカミラさんから続けて泊まるのかどうかを聞かれる。


「一応今日で予約分は最後の宿泊なんですけど延長するわよね? って言うか延長して欲しいの。オルカさんの作る果実水のおかげでお風呂が盛況でかなり儲かってるのよね。だから他の宿に移るとかでないならこのまま続けて泊まって欲しいかなぁって。」


カミラさんぶっちゃけ過ぎ。

そのまんまじゃないの。

悪気はないんだろうけど、ちょっとはオブラートに包むとかしたら?

まぁ、この宿は気に入ってるから続けて泊まるつもりではいたけどさ。

なのでカミラさんの明け透けな発言に苦笑しながらも追加で22連泊のお願いをする。

え?

なんで22連泊なんて中途半端な数字なのかって?

それはあと22日で夏の後の月が終わるから、分かりやすく元世界の暦で言うとあと22日で8月が終わるからって事。

それとあと13日ほどでただ今絶賛リフォーム中のお屋敷の工事が終わって引き渡しになる予定なんだけど、万が一引き渡しが伸びた場合を考えての8月いっぱいまで借りる事にした。

と言う事で、22連泊分の宿泊代を一括で前払いする。


「ありがとうございます。確かに頂戴しました。」


カミラさんが恭しくお金を受け取る。

では、またよろしくお願いしますね。

そう言って私はいつもの部屋へと戻って行く。

住み慣れた我が家みたいな感覚か。

それももう少しで終わるのか、そう思うとなんかちょっと寂しい気持ちにはなるわね。

寂しい気持ちの反面、リズたちと一緒に住むと言う新たな刺激が待っていてワクワクしている自分が居る。

リズたち3人はとってもいい子だから私としてもとても楽しみにしている。

あと孤児院の子たちの身元を引き受けるので、私もしっかりしないとって気を引き締める。

私がしっかりしないと子供たちも安心して働けないし暮らせないもんね。



明けて翌日、今日も晴れ。

日本の夏とは違いこちらの夏は真夏と言えどけっこう過ごしやすい。

例えるなら山の中の避暑地に行ったような感じかな。

日中はそこそこ暑くなるけれど、あの過酷なまでの灼熱の猛暑日を知っている身としてはまだぬるいなと感じてしまう。

私としては十分快適温度なのだけれど一緒に歩いている3人は、特にリズとメロディは暑さが堪えるみたい。

そんな3人と一緒に森を目指して歩いている。

今日も引き続き常時依頼の兎狩り。

ただこれまでと違うのは、今日は兎を探すついでにこの間作ったライフルの威力を確認したいからそれ用の魔物とか居ないかをっくーちゃんに探して貰っている。

くーちゃんの探知の範囲は広いし、こうゆう遮蔽物の多い森の中だと特に有用なのよ。

森の小径を歩いているとくーちゃんから念話が届く。


(主様、報告がございます。)


(ん? なんか適当な獲物でも見つかったの?)


(いえ、それが、どうも新たな間諜が二人わたくしたちの後を尾けておりまして、それをいつものあの二人が接触を図ったようです。)


なんと! それは大変。

新たな間諜って事はやっぱりあれだよね、いつだったか追跡して来た二人だっけ?その人たちの関係者、つまり新たな追手って事でいいんだよね?

だとしたら私完全に狙われてるなー。

リズたちを不安にさせる訳にはいかないから何食わぬ顔で歩きながらくーちゃんと念話で会話する。

どうしたもんかね。

このまま黙ってればいつもの二人、マイキーさんとイルゼさんが何とかしてくれるんだろう。

おんぶにだっこで申し訳ないけれど別にいいよね?

そんな事をくーちゃんと話す。

そのまま素知らぬ顔で暫し歩き続けるとくーちゃんからまた念話が届く。


(どうやら決着がついたようです。 4つあった反応の内2つが消えて残っているのはいつものあの二人の反応だけです。)


(それってつまり、アレよね?)


(そうで御座いましょうね。)


そっか、新たな刺客は彼らによってまたまた消されたのか。

こっちの世界ってほんと人の命が軽いのよね。

例えば盗賊に襲われた場合返り討ちにして死なせてしまっても罪には問われないとか、冒険者はどこまでいっても自己責任とか。

現代日本に生きていた私には想像も出来ない事がごく当たり前の事として受け入れられている。

こっちに来て2ヶ月とちょっと、これにはまだ慣れないなー。

それにしてもあの二人何気に優秀なのね。

こんど頂くお屋敷の警護要員として欲しいくらいだわ、まぁ無理だろうけど。


(おや、二手に分かれて別々に行動するようですね。)


くーちゃんの報告によると今回は二人とも戻るのではなくて戻るのは1人でもう1人はそのまま監視を続けるみたい。

そりゃそうか、ひと月もしない間に2回も刺客が送られて来てるんだもん護衛の人たちも慎重になるよね。

私としては安心出来るからいいけど、護衛の人たちも大変だ。

今度また何か差し入れでも持っていこうかな?

くーちゃんに念話でそう話したら微妙な感じで沈黙された。

なぜに?


(さて、それでは狩りでも致すとしましょうか。)


どうやら兎を見つけたみたいね。

木の根っこが張ってたりしてボコボコしててちょっと歩きにくい。

私たちは森の中の小径から外れた獣道をくーちゃんの後について歩いて行く。

今日も今日とて私たちは兎狩りをする。

今日で連続4日目、それだけ兎狩りをしていると当然射撃も上手くなると言うもの。

リズたちは最初の頃のぎこちなさも無く流れるようにスムーズに拳銃を扱っている。

慣れってすごいね。

サッと構えてピタッと止まったと思ったら迷わず撃つ!

堂に入ってると言うか何というか。

これはリズたち3人は絶対に怒らせない方がいいな、うん。

そんな私の思いなど知らない3人は嬉々として兎狩りをしていたとさ。


(主様、熊を発見しました。)


(おっ、じゃあ案内してくれる?)


やっと見つかった。

ライフルの威力を試すには兎ではなくてもっと強い魔獣じゃないとね。

例えば鹿とか猪とか熊とかね、そう言うある程度大きくて強いのが望ましい。

ただ心配もあるにはある。

弾の威力が足りなくて仕留め切れなかった場合ね。

そうなったらそうなった時に考えるけど、まぁくーちゃんとさくちゃんが居るから仮にそうなっても慌てる必要はないってのは気が楽でいいよね。

私はライフルと取り出すと「ガシャ」っとレバーを操作して弾を充填する。

その様子を見ていたリズたちがこちらを見ながら警戒度合いを少し引き上げる。


「それってケンジュウ? なんか大きさも大きいし長さもだいぶ長いみたいだけど。」


リズが周りを警戒しながら聞いて来る。

うん、そうだよ。

これも「銃」の一種。


「くーちゃんが熊を見つけたって言うから。これはみんなに配った拳銃よりも強い武器なの。」


そう言いながら私も『探知』と『警戒』のスキルを同時発動させて周りを目視で確認しながら慎重にくーちゃんの後をついて行く。

熊と聞いてリズたちもスラっと剣を抜き警戒しながら歩いている。


「で、その長いのなんだけどやっぱかなり威力はあるんだよね?」


「その筈だよ。それを確かめにこれから熊を狩りに行くの。」


「大丈夫なの?」


メロディが少し心配そうに聞いて来るけど私はそれ程心配はしていない。


「万が一……」


「大丈夫よ、万が一は起きないから。 仮に何かあってもくーちゃんたちが居るから心配無用だよ。」


そう言うとくーちゃんが任せろと言わんばかりに尻尾をばっさばっさと振っている。

ほらね、くーちゃんもこう言ってるし大丈夫だよっと。

私はメロディを安心させるように努めて穏やかにそして優しく笑いかける。

それを見てメロディもちょっとは安心したのか身体から余計な力が抜けたみたい。

良かった。


(主様、そろそろ。)


(分かった、ここからはそぉーっと慎重にだね。メロディたちにも言っておくよ。)


後ろを振り返りながら声のトーンを抑え目に小声でリズたちに話しかける。


「これから熊の居る所まで行くから静かにそっとついて来てね。」


そう言うと3人は静かに首を縦に振る。

まぁまぁ、そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。

そう言ったら、


「そうだね、くーちゃんさんたちが居るから安心だよね。」


と返って来た。

いや、そうなんだけど私も居るからね。 ね。

あくまでもくーちゃんたちは万が一の時の押さえだから。

基本は私が熊をやっつけるの。

お分かり?


「「「あー、はいはい。」」」


ヒラヒラと手を振りながらワリといい加減に返事された。

くっ、見てろよ。

バシッと熊を討伐して目に物を見せてやるんだからぁ!

私たちのやり取りなど知らん顔でゆっくりと風下からこっそりと近づいて行くくーちゃん。


居た、熊だ。

私の『鑑定』さんによるとあれは手長熊ね。

地球産の熊って手足はそんなに長くはない。

こっちの世界の熊も普通の熊は地球産の熊とさほど変わりはないんだけれど、この手長熊は読んで字のごとく腕が長く見た目はゴリラのような背格好をしている。

見た目はゴリラっぽいんだけれど顔や被毛はまんま熊。

ゴリラより腕が長く地面に届きそうなほどだ。

立ち上がると多少の不自然さを感じるくらいには腕が長くだらんと下がっている。

その太い腕の先には鋭く長い爪が生えている。

この凶悪な爪で狙った獲物を攻撃し切り裂き行動不能にする。

更に言うと爪の攻撃がなくともあの太い腕で殴られたら骨折程度では済まないであろう大怪我を負う事間違いなし。

下手したらそのまま合掌なんて事になりかねない、それ程の脅威だ。

さて、そんな凶悪凶暴な手長熊を相手に私が勝つためにすべき事、それは攻撃を受けない事。

それに尽きる。

なので結界は必須、その上でライフルで攻撃する。

ライフルが駄目なら魔法攻撃って手もある。

ぶっちゃけ魔法の方がいいような気もするけどそれはそれね、攻撃魔法って確かに強いし有効ではあるけれど周りに与える影響もすごいからそう簡単にぶっ放すって訳にはいかないのよ。

念の為私はいつものように結界の魔道具を起動させる。

私は後ろを振り向きながら3人に向かって話す。


「危ないから私の後ろに下がってて。 万が一は無いとは思うけど何かあってもくーちゃんが何とかしてくれるから安心してて。 あ、ドロシーはこっち。」


そう言って手でおいでおいでする。


「え、なんで。」


「いや、怖いかなーと思ってさ。怖い時は私に引っ付いてればいいから。さぁさ、遠慮しないで。ぐぐっと近ぅ寄れ。」


「なんかヤダ。」


「どうしてよ。私はドロシーの為を思って。」


「だって何かされそうなんだもん。」


「何もしないよ。私が何かしそうになって見える?」


「見える。」


即答ですか、そうですか。


「私の目を見て。それでも信じられない?」


「うん。」


「「……。」」


「何もしないって、ホントにホントだよ。ドロシーは後ろからギューって抱きついてくれるだけでいいから。 ね。」


「何が ね なのよ。怪しいにも程があるでしょ!」


「怪しくないよ、ホントだよ。」


「……。」


「迷ってるなら思い切ってやってみたら?」


「何か、さもイイ事言ってるみたいな爽やかな顔してるけど、言ってる内容自体はそこらの男どもと何ら変わんないよ。」


「んもー、ドロシーったらツンデレ。」


「いっこもデレてないしっ!」


「照れ屋さんなんだからぁ。」


ジト目をしているドロシーの何と可愛らしい事か。

ドロシーは笑っても怒っても何しても可愛いのよね。

はあぁ、お持ち帰りしたい。


「漏れてるってば……。」


そこにはザザザッと後ろへ下がるドロシーが居た。

残念無念。


「ねー、まだぁ?」

「まだイチャイチャすんのー?」

「「私たちヒマなんだけどぉ?」」


「イチャイチャしてないし!」

「もー、リズもメロディもヤキモチ妬いてるの?」


って、あれ?

何かドロシーと認識のズレが起こっているような。


「それよりさー、熊どうすんの? 熊狩りするんでしょ? 早くしないと逃げちゃうんじゃない?」


おっと、そうだったそうだった。

リズたちには後ろに下がって貰い、くーちゃんには念話で3人の事を守ってあげてとお願いしておく。


『探知さん』によるとこの先木々の向こうに手長熊が居る。

風下からゆっくりと近づくと果たしてそこには堂々たる体躯をした手長熊が居た。

日本のエゾヒグマの大きさはオスで体長1.9~2.3mくらいと言われていたが、この手長熊はそれよりも大きく見える。

遠目ながら体長3mはあろうかと言う巨体だ。

マジ?

ちょっとデカすぎない?


(ねぇ、くーちゃんアレすっごく大きいように思うんだけど大丈夫?)


(あんなものですよ。ごく普通の大きさかと。)


そうなんだ、あれで普通なのね……。

あれをくーちゃんは事もなげに狩って来てたのね。

失敗したかな?そう思わずにはいられない程の大きさと凶悪さだ。


ライフルを構え、息を潜め一歩づつゆっくりゆっくりと近づいて行く。

気配遮断や忍び足と言ったスキルを使い相手に気取られないように慎重に歩を進める。

耳元でキーンと耳鳴りのような音が聞こえ否応にも緊張感が高まる。

一歩、さらに一歩。

ドキドキして心臓の音がうるさい。

目視で十分な距離にまで近づく事に成功する。

位置的には手長熊を横から見ているような感じだ。

獲物はまだこちらに気付いてない、ならば後はライフルを発射するだけ。

気持ちを落ち着かせゆっくり息をはき止める。

人差し指をそっと引き金にかけ手長熊の頭に照準を合わせ


shooting!


パァーン!


よしっ! 当たった!


そう思ったその瞬間弾が弾かれた。

どうやら当たる角度が悪かったようで頭蓋骨の表面を滑るようにして皮膚を裂いただけだったみたい。

いきなり頭に攻撃を受けた手長熊はこちらを敵と認識するや否や狂ったように叫び声を上げながら向かって来た。


うぇっ!

ちょ、ちょっ、今頭に当たって怪我してるよね?

なんでこっちに向かって来るの?

ひぇー、めっちゃ怒ってる。

立ち上がって丸太のような太い腕を振り上げて威嚇してくる。


「グォーッ!」


怖い怖い怖い!


私は怖くなってその場で立ち竦みながらライフルを乱射する。

レバーをガッシャガッシャと操作し手長熊目掛けてやたらめったらと撃ちまくる。

狙撃スキルのおかげもあって外す事はないのが救いだわ。

装填してあった10発を撃ち切ってストレージに仕舞ってある予備と交換してすぐさまライフルを構える。

目を血走らせヨダレを垂らしながら恐ろしい形相で襲い来る脅威。


ヤバイヤバイヤバイ!


結界を張っているので攻撃されても私には届かない。

なんだけどやっぱり怖いものは怖い!

大丈夫だと分かってはいても本能的に恐怖を感じてしまう。

殺らなきゃ殺られる!そんな感情に囚われて手長熊の大きな体目掛けてライフルを乱射する。


パンパンパンパン!


バレットアントの外殻で覆われた鉛弾が手長熊の大きな身体に当たりその分厚い皮膚を易々と突き破る。

それでもあまり大したダメージにはなっていないようでその長い腕を振り上げてこちらに駆け寄って来る。


パンパンパンパンパンパン!


その内の一発が心臓に命中する。

普通の生き物ならそれで絶命するはずなのにこの目の前の敵はまだ動き続けている。

そしてその狂暴なる太い腕を振り上げ力いっぱいブン!と振り下ろした。


ガイィィン!


結界に阻まれて硬質な衝突音が響き渡る。


「ひゃんっ!」


びびび びっくりしたー!

怖い怖い怖い。

いくら結界の中は安全とは言えすぐ目の前に居る巨大な熊に襲われるなんて。

右、左と交互に太い腕を叩き付ける手長熊だけどそれも長くは続かず、口からゴボッと血を吐いて漸くその動きを止めた。


「倒した?」


はぁー、助かったー。

思わず安堵の息が漏れる。

緊張の糸が切れた瞬間急にプルプルと身体が震えだす。

ドキドキと心臓が早鐘を打ち息が苦しい。

はぁはぁと肩で息をしながらペタンと女の子座りをしてへたり込んでしまう。

やっぱり私には戦闘は向いてないわね、今ので実感した。


「「「大丈夫?!」」」


力なく「大丈夫よ。」って笑う私を見てリズたちが心配そうに駆け寄って来る。

ドロシーに手を引っ張って貰って少しふらつきながら立ち上がる。


「無茶し過ぎよ!見ていてヒヤヒヤしたんだからね!」


ドロシーにそう言われてしまっては素直に謝るしかない。

今のはどう考えても私の考えが甘かったんだもん、謝るのは当たり前だよね。


「ゴメン。」


「っ!! ま、まぁ反省してるならいいけど。 もうこんな無茶しちゃ絶対ダメだからね!」


私が素直に謝ったのが意外だったのかドロシーはプイと横を向いてしまった。

その様子を見ていたリズとメロディがニヤニヤと薄笑いしている。


「何よ、言いたい事があるなら言いなさいよ!」


「「別にぃ♪」」


くっ、その分かってます的なドヤ顔がちょっとイラつくわね。


「さっ、次行くわよ次!」


「「はいはーい。」」


とても楽しそうな声を上げるリズとメロディ。


この後ちょっとだけいつもより過保護になったドロシーに右腕を抱きかかえられて狩りどころではなかったオルカちゃんなのでした。







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