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第146話 まさか違うってオチだったりする?

冒険者ギルドでついにギルマスとミランダさんの仲が発覚した。

ギルマスにもやっと春が来たのかとそれはもうみんな生温かい目でニヨニヨとしていたと言う。

しかしギルマスはまだ誰にもバレてないと思っているらしい。

マジ?

いや、あれだけイチャコラしてたら誰だって気付くって。

けど……ギルマスああ見えてマジモンの貴族なのよね。

本人は一応って言ってたけどまだ貴族籍は残ってる訳だから、ミランダさんと結婚てなるとどうなるんだろうね。

貴族と平民の真実の愛って、それなんの異世界ファンタジーって話よね。

実際にこっちの世界に渡って来た私やドロシーからしたら存在そのものがファンタジー?

ま、ドロシーが居てくれたら私はそれでいいけどね。

ドロシーが居て、リズとメロディが居てさ、仲良く楽しく暮らして行けたらそれだけで幸せだもん。


所でさ、私に張り付いてた監視って今はどうなっているんだろう?

昨日はたまたまちょっとしたトラブルがあって外れたみたいだけど今はどうなの?

その辺りをくーちゃんに聞いてみた。


(昨日とは違う二人組が監視していますね。斜め後ろ路地の陰に居りますね。)


あ、やっぱ居るんだ。

しっかり監視されてるって訳ね。

別に悪さするつもりもないし、してもいないんだけどねー。

でもまぁ監視されて困る事もないし、逆に言えば監視されてるイコール身の潔白を証明出来るとも言える訳で。

こちらに害がないなら放っておけばいいかな。


私たちがのんびりお昼を食べてる間にくーちゃんたちが狩りに行くってのがいつもの日常なんだけど、監視が居るんじゃあんまり派手に狩りは出来ないかもね。

私たちはお茶でもしながらゆっくり寛ぐとするとして、その間くーちゃんたちには狩り過ぎないように注意しながら適度に狩りを楽しんで貰おう。

それからあんまり時間が無いから、午前中いっぱいなら大丈夫だからそれまでは狩りしてていいよと言ってくーちゃんたちを送り出す。

私はいつものようにテーブルを出して椅子に座りゆっくりする。


さ、休憩しよっ。

くーちゃんたちが行っちゃったから結界を作動させとくね、そう言って私は結界の魔道具を起動する。

これでもう何かあっても大丈夫、魔法攻撃だろうが物理攻撃だろうが結界が守ってくれるから安心だよ。

普通のただ強いだけの人間ではこの結界は破れない、この結界を破れるとしたらくーちゃんくらいのものじゃないかな。


宿でみんなの分のお弁当を買って来たのでそれをお茶を飲みながらみんなで食べる。

取り留めのないお喋り。

気の置けない仲間との楽しい時間。

ホッとする瞬間だ。

こうゆうのイイよね。

至福の時間。


太陽が中天に差し掛かろうかという頃くーちゃんとさくちゃんが帰って来た。

今日はかなり遠慮したのか魔物列車は2両編成だった。


「あれ? くーちゃんさんたち今日は少ないですねー。」


すぐにメロディが反応してそう言うとリズとドロシーも「ホントだね」と言う。

キミたちも慣れたもんだね。

まぁ私もそうだけど、最初はくーちゃんが狩った魔物の小山でも吃驚してたって言うのにね。

それなのに今じゃ魔物の山二つ見て「少ないねー」なんて言ってる。

けどね、よーく考えてみて。

普通の冒険者だったら魔物は狩っても1体か2体くらいなもんだよ。

それ以上狩っても持って帰れないんだから。

持って帰れないんだったら無理に狩らないよね。

それがくーちゃんたちと私なら何十体狩っても、いえ、何百体狩っても持って帰る事が出来る。

それってとってもチートな訳。

一度お仕事に出れば確実に獲物を持って帰る。

しかも市場的に需要のあるお肉をだ。

そりゃあ重宝がられる訳だよ。

「オルカ精肉店」は商売繁盛間違いなしね。

姿は見えないけれど、どこかで監視している人たちもきっと吃驚してるんだろうね。

驚かせてゴメンね。

でもこれが私たちの日常だから慣れてちょうだい。

あと帰ったらオルカさんたちはちゃんと冒険者のお仕事してましたとしっかりと報告しておいてくれると助かるわ。


「今日のお仕事はパーティーのお仕事にしといたからね。」


今日の獲物全部買い取って貰ったら小金貨5~6枚くらいにはなるんじゃないかな。

それだけあったらみんなに支給した防具やローブの分はこれで出ちゃうね。

残ったお金はみんなで山分けよ。

やったね!


「えー、それはダメだよ。」

「そうだよ、これ狩って来たの全部くーちゃんさんたちじゃない。だったらオルカの物だよ。」

「うん、私もメロディと一緒でそう思う。」


ドロシーが真っ先にダメだと言うとすぐにメロディとリズがそれに続いて反対する。

えー。

でもぉ。


「でもじゃありません。」

「そうだよ、我儘言わないの。」


何だか私が我儘言ってるみたいに聞こえるけど気のせい?

だってリズたちにはメリットしかないよ?

だったら普通は喜んでる所じゃない?

何で私が怒られるかなー。


「でもこれからずっとこんなのが続くよ? 特に討伐系のお仕事だったらくーちゃんたちに頼るのが一番確実で失敗の心配がないし。」


だってねぇ、くーちゃんたちの一番の強みってそこだもん。

それに本人たちもそれを楽しみにしてるしさ。

私たちの会話を聞いていたくーちゃんが尻尾をブンブンと振って嬉しそうにしている。

さくちゃんもみよんみよんと伸び縮みして喜びを表している。


「ね、二人とも嬉しそうにしてるでしょ? だからこれでいいのよ。 それに狩りは彼女たちの楽しみでもあるし、主である私は彼女たちに趣味と実益を兼ねてお仕事も与えないといけないから。」


こじつけでも何でもいいから兎に角そう言って3人を丸め込んだ。

納得してなくても理解さえしてくれればそれでいいのよ。

「なんかモヤモヤするなぁ」とリズが零しているけど私は聞こえないフリをする。

納得いかない様子でジトっとした目でこっちを見てるドロシーに笑顔で返礼すると「はぁ、仕方ないか」と諦めたようだった。

メロディは「私はお肉があればいいから、後はもう任せる」と言って丸投げして来たのでこのままで押し切る事にした、きっと考えるのが面倒くさくなったんだろうね。


「ね、それよりそろそろ戻らない? なんかね、褒賞の家の説明で領主様の執事の使いって人が来てくれるんだって。」


時間的にはもうお昼だしもういい加減帰らないとね、使いの人を待たせるってのも気が引けるし。

人と約束した時は約束の時間より早めに到着して待っているのがマナーだから。

時間的余裕を持って行動する、それは元世界でもこっちの世界でも変わらない。

そうゆう当たり前のことをきちんとするのが大人の社会人ってものよ。

そうゆう訳で私たちはくーちゃんたちの楽しみを早々に切り上げて街に戻る事にした。

当然同じように隠れて監視している二人も付かず離れず尾いてきている。


いつもの顔見知りの門兵さんに「ただいま」と挨拶すると「今日はやけに早いな」と言われる。

ついでに「ちゃんと仕事もしろよ」と有難ーいお言葉を頂戴するが、私たちちゃんとお仕事してますからね。

たまたま今日は早く戻って来ただけだから。

お説教っぽく聞こえても、ああ見えて心配してくれてるんだと思うとまぁそんな悪い気もしない。

リズたちも「分かってるよー」って煙たそうに言うわりには顔は笑ってるからね。

ここは冒険者の街だから住んでる人みんな冒険者には理解があるんだよね。

特に女性冒険者に優しい領地って事で冒険者における女性の割合が一番多いのがこのメイワースだと聞いた。

なので猶更私たちのような女性冒険者にはとても良い街なのよ。

そんなこんなで門兵さんと軽く言葉を交わしてギルドへと向かう。


ギルドへ着くとまだそれらしい馬車は見かけない。

良かった、まだその使いの人ってのは来てないみたいだね。

中に入って取り合えず空いている椅子に座って待つ事にする。

見つかったって言ってたらしいけどどんな家なんだろうね。

リズ的には高級住宅街に建ってて安全で立地がいいあの家が個人的にイイなって思ってるみたいだけど流石にそれは無いんじゃないかなぁ。

だってそこって月の家賃が小銀貨60枚なんでしょ?

その値段でも借り手がつかないって事はだよ、本来の賃料は実はもっともっと高い可能性があると思わない?

そんな家買おうと思ったら一体いくらする事やら、想像しただけで恐ろしいわ。

第一その家の持ち主は貸出しはしても売りたいとは思ってないかもしれないしね。

売るにしても投資した分を回収してからだと思うの。

だから冷静に考えてそこは無いと思うなー。

リズたちとそんな話を取り留めもなくしていると入り口の扉がゆっくりと開いて老齢の紳士が入って来るのが見えた。


えっ、グレイソンさん?


なんで?

使いの人って聞いてたからてっきり他の使用人の人が来るもんだとばっかり思ってたら、まさかまさかのグレイソンさん本人とは。

グレイソンさんはゆっくりと近づいて来ると恭しく礼をとる。


「お待たせしてしまいましたかな。」


「あ、いえ、私たちも今来たばかりなのでどうかお気になさらず。」


そう言うとにこりと笑うグレイソンさん。

後ろにぴったりと控えている護衛は確かザッカリーさんだったかしら。

壮年の筋骨隆々の如何にも護衛然とした風貌の人だ。

私の顔を見ると「よっ。」と白い歯を見せてニカッと笑う。

日焼けした顔に白い歯がよく映える。


「では、ご案内致します故どうぞ馬車にお乗り下さい。」


ギルドの真ん前に停めてある馬車に向かうとそこには見覚えのある女性が。

アンナさんが馬車の乗り口の所で静かに佇んで待っている。

けどその馬車はそれ程大きくなくグレイソンさんとアンナさんと私だけなら問題なく乗れそうなんだけど、リズたちも一緒に乗るとなると流石にちょっと厳しいかなぁ。


「どうかされましたかな? 話を聞くだけだと想像もしにくいでしょうから一度実物を見て頂く方が宜しいかと愚考致したのですが何か問題でもございましたかな?」


「いえ、リズたちも一緒に見に行きたいと思ったんですけど……その……。」


「ああ、そちらのお嬢さん方が以前仰られていたパーティー仲間でございますね? 勿論よろしゅう御座いますよ。ささ、遠慮なさらず。」


それもそうなんですけど、その馬車に6人はちょっと狭いかなぁって。

乗って乗れない事もないんだろうけど無理する事もないし、それに貴族の執事と一緒に馬車に乗るってなったらリズたちが緊張しちゃいそうでさ。

なので私はその辺に停車していた辻馬車をつかまえて私たち4人はこれに乗りますと伝えるとグレイソンさんがアンナさんに目配せする。

素早くその場を離れたアンナさんは辻馬車を1台確保したかと思うと辻馬車の料金も支払ってしまっていた。

あちゃー、こりゃ失敗。

お貴族様の執事に気を遣わせるなんてやっちゃダメなのに。


「料金まで出して頂いて申し訳ありません。」


「いいえ、こちらこそ余計な気を遣わせてしまいましたね。」


少しだけ眉を下げるようにして申し訳なさそうに私と話すグレイソンさん。

その様子を見ていたリズたちは意外な物を見たみたいな顔をしている。


「オルカが大人の人と普通に会話してる?」

「いつものオルカじゃない?」

「やれば出来る子だって私は信じてたよ。」


ちょっと、みんな酷くない?


「ホッホッホッ、愉快おな仲間ですな。とても仲が宜しいようで。」


ニコニコと笑いながらグレイソンさんが茶化してくる。

それを聞いたザッカリーさんはクツクツと笑っているし。

ほらぁ、リズたちのせいで笑われちゃったじゃない、もー。


「では、参りましょうか。辻馬車には後をついて来るように言ってありますので。」


領主邸の豪華な馬車の後ろを少し距離を空けてついて行っている。

領都内は通りも綺麗に整備されているので辻馬車であってそう揺れは酷くない。

小さくコトコトとお尻に響いて来るくらいなもので乗り心地は想像よりもずっといい。

冒険者ギルドを出発して暫く進むと周りの風景が徐々に変わってゆくのが分かる。

相変わらず通りは美しく整備されているのは同じだけれど、北に向かうにつれ通りの両脇に建っている建物がどんどん大きく綺麗になっていく。

お店も小綺麗な物になり庶民がおいそれとは入れない雰囲気になる。

この辺りからガラッと変わるのね、私はそう思った。

そのまま馬車は進み住宅街へと入っていく。

ここからはお金持ちの平民が住むエリアで豪商と言われる人たちが沢山住んでいる。

一代限りの騎士爵や世襲制の準男爵もこのエリアに住んでいるんだとか。

なるほどねー、貴族ではないけど爵位持ちの人はここって訳なんだね。

リズたちとそんな話をしているとメロディが何かに気付いたかのようにリズに話しかける。


「ねぇねぇ、ここってやっぱそうじゃない?」

「んー、何が?」

「だから、ほら、お家探してる時一番立地条件が良かったけど家賃も一番高かったとこ。確かこの辺りじゃなかった?」

「え? あっ、そうだよ。そうだそうだ、確かにこの辺だったよ。メロディ良く気付いたね、私全然気づかなかったよ。」

「だってほら、通りの向こう側の塀、覚えてない?」

「塀って……あーっ、思い出した! あのずーっと長い長い塀の続くあのお家がある一画だここ。」

「そう、このまま暫く行くと左側に私たちの言ってたお家が見えて来るはずなんだけど。」


メロディが言っている長い塀のあるお家ってお向かいのアレよね?

なんかすんごい長い塀がずっと続いてるんだけど?

このお家だけで一体どれ程の敷地なのよ。

こんな広大な敷地を持つお屋敷に住む人ってやっぱ爵位持ちなんだろうか。

貴族恐るべし。

富と権力を持ってる人間には絶対に逆らっちゃダメ。

よーく肝に銘じておかないと。


「見えた!やっぱりそうだったよ。」

「ホントだ。メロディ良く覚えてたねー。」

「へへへ。」


リズに褒められてちょっと嬉し恥ずかしで得意気な顔をするメロディが可愛らしい。

リズたちが言っていたお家にだんだん近づいていくとその姿が見え始める。

ちょっと、ここも敷地結構広いよ?

正確な広さは分かんないけどパッと見100坪くらいはありそうに見えるんだけど。

家も二階建てで部屋数も十分ありそうだし確かに見るからに良さそうね。


「ねーねーねー、どうしよう。まさかここだとは思ってなかったよ。だから吃驚するやら嬉しいやらで。」

「私もだよー。ここだったら良いなってチラっと思ったけど逆にここだけは絶対ないなと思ってたから。」


二人ともめっちゃ舞い上がってるねー。

顔がもう嬉しさいっぱいでほちゃほちゃに崩れちゃってるもの。

ここまで浮かれてる二人を見るのは初めてだなー。

その様子を見ていたドロシーもちょっと引き気味に驚いているし。


「ほらほら近づいて来たよメロディ。」

「分かってる分かってる。」

「ちょ、痛いって。そんなに腕掴まないでよ。」


メロディが興奮し過ぎてギュギュギュってリズの腕を雑巾絞りしてるのが可笑しくて私とドロシーは思わず笑ってしまう。

笑ってる私たちを見て「笑ってないでメロディを何とかしてよ。」とリズが叫んでいる。

それを見てまた一頻り笑う私とドロシー。

いよいよそのお家のすぐ側まで来たところで馬車は停車した。

ホントに?

マジで?

こんな良さげなお家貰っちゃってもいいの?


「ほらぁ、やっぱりここだよー。」

「リズぅ、どうしよう。私嬉しすぎてどうにかになっちゃいそうなんだけど?」


ぴょんぴょんと飛び跳ねるように身体を揺らす二人。

その仕草が小動物を思わせてとても可愛い。

前で停車している馬車からグレイソンさんが降りて来て「到着致しました、こちらで御座います。」と丁寧に告げる。

それを聞いてホントなんだって改めて思ってしまう。

ホントにホント頂いてもいいんですよね?

実は後で不動産取得税とか固定資産税とか物品税とかドッカンと来たりしませんよね?


「あ、あの。ホントにここなんですか?」

「そ、そうです。だってここは私たちが一番いいなって思ってた所だったから。」


リズたちが左側に建つ家を手でさし示しながらグレイソンさんに思わずと言った感じで質問している。

でもその気持ちは良く分かるよ。

だって俄かには信じられないもの。

こんな条件の整った物件をタダでくれるなんて、ねー。

普通だったら絶対有り得ないでしょ。

それにしてもこのお家を選ぶとはグレイソンさん中々に良いチョイスね。

手放しで褒めていいレベルだわ。

しかしグレイソンさんとアンナさんは眉尻を下げたまま何やら困ったような顔をしている。

言うべきか言わざるべきか、そんな風にも見える。


あれ?

まさか違うってオチだったりする?

私たちこんだけはしゃいで喜んでて、実は違いましたーって?

うわっ、それは恥ずかしい。

思わず手で顔を覆い隠したくなるわ。


「大変申し上げにくいのですが、ご用意させて頂いた家はそちらでは御座いません。」


「「えっ?!」」


やっぱり。

そうじゃないかなーとは思ったのよ、だってそれだとあんまりにもこちらに都合が良すぎるもの。

リズたちは驚いているけど仕方ないよ、諦めよう。

世の中そんな上手い事いくことなんて早々ないんだから。


「「だあぁぁぁぁっ!」」


とガックリと項垂れるリズとメロディ。

そこまであからさまにガッカリしなくても。

ほら、グレイソンさんとアンナさんも苦笑いしてるじゃない。

もー、お姉さんなんだからしっかりしてよ。


「何やら勘違いなさっておるようですが、本日の目的の家はあちらで御座いますよ。」


そう言って誇らしげに左手で示した方向をみると、そこには長い長い塀と立派な門構え、そして広大な敷地とお城か?と思うほどの大きさの館が建っていた。



「「「「ええぇぇぇーっ!!!!」」」」



辺りに私たちの絶叫が響き渡る事になった。






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