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伝説の七人  作者: HITOSHI
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『伝説の七人』第8章役小角の章

第八章 役小角の章

1,朝もみんな慣れて来たのか、三々五々食堂に集まって来た。

「朝からお酒は駄目よ。」

卑弥呼がみんなを抑えてくれた。

「で、香音、今日は役小角ね。」

「なにか新しく分かった事はある。」

「ええ、卑弥呼様、私が調べた限りでは、西暦650年前後から、町には夜な夜な人食い鬼が現れ、民衆は鬼に襲われる事を怖れ、夜は出歩かないようにしていました。

百鬼夜行という言葉が民衆の間で囁かれていました。

鬼達は、人を襲い頭や腹わた、腕や脚などを食い散らかし、食べ残しを木に刺してその状態でほったらかしにしました。まるでモズのはやにえのように。」

「そんな中、19歳で孔雀明王を極めた役小角さんは葛城山に籠り、修験道の開祖になりました。」

「役小角さんはそんな鬼を嗅ぎつける能力を持ち、日本中に現れる鬼を次々と呪縛し吉野の山に縛り付けていったの。」

そんな香音の説明に湯川が口を挟んだ。

「役小角は民衆を救おうとしてたんだ。」

「それがどうも役小角さんは鬼をやっつけると言うよりは、遊び半分でやってたみたい。その証拠に1体の鬼も殺していないわ。」

「ちょっと待って、香音、じゃあ、この時代の吉野山には何体もの鬼が生きたまま縛り付けられてるって事?

その間朝廷は何してたの、そんな鬼滅ぼすのは神の末裔にとって何てことなかったでしょう?」

卑弥呼が驚いて香音に尋ねた。

「はい、卑弥呼様今の時点で数百体かと思われます。どうもその間朝廷は民衆の事など構わず放蕩三昧だったようです。」

「何たる醜態。」

卑弥呼は頭を抱えた。

香音は話を続けた。

「しかも役小角様は葛城の神(一言主の命)からも疎まれていたようで、朝廷も役小角様の処分も検討されたみたいです。」

「情けない事限りない。わらわの極めた呪術は天皇家には受け継がれなかったという事か。」

卑弥呼はため息をついた。

「で、小角は今どこにおる?」

「小角様は鬼を追いかけて日本中を瞬間移動しておられ、居場所を特定するのは困難です。」

さすがの香音でも無理なようだ。

「では、その数百体の鬼が呪縛されている時代の吉野に船を向けてくれぬか。」

「わかりました。卑弥呼様。」


2,エスポワール号は675年の吉野に姿を現した。

そこから見える光景は全員を驚愕させるものであった。

鬼がびっしりと木に吊るされ、縛られ、呻きながらのたうち回っていた。

「あんな縄で縛られているだけなのに、鬼は抜け出せないのか?」

湯川の疑問に卑弥呼が答えた。

「あの縄には特殊な呪術が込められている。それも小角の特殊能力か。」

「叔母さん、あの鬼の気を感じ取って、次に鬼が現れそうな場所を占う事はできませんか?」

「タケル、叔母さんはやめろと言っておるだろうが。」

卑弥呼は日本武尊を睨みつけた。

「鬼が現れる場所を予測して、役小角を待ち伏せる作戦ですね。」

安倍晴明が日本武尊の意を汲み取ってそう言った。

「そそ、清明の言う通り。」

日本武尊は頭を掻いた。

「なんかこの人たちの発想は俺達には無理だな。」

湯川はアルに耳打ちした。

「僕達は今まで科学に頼り過ぎていたのかもね、この人達の精神力、神通力を人類が受け継いでいたら、未来の地球はあんな事にならなかったかもしれないわ。」

「そうだな、前にアルが言ってたよな、日本にだけUFOが何故現れたのかって、その答えかもかもしれないな。」

「ヒデキ、たまにはいい事言うわね。」


卑弥呼はずっと頭に指を当てて考えていた。

「わかったわ、明日の夜、京に強い鬼が現れるわ。」

「よし、香音そこに先回りして小角さんを待とう。」

湯川が指示した。

「それと、香音この吉野山の地図を詳しく頭に入れておいて。」

卑弥呼も指示をだした。

「あ、また卑弥呼ちゃんの未来予想だ。」

アルがワクワクしていた。

「あいよ。」


3,エスポワール号は一度時間軸に戻ってから翌日の夜の京の上空に着いた。

「姉さん、ここから小角の行動を操る事はできそうか?」

須佐之男が訊いた。

「だから姉さんは止めろと言っておるだろうが。」

「でも、大丈夫よ。任せて。」

「あ、あれ鬼じゃない。」

アルが鬼を見つけたようだ。

そこには頭から角が生えた上半身裸の巨大な鬼が人間を探すかのようにキョロキョロと歩いていた。

その角の先から、子供を連れた若いお母さんが角へと向かっていた。

「まずい、鬼が気付いたようだ。助けないと!」

安倍晴明が叫んだ。

「待って、大丈夫だから!」

卑弥呼も叫んだ。

母親と鬼が出合う瞬間、間を割るように役小角が現れた。

役小角は山伏のような恰好をしていた。

そして懐から縄を出すと、鬼に向かって投げつけた。

縄はひとりでに鬼を縛り付けると、小角に抱えられたまま姿を消した。

それは一瞬の出来事だった。

「あまりに一瞬すぎて、卑弥呼さんでも操れなかったですね。」

湯川の言葉を全く無視するように、卑弥呼は香音に命じた。

「香音、今から10分前の吉野に向かって!」

「あいよ。」

香音はまたエスポワール号を時間軸に戻し、10分前の吉野に戻った。

「今回はアルを除く全員で行って。香音はいつでも危なくなったら転送で戻せるよう準備しておいて。」

卑弥呼がみんなに指示した。

「えええっ、僕は行っちゃいけないの!」

「ええ、アルには危ないわ。」

「俺は危なくてもいいってか!」

湯川が声を荒げた。

「早くみんな転送室へ行ってらっしゃい。」


4,吉野の山奥深く、そこは昼間でも日が差さないほど木々に覆われていた。

「そこへもうすぐ小角が戻って来るわ。小角が鬼を抱えて戻ってきたら、山全体に結界を張って、清明さん。」

「わかりました。」

卑弥呼が清明に指示した。

「スサノオとタケルは鬼を倒す準備よ。スサノオ相手は数が多いわ、思う存分暴れていいわ。」

須佐之男と日本武尊は草薙の剣を振り回していた。

「湯川は小角の説得役よ。」

「はいはい。」

4人は転送され、吉野の木陰に身を隠した。


そこへ卑弥呼の言う通り小角が鬼を担いで現れ、鬼を木に吊るした。

清明は空中に大きな五芒星を描き、巨大な結界を張った。

いつの間に現れたのか恰幅のいい禿げ頭の男性が小角に声をかけた。

「小角、ようやく貴様の呪縛を解く呪術をわしも習得したぞ。」

「なんだおめえかヒトコトヌシ。」

一言主は呪文を唱え始めた。

すると鬼を縛っていた縄が解けていった。

「これで、お前の呪縛も解かれた。」

一言主は誇らしげにそう言った。

「おにをまたときはなつのか?またオラがじゅばくするたのしみがふえるだけじゃん。」

「バカかお前は、この数の鬼が一気にお前に襲い掛かってもその軽口が叩けるのかな。」

「げっ、いくらオラでもこのかずにいちどにおそわれるとヤバい。」

小角は瞬間移動で逃げようとした。

が、清明の結界に阻まれ跳ね返された。

「これもおぬしのしわざか、ヒトコトヌシ。」

「わしの術式とは違う。」

そんな小角に数百の鬼が一気に襲い掛かった。

小角は結界の中を猛スピードで逃げ回り、背中から翼を出し空中を駆け回った。

そこへ、須佐之男、日本武尊、安倍晴明が飛び出してきた。

「いいかタケル、鬼は首を刎ねると死ぬ。とにかく首を刎ねろ。」

須佐之男と日本武尊の振り回した草薙の剣は確実に猛烈な勢いで鬼の首を刎ねまくった。

安倍晴明は式神をまき散らし、大蛇を召喚した。

大蛇達は鬼の首を次々と食いちぎって行った。

安倍晴明は自分の周りと湯川の周りにも小さな結界を張り鬼を寄せつけなかった。

須佐之男の動きは見事なもので、鬼を踏みつけながら、空中で鬼の首を刎ね、足で鬼の首を蹴り頭を刎ねながら、踏んでる鬼の頭を潰した。

時には、鬼の首に剣を刺したまま、片手で鬼の頭を握りつぶした。

日本武尊は頭上に剣を構えると鬼の間を猛スピードで駆け抜けて行った。

日本武尊が駆け抜けた後には鬼の首がばらばらと落ちていった。

鬼達は須佐之男、日本武尊に嚙みつこうと皮膚に歯を立てたが、2人の皮膚に鬼の歯が刺さる事は全くなかった。

それほど2人の皮膚は硬かった。

あれほど居た鬼がものの数分でほぼ首を刎ねられていた。

辺りには無数の鬼の首、胴体が転がっていた。

その時、空中にエスポワール号が姿を現し、辺り一面に強烈な光を当てた。

「清明さん、結界を解いて。」

卑弥呼の声だった。

「ヒデキこの光には紫外線が含まれているわ、鬼に当てるからみんな避けていて。」

香音の声だった。

光が当たった鬼の身体と首は燃えるように消滅した。

数体の鬼が逃げ出したが、小角の縄によって捕らえられ光の下に引き戻され、燃え尽きた。

残ったのは一言主1人だった。

「貴様ら一体何者だ。」

一言主は後ずさりしながら震えていた。

「わしは須佐之男命。」

「俺は日本武尊。」

一言主は膝をつき土下座した。

「あの伝説の神々。大変失礼申し上げました。」

「お主も神の血を引くものであろう。なんだこの醜態は。」

「こやつは虚言を使い、国を惑わす者、世を守るためこやつの力を封印するのがわしの役目。」

「ふん、戯言を。」

須佐之男は吐き捨てるように言った。

「民衆はみな鬼の恐怖から小角に助けられ、小角に敬意を表しておるではないか。」

清明も吐き捨てるように言った。

「どうします、父ちゃん、こいつも殺しますか?」

「だから、父ちゃんと呼ぶ…」

須佐之男が言いかけたところへ卑弥呼の声がした。

「そのものは逃がしてやりなさい。」

「こ奴の考えがこの時代の主流だ。仕方なかろう。」

一言主は一目散に逃げだした。


4,「ありがとう、たすけてもらって。

なぜか小角の声は全てひらがなで聞こえた。

「俺は湯川と言います。2000年後の未来からやって来ました。こちらは安倍晴明さん、約200年後の未来からお連れしました。」

「すいませんが、これを耳につけてもらえますか?」

湯川はアップルホンを小角に渡した。

小角は何のためらいもなくアップルホンを耳につけた。

「おお、お主らの声が聞こえやすくなったぞ。」

「で、その2000年後というのは随分先の事か?」

え、小角は2000年という時がわからないのか、湯川は不思議に思った。

「ええと、2000年というのは1年が2000回過ぎた事、つまり約73万日後という事になります。」

「う~ん、余計分からなくなった。」

「ヒデキ、小角にはそんな難しい話はいいから、助けて欲しいという事だけ伝えなさい。」

卑弥呼の声だった。

「小角さん、俺達にあなたの力を貸して欲しいんです。その呪術と空を飛ぶ能力、瞬間移動の能力を。」

「カクン。」

小角は顎を鳴らした。

そして、口を『オ』の字に開き、顎を叩いた。

小角の口からは『ポッ、ポッ、ポッ』と音が鳴った。

「それは何かの合図ですか?」

湯川が聞いた。

「いや、ただの癖っす。」

変な奴だな、湯川は思った。

「湯川、後は船に戻って、酒を飲みながら話さぬか?」

須佐之男は酒を飲みたくて仕方ないらしい。

「小角さん、俺達の船に来てもらえますか?

美味しい酒と食べ物を用意してます。」

また酒盛りかよ。湯川は心配になった。

「うん、いいよ。」

「香音転送頼む。」


6,船に戻った4人の前には、すでにそれぞれの好みの酒と食事が用意されていた。

「小角さん、この女の子はアル、そこの透明に見えるのはAIの香音。で、あちらが邪馬台国の女王卑弥呼様です。」

「よっ、小角ちゃん。よろしくね。」

アルがまた軽い挨拶をした。

小角は全く気にする様子もなく、「うん、仲良くしようね。」と言いながらビールをごくごく飲んだ。

「かあぁぁ~~。悪魔的な美味さだ~。」

だからそれは俺のセリフだっちゅうの。

そう思いながら、湯川は小角に尋ねてみた。

「小角さんは何故鬼退治をしていたんですか?」

「おもしろいから。」

「だってあいつらオラが呪縛すると、鬼のような形相でオラの事睨みつけてさあ、『この恨みいつか晴らしてやる』とか『代々まで祟ってやる』とか言うんだもん。そんな鬼を蹴りながら吉野まで連れくくるのが楽しくて、楽しくて。」

「そんな理由で…」

湯川はどう言葉を繋げばいいのかわからなかった。

「小角様は最初鬼を使役していたと後の史実には伝わってますが。」

香音が代わりに聞いてくれた。

「ああ、最初に呪縛した2体の鬼にオラの世話させてたけど、オラの事殺そうとしたから呪縛したんだ。」

「オラは生まれつきの天才で3歳で梵字を覚え、16歳で修験道を極めた。その後は暇でやることないから、空を飛び回って空の上からうんちしたり、カエルを串刺しにしたり、鬼退治してたんだ。」

小角は鼻をほじりながら、また顎を鳴らし答えていた。

「小角様が空を飛び回り、いたずらする姿を見て民衆は天狗様と例えたわ。そして小角様が亡くなった後、修験道を極めようと山を歩き回る山伏と、いたずら好きの天狗に別れたの。

修験道に心酔する者は2000年後の世界でも神仏調和を願い、日本中の神社、寺社巡りをする者に受け継がれたわ。」

香音が説明してくれた。

「へえ~、よかったんじゃね。」

小角はビールを飲みながら言った。

「もう一方の天狗はそこに居る安倍晴明様が封印したわ。」

うっ、香音め一番知られてはいけない事を小角に教えやがった。清明は驚愕した。

「ふ~ん、別にいいんじゃね。」

清明は椅子から転げ落ちそうになった。

馬鹿と天才は紙一重ってまさにこの事だな。

湯川は思った。

「こういう事は、後で知るより先に言っておいた方が、お互いの信頼関係を築く上で大切な事よ。香音の判断は正しいわ。」

卑弥呼さんっていつも冷静だよな。湯川は思った。


「でさあ、小角ちゃんに聞きたいんだけど、」

アルが話し出した。

「小角ちゃんはどこでも瞬間移動できるの?

例えば、行った事がない所でも?」

「うん、オラはどこでも行けるよ。でも最初の頃はさあ失敗して壁に激突したり、家を吹っ飛ばしたりしたけど、鬼の匂いが嗅げるようになってからは失敗しなくなった。」

なんたる向こう見ず、湯川は驚いた。

「お前達も瞬間移動できるんじゃねえの?」

転送装置の事言ってるなと湯川は思った。

「あれは転送装置と言って、物質を量子化して飛ばして、また量子を物質化する装置。だから訳が分からない場所には移動できないわ。」

アルが説明してくれた。

「何を言ってるのか、オラにはさっぱりわからん。」

「あんたバカじゃないの。ちょっとは人の話理解しようとしないの。そんなんだからきっとどこでも無鉄砲に飛んで行っちゃうだろ。

さっきも清明ちゃんの結界があるのに飛んでって頭ぶつけてたじゃない!」

アルは誰にでも遠慮なくもの言うな。

小角さん怒ってるんじゃないか、湯川は心配した。

「えへへww」

小角は笑っていた。

「でも、小角ちゃんってよく見るとイケメンよね。」

「貴様、オラを愚弄するか!」

小角の怒声にみんな振り向いた。

「バカね、誉めてんじゃん。」

「え、そうなの?ごめんなさい。」

小角は泣きそうになっていた。

みんな大笑いしていた。

「あんたホント変わってるわね。」

卑弥呼まで笑っていた。

卑弥呼の笑顔、可愛いと湯川はキュンとした。

「小角様、食べ物の好みはあります?」

香音が話題を変えようとして小角に訊いてくれていた。

「オラ、穀物は食わねえ、いつも野草を食っていた。たまに鬼の肉を削いで食ってた。あいつら再生能力持ってたから、肉削いでもまた生えてきやがんの。だから永遠に食い物には困らなかった。」

「何ちゅう偏った食事。」

アルは苦虫を嚙み潰したような顔をしてた。

「しかし、このビールちゅう酒は美味いな。」

「ハイボールも飲んでみますか。」

湯川の大好物ハイボールを勧めた。

「わ、これも美味しいい!」

「ささ、この餃子も食いなっせ、食いなっせ。」

卑弥呼がまた香音の真似をして、餃子を勧めた。

「あ、卑弥呼様餃子の皮は小麦粉でできています。穀物です。」

香音は心配して小角を見たが、小角は気にせず貪り食っていた。

「うん、美味しい。」

「バカはやっぱり舌もバカ舌みたいね。」

またアルが軽口を叩いていた。

「えへへ。」

また小角は笑っていた。

「もしかしたら、お前ら2人相性いいんじゃない?」

湯川はアルに小声で囁いた。

「バカ、クソヒデキ。」

湯川はまたアルにケツを蹴られた。

こんな調子でどんちゃん騒ぎの酒盛りが続いた。

あ、小角さんに未来の説明してないや。湯川は自分の役割を忘れていた。

「いいわ、ヒデキ、小角はこのまま連れていきましょ。」

「卑弥呼さんたら、また俺の頭の中覗いちゃって、もうこのこの。」

湯川は卑弥呼の肘を小突いた。

「バカ、そんなもん、お前の表情を見てるだけでわかるわい。」

卑弥呼がまた笑った。

湯川はまた可愛いとキュンとなった。

そうこうしてる内に夜が明けた。

みんな散り散りに部屋へと戻った。

「今日は1日休みにして、将門公探しは明日の朝にしよう。」

湯川は香音にそう告げ自身も部屋に戻った。

「そうね、ヒデキ。」


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