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僕は聖女じゃありません!  作者: 神内 焔
第一章   異世界生活の始まり。
6/10

神官長の憂鬱と迷子の野営 3

年末は忙しくて中々更新出来ませんでした。


 私は神官兵のエーと言う。同じ神官兵のビィと共に聖女様と勇者様の動向を確認する様に命じられ、今正に勇者様方を見つけた所だ。


 しかし、なんて事だ。見つけたのは良かったのだが、魔物と遭遇してしまってるではないか。

 あの発達した後ろ足、銀色の体毛、Dランクのジャンピング・ウルフの上位種フライング・ウルフじゃないか。


 フライング・ウルフはCランク+。Cランクパーティが何とか一体を狩る事が出来る強さだ。

 どう逆立ちした所で我々が参戦しても敵いそうもない。それでなくても神官兵は対人戦闘なら兎も角、魔物相手に立ち回るには経験が無さ過ぎる。


 本来魔物討伐は冒険者か交易路の巡回兵士の役回りだ。それに、けして見つかってはならないと厳命されている以上手を差し伸べる訳にも行かない。


 先頭に立った三人は戦闘職で間違い無さそうだ。気絶しているのか聖女様らしい方を介抱しているのは、確か弓の勇者と言っていた筈。ならばやはり王子の御眼鏡に叶った少女が聖女様なのだろう……。


 流石は王子お目が高い。かく言う私も先程から息が荒くなるのを抑え切れない。あの小さい弓の勇者に抱かれている小さな聖女様を見ていると、何と言うか背徳的な気分にさせられる。


 先程からビィが聖女様方よりも、此方に注意を払って警戒している様に見えるのは気のせいであろうか?

 大丈夫だ私は冷静だ。証拠に先程から誰が聖女様か考察を続けているではないか。ハァハァ…。


 まて、ビィ!何故私を羽交い締めにする!聖女様を見失ってしまうではないか!ハッ離せ!聖女様が、弓の勇者が行ってしまう!あぁぁぁぁぁぁぁ!





 私はビィ、神官兵だ。同僚のエーと共に聖女様方の動向を見守る様に仰せつかった。

 恐らく勇者様方はこの森で多少なりとも力を付けるであろう事は明白。

 ならば、勇者様方の逃走の行方を知り各所で神殿に報告を入れるのが正しい判断だろう。


 ただ、先程からエーの様子がおかしい。急に鼻息が荒く、目も充血した様に真っ赤だ。おいエー、何だその手の動きは。ワサワサとまるで胸でも撫で回している様なイヤらしい動作を止めろ!


 気取られたらどうするつもりだ。何故弓の勇者だけを見ている!今は動かない弓の勇者よりも他の戦闘職らしき三人の実力を見極める方が先だろう。


 動きだけでも明らかに我々よりも強い事が判るのだ。せめて得物は何か、職業の見極め、魔法使いは居るか何でも観察するべき対象があるだろう!


 あぁ不味い、この任務は失敗する。エーの奴遂に腰まで動き出した。失敗しても最悪の事態は避けるべきだろう。


 一つ、勇者及び聖女様方にこれ以上警戒心を与えない事。

 二つ、森を抜ける前に追跡部隊を再編成して勇者達を見つける事。

 三つ、この変態を追跡部隊に入れない事。


と、こんな所か……。ならば早々に行動に移そう。







 「では、落ち着いた所で今後の方針を話し合いましょうか。」


 僕は何とか収拾の付かなかった場を取り返すべく話を強引に軌道修正する事に成功した。


 「歩、方針って言っても森から出て何処かの街に辿り着く意外にあるのか?」


桃子が何を今更と言うように聞き返すが、そうではないのだ。


 「何処かの街に行くのは当然ですが、まず、大前提として元の世界に帰る方法の模索。次に全員の武器、防具の調達。全員のスキルや魔法の情報の共有。街に着いてからの資金稼ぎの方法。色々話し合う物はありますよ。」


 「なるほど、確かに武器や資金は大事。」


林檎が同意するものの、桃子と蜜柑が今一理解出来ていなさそうだ。


 「先ずはスキルの確認から、とは言え林檎さんと柚子さんは逃げる時の話から理解しました。後は僕と蜜柑ちゃん、桃子さんの残りのスキルくらいですね。」


 「んじゃ、私からっすね。」


 ミカン アマナツ   Job 弓の勇者【ランク狩人】


Lv 1


  HP 100

  MP 70

  SP 70

  攻撃力   10

  防御力   23

  回避率   07%


  称号 〈異世界に拉致された弓の勇者〉



  スキル一覧


  ラピッドファイア  熟練度 12

  【速射の矢:熟練度が上がると速度と連続出来る回数が上がる。消費SP 2】


  魔法一覧


  アイスアロー    熟練度 1

  【矢が無くても弓を引くだけで氷の矢が放てる。消費MP 2】



 「こんな所っすね。項目の詳細を知りたいと思えば、ある程度の説明文が出るっすよ。

 流石に先の戦闘では弓が無かったので何も出来なかったっすけど……。」


 得意満面だった蜜柑の声が段々と尻窄みになって行く。


 「蜜柑、お前のお陰でスキルの存在に気付けたんだ胸を張れ。それが無ければ私等も死んでいたかも知れないんだからな。」


 ニカッと笑う桃子に蜜柑も目頭が熱くなる思いだ。


 「交友を深めてる所でに申し訳有りませんが、僕の番ですね。色々判断に困っていましたが、蜜柑さんの情報で調べる事が出来そうです。」



 アユム マユズミ   Job 錬金術師【ランク薬剤師・木工師】


  Lv 1


  HP  70

  MP 999999

  SP 999999

  攻撃力   2

  防御力   26

  回避率   20%


 称号  〈女神に寵愛されし双月の錬金術師〉



 スキル一覧


  錬成   Lv 1

  【物体の形を自由に変形させる事が出来る。生物には不可。】

  精製   Lv 1

  【薬効成分を向上させる。また、素材を強化させる事が出来る。】

  分離   Lv 1

  【素材から特定の成分だけを分離させる事が出来る。】

  融合   Lv 1

  【素材Aと素材Bを混ぜ合わせる事が出来る。】

  鑑定   Lv 1

  【見た物体の情報を読み取る事が出来る。レベルが上がると、より詳細な情報が読み取れる。】

  ストレージ

  【無限収納、整頓機能、マップ機能標準装備】



  魔法一覧


  錬成魔法  Lv 1

  【一度作った物を素材が続く限り作り続ける事が出来る。消費MP 難易度により変化】

  探査魔法  Lv 1

  【半径200メートル以内の情報を見る事が出来る。マップと連動可、マーキング機能有り。】




 「改めて見ても不公平な程の能力値だな。MP、SPなんかほぼ100万じゃねぇか。」


 「桃子さんの言う事も最もですけど、物作りに特化してる以上MP等の量が多い方が有利ですよ。作り掛けで魔力切れとか勘弁して欲しいですからね。」


 しかし、これで次にやる事が出来た。彼女達の武器造りだ。

 幸い日本で色々と買い物していたのが役に立つ。




最近疲れが取れません。

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