表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/9

屋敷

1日遅れです。

今日はもう1作品投稿できたらします。

 「お帰りなさいま……せ、き、キャロル第二王女様!!なぜここにいらっしゃるのですか!」


 「ふふ、突然の訪問失礼いたします。この国、スージー王国第二王女のキャロル・スージーでございます。先ほど、護衛に裏切られてしまいましてそのところをレン様に助けていただき、そして一人は危ないとおっしゃって屋敷に止めさせていただくことになりました。どうぞお願いします」

 さすがは王女、門番に気づかれてその対応もきれいだ。

 「「「キャロル女王様、小汚い屋敷でございますが、御ゆっくり!」」」

 門番はすぐに門を開けて中に入れさせてくれた。

 「初めてメルムーン様のお屋敷に来ましたが、他の貴族とは違って全てがきれいですね。立派なお屋敷です」


 「あ、ありがとうございます。後、私共々に敬語なんて不要ですので普通にお話しいただけて大丈夫ですよ」

 あらそう、といってほんの少しゆるい口調になって屋敷に履いていくのであった。



 コンコン

 「レンでございます。急用です。入らせていただきます」

 いいぞ〜と声がしたので俺らは執務室に入った。

 「えっ!!キャロル殿下、お久しぶりでございます。本日はどのようなご用件でいらっしゃったのでしょうか」


 「本日は護衛に裏切られてしまいましてそのところをレン様に助けていただき、そして一人は危ないとおっしゃって屋敷に止めさせていただこうと、メルムーン子爵様のお屋敷を訪問させていただきました」


 「お父様、急に部屋を準備できないことは承知ですが、キャロル様を止めさせられるところがないと判断したので、僕の部屋を使っていただいてでも止まっていただきましょう」


 「部屋はまだまだありますので、止まっていただいても大丈夫ですよ」

 マジか。

 そんなこの屋敷部屋あったっけ。

 「……できればレン様と一緒の部屋がよろしいのですが」

 ……何いってるんだこの王女様は

 「それはどういう意味で」


 「いつも寝てる時でも護衛をつけてるのですが、私に格闘で勝って、さらに歳が離れてないという条件に当てはまるのがこの屋敷ですと、少々無礼申し上げますが、レン様しかいなさそうなので。そこで、一緒の部屋に寝かせていただけると、気が落ち着くと思うので」

 そうだったのか。

 でも俺がキャロル様より強いって証明できてない?

 「レン!お前、キャロル殿下より強いのか!キャロル殿下はすべての貴族より強いのだぞ!」

 そんなにすごい人なの?!

 それだったら俺が助けないでも生きてたでしょ

 「確かに負けなしですが、それは皆様自分の力に慢心しているせいですよ」


 「でも僕がキャロル様より強いと証明したことあります?」


 「ありますよ。私を裏切りました護衛どもは全員を足しを打ち破ったものたちですよ。そんな相手、何人かいるのに一人で倒すなんてすごいですよ」

 そんな奴らだったのか。

 後でスカーレットと、イレガルダガーと、なんだっけ。

 …まあ後で感謝してやらないとな。

 ほぼあいつらのおかげだし。

 「レン、お前はどうだ」


 「…俺は別に大丈夫です。事情は理解したので」

 あの場面で無理ですって答えれる心臓ないよー。

 すごい目でお父様は見てたし。

 「じゃあキャロル殿下はレンについていってください。れん、部屋まで案内しろ」


 「わかりました。ではいきましょう、キャロル様」

 そういって、気は進まないが、俺の部屋に行くのであった。




 「お、遅かったじゃん、レン。っと、キャロルさんも来たのにゃね」


 「ちょっと私には名前つけてくれないの?べ、別につけて欲しいとか人だからね、勘違いしないでね!」

 誰だあいつ。

 緋の瞳で赤髪のボブで紺碧のでレスを着てて、胸は、デカイ。

 そんな奴知らないんだけど

 「私はレン様が右手に持ってたイレガルダガーよ!さあ、名前をつけなさい!」


 「イレガルダガーって名前があるじゃないか。後、今日だけキャロル様もこの部屋に泊まるよ」

 ちーがーうー!って言ってるけどとりあえずむしだ。

 予備のベッドを組み立てないと。

 「スカーレットとソラと、イレガルダガーはベッドを組み立てるから手伝ってくれ」


 「もう、いいもん。私暴れるから」

 そういうとイレガルダガーに赤い光が集まってきた。

 流石にヤバそう

 「ごめん、ごめん。決めるからその光やめて」


 「うそじゃない?」


 「うん。名前は、ルビーだ」

 そう決めるとソラはちぇーと言っていた。

 そんないい名前だったか?

 「ルビー。ルビーか、ご主人様にしてはまあまあね。べ、別に褒めてないからね!勘違いしないでよね!」

 これがツンデレっていうやつか。

 「な、何よぉ〜」


 「なんも。それより、ソラとルビーは剣の状態で寝るの?それとも今のようにクォーターエルフの状態で寝るの?」

 そう、二人ともクォーターエルフなのだ。

 クォーターエルフは人間より少し長く生き、エルフより寿命は短く、耳もエルフより少し短い。

 「どっちでもいいけど、ボクは思った以上にこの体がいいからクォーターエルフの体のまま寝るよ」

 ソラはこの体で、ルビーは

 「私もご主人様がどうしてもっていうならこの体で寝るわ」


 「あ、じゃあどうしてもってことないから剣で寝てね」

 ヤバイ、流石にちょっと酷かったか?

 涙目になっちゃった。

 「ごめん、嘘だから」


 「本当?」


 「本当」


 「本当の本当?」


 「本当の本当だから」

 そういうと、パアー!と明るくなった。

 「あっ、キャロル様、お見苦しいところを見せてしまいましフガ」

 ちょっとキャロル様?!

 抱きついてきた?!

 「謝ることないですが、私もぜひ楽しい話に入れて欲しいです。後、ここは非公式の場なので、1人の女の子として話しかけて欲しいです」

 それは難しいだろどう考えても。

 相手は一国の王女でしかも国民から絶大の指示を受けてるんだぞ。

 それより、

 「…く、苦しいです、キャロル様」


 「あら、ごめんなさいね。強く抱きしめすぎましたわ」

 恐ろしい、女性の胸はこんなにも凶悪だったとは

 その後はベッドを組み立てたり、お話ししたりして寝るのが遅くなってしまったが、俺にとっては良い思い出ができたと思うと、寝るのが遅くなっても別によかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ