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救助

評価等お願いします。

この作品と他2作品のアクセス数とユニークアクセス数がとても増えていてびっくりしました。

拙いところがまだまだございますが、よろしくお願いします。

 「!!なんだお前ら、援軍か?!」


 「あなたたちを助けに来ました!馬車は無事ですか?」


 「ッチ。ああ、まだ無事だ。中にお嬢様がいるからできればそちらの護衛を頼みたい」

 舌打ちした?

 とりあえず言われた通り馬車の中の人を助けるか。

 「わかりました!スカーレット!」


 「了解!」

 そう、スカーレットが言うとスカーレットは(インフェルノソード)に変身した。

 本当、スカーレットは頼りになる。

 「吹っ飛べ!炎爆弾(フレイムボム)!」

 とりあえず馬車の上で暴れてるリザードマンを攻撃した、が

 「まずい、よく見たらリザードマンロードじゃないか。こっちに標的が来るかもしれないが、馬車から引き離せたらいいだろう。スカーレット、もう少し頑張ってくれ」


 (大丈夫、ボクはまだ耐えれるよ。レンこそ大丈夫?)

 俺はまだまだ大丈夫だ。

 (やっと実戦練習できるよ、どれだけ待ち望んだか)

 こんな時でもそんなこと言えるなんてすごいなこいつは。

 (レン、後ろ!)

 スカーレットに忠告されて後ろを見るとリザードマンが剣を振り上げてる。

 「忠告、ありがとな!切り裂け!火刃(フレアカッター)!」

 詠唱が短いが威力が普通あまりないけど俺の魔力量だと十分強くなる。

 リザードマンはそのまま腰から肩まで真っ二つに切られて倒れた。

 「グルァ!ギィア!」

 さっき俺が切ってかろうじて生きてるリザードマンロードが叫んだ。

 その瞬間、周りのリザードマンが少しずつ逃げていく。

 多分俺とスカーレットが強くて逃げたんだと思う。

 やはりルシアーナさん(先生)に朝稽古をつけてもらっていたおかげで、スカーレットとうまく連携して対戦できるようになってきた。

 「ふう、お疲れ。スカーレット」

 そう言うと、黒炎刀(スカーレット)は変身してスカーレットになった。

 「にゃあ、疲れたにゃん。ケアして〜」

 あとでな。

 今は中の人が無事か確認しないといけないから。

 「コンコン、失礼します』


 「どうぞ」

 そう言われたので俺は扉を開けるとそこにはここにいるはずのない、この国の第二王女がいた。

 「キ、キャロル殿下。ご、ご無事でしょうか」


 「あら、モーリスじゃなかったのね、あなたはどなたでしょうか」


 「し、失礼しました。私はメルムーン子爵の三男の、レン・メルムーンです。ま、まだ契約精霊は一人ですが、ま、魔剣士をやっています。その、け、契約精霊がこちらの、スカーレットです」


 「こんにちは、レン様、スカーレット様。レン様は魔剣士をやってらっしゃるのですね。初めて見ましたわ、魔剣士と言うものを。そして私を助けてくださったのね。ありがとうございます」


 「ひ、姫殿下!頭をあげてください!私どもに頭を下げる必要なんてありません!」


 「あら、それじゃあ、お言葉に甘えて。ところでモーリスはどこでしょうか」


 「私はここにいますよ、殿下。あまり通行人とは喋らないでくださいよ」


 「彼らは助けてくださったのですよ、モーリス。その態度はやめなさい」

 ですが、とモーリスという人が言いかけたが、王女様が睨みつけるとすぐに黙った。

 「少し馬車が痛んでしまいましたね。帰ったら直してもらいましょうか」

 確かに穴が空いてるな。

 でも、これくらいなら

 「私が埋めましょうか?こう見えてもいろいろ魔法できますよ」


 「えっ!魔剣士ってそんなに魔法の種類あるんですか!」


 「魔剣士だと!殿下!それは本当ですか!」


 「ええ、本当よ。隣に契約精霊がいるじゃないの」


 「こ、これが魔剣士か。そして契約精霊か。君、ちょっと一緒に王宮に来てくれないか?」


 「モーリス、やめなさい。彼は彼の家があるのよ。そろそろ夕暮れだから帰らないといけないでしょう。私たちもここで野営をしましょう。では、馬車の修復をお願いします」


 「わかりました。土の精霊よ、建物の傷を癒せ、物質回復(マテリアルヒール)

 この馬車はみてすぐわかる。

 とても高級なやつだ。

 そのため、少し消費魔力量が増えるけど上位修繕魔法をかけた。

 少し時間はかかったが、空いていた穴はきれいになって新品同様にした。

 「……上位の修繕魔法を、本当にレン様は魔剣士ですか?嘘をついて魔導士じゃないんですか?」

 俺があんなに魔法を極めてると思ってるのか?

 魔導士は体力面については他の職よりも低い。

 しかし、魔力量は他のどの職よりも高い。

 魔剣士も頑張ればあれくらいの魔力量を貯めることができるかもしれないが、彼らみたいに魔法は使えない。

 魔導士は魔法のエキスパートだ。

 魔導士にしか使えない魔法はこの世にはたくさんある。

 そんな魔導士と疑うなんて少し口が悪くなるが、目が節穴しかありえない。

 「魔剣士ですよ。これより上の修繕魔法は使えませんよ」


 「……魔導士なみの魔力量を持っているのか、魔力の交換効率が良いのかわかりませんが、もしかしたら魔導士に魔力を勝つことができるかもしれませんね」


 「そんなですか?」


 「マテリアルヒールは修繕屋か、魔導士しか使えない魔法のはずです。しかも消費魔力がとても高い魔法です。それを余裕で使ってるのですよ。少しは自信を持ったらどうですか?」

 おかしいな。

 俺はなんともないのだが。

 「面白いですね。今度またお話ししましょう。それでは今回助けていただいた報酬と、修繕費を払いますね。小金貨2枚で大丈夫でしょうか」


 「そ、そんなにくださるのですか?」


 「はい、今回は相当危なかったのでその分です。足りなければもう少しあげれますがどうします?」

 十分すぎる。

 「これ以上は大丈夫です。逆に少し多いくらいですね」


 「すみません。細かいのがないもんで。欲がなくて良い瞳をしていますね、ますます気に入りました。ではまた今度」


 「はい、失礼しました」

 そう言って俺たちは街へ戻っていった。

_________


 「いらっしゃいっと、あんたらか。よくたまったな。ではジェムを」


 「いや、小金貨2枚払う」


 「どこでそんな大金を、まさか大物でも狩ったのか」


 「まあ、大物っちゃあ大物だな。第二王女を救った」


 「まじか!すごいなそれは。ほらよ、もう一本同じ剣をやるよ。料金は変わらず、小金貨一枚と銀貨一枚だ。この剣は双剣の時の方が強くなるからさっき急ぎで作ってやったよ」


 「サンキュッ。また来させてもらうね」

 そう言って俺らは店を後にした。

 両方とも、刃の峰が反っていて、色は最初に買おうとしたものは燃える炎のような赤で、もう一本は沈黙をもたらしそうな青だ。

 俺はいつ使おうか迷っていたが、それを使うのがすぐになるとはまだこの時はわかるはずがなかったのである。

第二王女の詳細はしばらくすると出てくる人物紹介の方で年齢などは書くつもりなので今はご想像にお任せします。

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