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ーーNigrum monologue.
……………………
嗚呼本当に愚かなものだ
代償の無い願いなど有り得るのか?
ーー…、……。………、……………………
…ははっ…………
有夏。
お前が取ったのは、忘れたのか?「殉教の赤」だろ?
忘れたのか?
殉教の赤を?
君が手に取ったもの。
殉教の赤の事を?
ーーねえ。君の纏う其の赤い衣は誰の血で出来ている?
何れ戴冠する其の真っ赤な冠は、誰かの血の冠だったろう。
何故違和感すら感じていない?自分が何をしようとしているのか、倫理から外れてゆく様を。
君は既に狂っている。
ーー見よ、君の仲間も。君の我儘で同じ道を歩ませた。
次第に濡れてゆくのが君には全く見えていないのだろうね。
なあ。
有夏、お前は自分が選んだものを覚えているのか?
有夏、お前は既に過ちを犯してしまっていることに自覚はあるのか?
世界を変える?ーー他人の犠牲と血を使って?
滑稽だね
なら早く僕の願いを叶え給えよ
有夏。もうお前はやってしまったんだ。




