ーNox Sanctus footstepsー
りんちゃん♪ りんちゃん♪
クリスマスがくるよ♪
あなたの好きな天使の羽♪
りんちゃん♪ りんちゃん♪
あなたのことば♪
あなたは今日からリナト♪ リナト♪
かわいいリナト♪
青色の髪をたなびかせて リナト
赤い口紅で あの天使を纏いましょ
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ーー……………………
ーー…………
(接続を再開します)
……………………。
(再接続しました)
ミズノについて振り返ります。
『フォロワーが推しに荒ぶってると今日も元気ねって微笑ましくなるけれど逆に荒ぶる側になると途端に恥ずかしくなるの何』
ある聖夜の天使に恋する、ミズノはそう呟いた。
過去の言葉を辿っても彼女は■■■さん、■■■さんと宛ら好きな人へ寄り付いて慕う仔犬の様に其の名前を何度も何度も出していた。
■■■さん。
彼女にとって、魔法の言葉であり恋する彼女が愛を囁く相手の名前であり、再生を引き合わせて交えたい程の愛おしい男性である。
其の愛おしさ故、語れる程の力は無いと言いながらとりあえず騒いで走っておきます、と言わしめる位。
大声で叫びながら夜の街中を走り回ろうとしたででんとは或る意味、似ている。
ほんの少しであっても色んな角度からシャッターを切る、ミズノ氏。
彼女は本来の自分をリン氏と呼んではいるが、まあ其れは別の話という事にしてーー
『しふぉちゃんに好みを把握されてる』
過去を辿ると、何時ぞや余命宣告されたと言っていた者の名が其処にあった。どうやら宣告より4年近く経つ様だが、彼女はまだ健常者並にピンピンしているらしい。
彼処なら上手く奇跡の力で〜等とでも言い訳出来るだろう。だから、彼女は最早己の勝利を掴んでいる。
12月11日、ミズノは彼女と遣り取りを行っている。よく見ろ、ミズノの熱狂を。「しふぉちゃん」ことシヨの言葉は、手に取る様に分かる程だ。
遣り取りからシヨがどんな言葉を発しているかなんて、もう大体把握できてしまう程だし、彼女の浮上頻度から難病が如何なったのかも分かってしまう。
ただーーあくまで推測の域を出ない所だけではあるが。
其れでも彼女達はまだまだ迂闊だった為、二見の人脈伝いからも、外から見詰める沙和の目からも、今如何しているのか全てが分かってしまった。
(ミズノのワードを再提供します)
ミズノ:りん
職業:医療関係、看護師
犬、猫、熱帯魚等のペット
聖夜の熾天使
リナト 青色 紫
7月生 ヒツジ 南瓜
あれはてたしろのなかのりんこう
「まーこんな事だろうと思っていたけど…やっぱりな、DPSのランキングで今時点だけど29位に載ってらぁ。今回の聖夜の熾天使様が出るイベントより前のやつは…ありゃ、戦績に載ってない。参加してなかったんだ〜へえぇ〜」
ーー異常発生、彼女及び関係者による障害を確認しました
復旧を試みます
接続を中断します
ーープツン。
『ーーおや。君の事じゃないのに…此の程度すら君には都合が悪かったのかな、■■』




