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Dea Creaturae ーAc revelareー  作者: つつみ
Rinnirace
52/108

ーsubitam commutationemー

「一撃必殺サンダースパイラルが1179位…プレシャスリゾート~売り上げ30億を目指せ!~が3523位……討伐が611位……………」

有夏が自分のスマホの画面を見ながら、含んだ笑いを溢しつつ指をスッスッと動かしている。

「も〜シヨさん今日は創作の事とか色んなお話しするんだったんでしょ〜」




「あ〜ごめんごめんりりんさんwどうしても嬉しくって」

「復帰してから好成績なのが?」

「うん」

ーーどうやら、今日はアプリケーションを使用した顔出しの電話をしているらしい。

「本当はオフで会いたかったんだけど今世の中物騒だし、流行り病怖いからね」

有夏は心惜しそうな表情を浮かべてそう話す。…りりんが思っていた通り、シヨーー有夏は病弱故にか弱く儚い、深窓の令嬢の様な姿だった。

「私こう見えても庶民と変わらないですよ!!」等と言っていたがーー…送迎はリムジンだし、家訓の厳しい家だそうだし、…後は自称になるが有名人が先祖だとか知人に居るとか。

また人脈も多い。其の広さを活かして()()()()を死に追いやった程だ。


厳密には人脈を活かしこそしたものの相手を死に至らしめたのは「シヨ達界隈内のみんな」であって、クズのロマを自殺に追いやったのは人脈を頼られた誰かでは無い。

関わりを持ってくれてるが事情を知らない江津先生達にバレない様に、彼女達は上手く回った。「死ね」と強い続け、また心の中で常に願い続けて。

死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね。









死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね。

















死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね。





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……………………。









































「いやー、あの時はあんなクズでも感謝しちゃったw」

「ええ?wなんで?ww」

「あはっwだって私達がより手を汚さなくて済んだし、あのクズの心の弱さに感謝したのw」

「あ〜ww」


「ほんと!!あの時は手を合わせちゃったw「神様有り難う!」ってwwwあいつの心が私達みたいに普通かそれか強かったら簡単には死んでくれなさそうたったし…………クズのロマさーーーーーん!!!!!死んでくれてありがとー!!自殺してくれて嬉しい〜っっっ♡ひゃーーーーっほう!これから良い事が続きそう!!!ざ・ま・あ!!あっはははははああああああwwwwwwwwwってww」

有夏はそんな事を最高に明るく嬉しそうな笑顔で話す。

「あっ、そうそうwその後青い鳥内で祝杯上げたんだっけwwあれ楽しかったー♡餡さんやででんちゃんと一緒に喜び合えたし、9ろさんやRIOさん、ぺぐさん達とお祝いも出来て♡」

りりんもまた、有夏の言葉に惹かれる様に当時の事を思い出して再び噛み締める。

きゃいきゃいと盛り上がる二人は、まるで其の場に直接居る様に振る舞いながら、やれあの時はどうだったとかあの時は楽しかった、■■■の方でも親しくしてくれてありがとー♡…等と他愛も無い話をする。

…専ら過去の話に花を咲かせて、結構な頻度で「自殺したクズのロマさん」の事を言い合っていた。内容なんて察せるものである。






「!!!!!」

有夏が突如ぎょっとした表情を浮かべる。

「?どうしたんですか?」りりんは彼女の様子にドキッとして声を掛けた。


「りりんちゃん見て……でいんちゃんがビスの方に24日に描いた■■■■ちゃんの絵上げてる……」

…と、急にりりんのスマートフォンに通知が来る。

内容はシヨからで、『りりんちゃん見て!!』と1枚のスクリーンショットが送られていた。
















『deden@dd_■■■■

いつも見てくださりありがとうございます(@>u<)

指でこういうハート作るの可愛いですよね(*´∀`*)


#女の子 #創作


(致命的ミスを発見したので描き直しました

Sry I found mistakes I reuploaded)』









「すごい…!!でいんちゃんの絵がランキング2位になってるよ!!あとねあとね」

興奮気味に有夏がまたスクリーンショットを送り、りりんのスマートフォンに通知が来る。

内容は…絵は同じだが、別の投稿サイトのもので先程送られた内容より二日程早めに上げられたものらしい。『えへへ』と銘打たれたタイトルに『指でこうやってハート作るの可愛くて好きです』と書かれ、元はオリジナルでは無かったのにオリジナルと称し、無難そうに『女の子』『白ワンピース』『手でハート』とタグを付けていた。


ーーででんは相変わらず目立ちたがり屋の儘だった。青い鳥と投稿SNS、ゲームの公式サークルだけで我慢出来なかったのか、とうとう彼女は使っているお絵描きアプリの方に上げる様になったし(其処から個人の全てを割り出される可能性が高いにも関わらず)、あろう事か金銭も取る事を選んだ。

己の容量に自信が高く金銭を取る選択は賢明だと思う。


ただ彼女(ででん)のこういう気質や性格、今拘っていたり縛られているものは例え彼女が老齢になっても変わらないだろう。

苛烈な性格だ、早死にも自殺なんかも絶対有り得なさそうだろう。…寧ろ心の弱い奴を虐め抜ける性格をしているのだから。



恐ろしい本質を持った奴程、華やかで恵まれた生き方をするし、幸せに死ぬ。だから何処か弱かったり正直であるだけ無駄なのだ。彼女の様な奴が勝利する。欠けてしまってる()()の様な奴を蹴落としたり殺し続けて、彼女達は其の幸せも奪い自分のものにして生きられるのだから。特にシヨとででんは典型的な『人間』だった。

























「あぁ〜でいんちゃんほんと絵がうま〜い♡でいんちゃんは天才♪でいんちゃんは神絵師っ♡」

「も〜シヨさんったらででんちゃんの事になるといつもそうだよねw」

「だってっ!!でいんちゃんは私の 嫁 ですからっ!!!!!」

大袈裟に振る舞うと、シヨーー有夏は、りりんへ向かって落ち着いた声音で話し掛ける。




「…ねえりりんちゃん、あのね。これから私が話す事、聞いて欲しいんだ」

其の顔はとても真面目で、先程の態度や様子とは打って変わっている。真剣な眼差し、神妙な顔。

「なに?笑わないよ?」

りりんはさも当たり前じゃない、といった様子で、此れから何が起こるのかなんて全く予想も出来ずに有夏に釣られる様に真面目そうな表情を浮かべた。


「ーー………。」りりんの其の様子に満足そうにしながら、有夏はニマァ…とねちっこい笑みを浮かべた。

すぅ、と彼女は一度深く息を吸う。









()()()()()()()()()()()()()

()()()()()()()()

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

りりんを自分のものにする初動。

ーー…有夏にとって、必要な環境はあっさり揃った。

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