ーAnxietas de collegium alumniー
7月■1日
見かけた瞬間一目惚れ!!この商品をモチーフにしたイラスト描きたい、、、、もし当たったらもうすぐ誕生日の■にプレゼントしたいな*
7月■7日
……………の■■…ダイヤ………ウォ■■好きすぎて描いてる、、、、
7月1■日
清楚可愛い女の子好き……
『………様の神秘的な世界観に魅了されて、今………ントキャ……ーンもされて〜』『私はこの青薔薇と黒………の組み合わせが一番好きだけどプレゼ……キャン…………の組み合わせも優雅で可愛らしくて大好き 当…したらもうすぐ誕生日の…』
『別に卒研でもないただの学部生の自主研究なのに研究費200万以上降りて来てめっちゃ嬉しい、、、シーケンス用の機械買えるじゃんやば頑張ろ、、、』
『■■■■のランキング初めて1位取りました.....ありがとうございます(´;ω;`)』
「ででんちゃん…変わっちゃったなぁ………………」
りりんはででんのアカウントの内容を見ながら小さな溜息を吐いた。
前は■■■■ちゃん■■■■ちゃんとよくシヨさんと盛り上がっていたし、騒がしいけれどそれが良かった、とりりんは寂しさを覚える。
今やすっかりででんは『■■■■ちゃん』という「二次創作」だった存在を「オリジナル」と苦しい弁明へと作り変え、多くの人間をまた騙し始めていた。
ーー今画面を見ては20日に新しく上げた■■■■ちゃんと青薔薇の絵をRTしながら、じっくり画面を見ているりりんを含め殆どの人間は、ででんが描く少女『■■■■』がオリジナルとして作られた存在ではない事を知っている。
何より、色んなキャラを前よりも描くには描く様になったみたいだが、相変わらず自分の娘の様な■■■■に狂ってその絵ばかり描いているし、その新しいアカウントで上げてきた…ラフや経過を含む絵の全てを数えれば、■■■■ちゃんばかりで他なんて指折り数えられる程度。
すっかり「■■■■ちゃん狂いのででん」の完成だ。
ーー苦しみたくなければ目立たなくなれば良いものを。目立ちたがり屋の彼女の本質が其れを許さない様だ。
ーーそんな現状になってしまった事を憂いながら、りりんはぼんやり画面を見ていた。
(あ…時間近いな……そろそろ行かなきゃ…)
目にする情報を一旦全て遮断して、彼女は気怠そうに立ち上がった。




