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四話  最強の経験値稼ぎ?

「はぁ。ひどい目にあった。」

 なんで、突然あんな大量のスライムが湧くんだよ。考えられることはルナのデコイだが。

 そんな広範囲に効果があるのか・・・?そんなわけないか。

 だよな、そんなのだったら強力過ぎるもんな。そんなわけないよ。

「すみません。あのスライム私のせいかもです。」

「え?マジ?そんな広範囲のモンスターを引き寄せるのか?」

「えと。効果範囲は半径200mぐらいですね。」

「は?なにそれ」

 やばすぎだろ。それ。てか、その能力使えば楽にLvあげ出来るんじゃね?

「お前、その能力バンバン使えばLv上がるよな?」

 しかも、経験値の魔素というのはバトル参加者全員に吸収される。

 だから、異能の発動でモンスターを引き付けられるルナも効率よく経験値稼ぎができる。

 そしてLvが上がれば雑魚の攻撃なんか痛くないし痛くなければ怖さも消える。

 すると、カウンターも防御もキメられる。よしこの作戦で行こう!

「よし、ルナ。明日からお前のLv上げ強化週間だ!」

「えぇ?!いきなりですか?!」

 後ろで疲れ果てているミークと嶽が、なんか文句を言ってる気がするが気のせいだろう。

「今日の報酬はルナの栄養会に使うぞ!そして、明日2つ位受けて大金稼ぐぞ!」

 その後、俺らはひたすらに騒いだ。

 ついでを言うと明日は大金が入る予定なので酒場で払いきれなかった30万シックルはつけにした。

 気分が良くてそんなことをした、俺がバカだったと気が付くのはまだ先のことだろう。たぶん

 次の日の朝。

「今日は、何のクエストを受けるかな?お、これなんか良さそうだな。」

 湖の鮫鰐5体討伐か、鮫鰐は10歳の時倒して食ったな。あれは旨かった。

 あと1つ。あ。これだ、森のゴブリンの群れの討伐か。楽勝だな。よし、受注っと

「おい。みんな、討伐クエスト受けたぞ。」

「了解だよ~。ねむねむ。」

 ミークのやつなに眠そうにしてるんだよ。もう朝の9時だぞ?珍しいな。

「そうですね。まだ眠いです。」

 ルナもかよ。2人して寝不足か?あいつらなにしてたんだよ。

「まぁ。行くぞ。」

 今日も、Lv上げだ。鮫鰐はそこそこ強いからあとから討伐だな、ゴブリンか。雑魚だな

「まずは、ゴブリン討伐行くぞ!雑魚の方からな!湖は森の隣だからその後連続で行くからな!」

「わかった。そうするのがベストだろう。」

 このイケヴォは、嶽か。よし、パーティは揃ったな。

 森は街から出てすぐのところだ、歩いて15分位だ。ほら着いた。

 あ。ゴブリンだ、ん?めっちゃいるじゃん。50体くらいか?いや、雑魚のはずだろう。

「ルナ!デコイで集めろ!」

「えぇ?!大丈夫なんですか?」

「大丈夫なはずだ。たぶん。」

「なら、デコイ!!」

 すると、茂みの方から5体の鮫鰐が・・・なんでぇぇぇ?!

 あ、そうか。デコイの範囲って半径200mだったな。って冷静になってる場合じゃねぇ!

 しかも、なんかスライムとかサラマンダーとかが、集まって来てる?

 え?これってまずいよな、サラマンダーってたしかLv75位だったよな。

 よし、超逃げるぞ!

「ねぇ、佑くん?これってAwayするよね?逃げるよね?」

「これで、逃げない奴ってバカだよな?!バラバラでもいいから走れ!」

「待ってくださいよ!私、追いつかれちゃいますよ!」

 あ。ルナ、運動苦手だったな。

「嶽!手前のモンスターを影で9秒止めてくれ!できるか?」

「あぁ。そのぐらいならぎりぎりできるだろう。やるぞ!」

 嶽はすぐに行動し、完璧にモンスターの動きを止めた。さすがだ。

 俺は、8秒間力を溜めると今回も消えた、俺はすでに森から出て街の入口だ。

 ちゃんと、腕の中にルナはいるし、影で止められていた、雑魚どもも蹴り飛ばした。

 あいつらも、すぐに追いつくだろう。ほら、走ってきた。しかも、泥と葉っぱまみれで・・・。なぜ?

「やるならやるって言ってよ~!爆風で汚れちゃったじゃない!」

「あぁ。そうだ!言ってからやれ。」

 そうか、俺のスピードのせいで爆風がね・・・?悪かったなぁ。割とマジで。

 その後、俺はミークの新しい服を買わされるハメになった。

「あぁ!お前!今ので、俺のあり金全部使っちまったじゃねぇか?!」

「え?私ももうないわよ?」

「しかも、酒場に借金もあるじゃん!俺らの生活ってどうすんだよ?!」

 そうだ、俺は借金30万シックルの貧乏人になった。しかも、残金0シックルで。

 俺は、バカだったんだ・・・。これは、ピンチだ。マズすぎだ!

 そう、俺は借金ありの貧乏人に成り下がったのだ。

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