十三話 邪神、それは・・・
「こいつらが？国を亡ぼせるだけの力を持つのかよ。」
俺らは驚愕に打ち震えた。なぜなら敵の姿は5人のロリとショタの集まりだったからだ。
「ねぇ、そのうちあの子たち倒さないといけないの？」
「あぁ、じゃないと国に悪影響を及ぼすからな。」
以外にも冷静に答えたのは嶽だった。俺はあいつの事ロリコンだと思ってた。
「く、国のためですもんね。わ、私〇します。」
う、うわぁ。ルナが言っちゃいけないこと言った。
「まだ、偵察だから。ね？偵察だから倒さなくてもいいんだよ。」
ありがとう、こういう時便利な真面目ミーク。
「とりあえず、作戦通りいくぞ。」
「りょーかぁーい。」
俺らは、敵の特徴を把握しよう。俺らはこそこそと観察する。
「あ、あいつら。五覚を分けてやがる。」
あの赤髪ロリは視覚かな？耳とか鼻とか包帯巻いてる。
あと、青髪ショタは聴覚かな。耳以外を包帯で覆ってる。
かわいい白髪ロリは嗅覚か、超ロングの娘は触覚だな、髪の毛であたりを探ってる。
すげぇ、金〇みたいなマスクつけてる、味覚か？まぁこんなとこだろう。
「あ、あの子たちたぶんだけど五覚を共有してるかも。
石投げて音を鳴らしたら一斉に同じ方向を向いたわ！」
「じゃぁ、バラシて戦うと楽かもですね。」
「次の作戦に移るぞ！」
俺らは属性魔法をミークが打ち込み、俺が高速で打撃を加え
ルナが引き付けられるか一瞬だけスキルを発動し、
嶽は影で動きを止める。まぁ簡単な弱点探しだ。
視覚は光魔法が弱点、聴覚は音魔法、嗅覚はどんな攻撃でも効く。
触覚は炎・物理で、味覚は炎だが、物理攻撃はほぼほぼ効かない。
影で動きは全員止められる。引き付けもできる。
「帰るか・・・。」
嶽はさらりと言った。
「そうね、もう調べることないもんね。」
あれ？そろそろ隠密魔法が限界じゃね・・・？
「おいミーク。時・・・。」
俺が時間切れじゃねぇか？と聞こうとしたところで見事に時間切れだ。
あ、一斉に奴らがこっち見やがった。
「わぁぁぁぁ。どうしましょう、どうしましょう？！」
「ルナ、黙れって！ほら、走ってきやがった。うぉぉぉ、はぇぇ！」
どれくらい早いかというと早馬くらいだ。
「逃げなきゃ！いや、倒す？いや、無理よ！」
一人で自問自答してるミークを俺は右に抱え、
足の遅いルナを左に抱える。4秒溜める。ギリギリ追いつかれる直前にその場から消え、
途中で嶽を回収し、一気に離れ、もう一度4秒溜めダッシュ！
「ギルドには、とりあえず国を挙げて戦うべきですって報告しような。」
数日後
「皆様、準備はできたでしょうか？」
邪神は千里眼スキル持ちのやつが確認した。あと30秒ほどで走ってくるらしい。
あ、見えた。目視できる。もくしぃー。もくしぃー大事。
「作戦通り皆様は、5方向に散開し討伐後に他のところに当たってください。」
俺らは1人1人が戦力ということで別れて戦うようだ。
俺の担当は触覚のやつ。
「さぁ、俺らの国を壊されてたまるかよ！」
「「「「おぉぉぉ！！！」」」」
すげぇみんなヤル気だ。暑苦しわ。
「３・２・１・散開！」
俺らは500ⅿくらいの距離をタゲ取りながら全力疾走。
これで敵の引きはがしは完了！
「炎魔法部隊は後方でチクチク削れ！支援部隊も後方から支援頼む！
前方打撃部隊、死ぬな！いけいけいけぇ！」
触覚のやつは長い髪を振り回し広範囲攻撃が来る。
「全員ジャンプ！その後すぐに走れぇ。」
俺らは、怒涛の勢いで接近する。5人くらいのスピードタイプの奴らが
全力でとつる。すると、吹き飛ぶ。なんだよ、近距離もあんのか。
飛んでった奴らは頭から落ちってた。くそ、大丈夫かよ？
「連打スキル持ちは一発当てたら下がれ！俺みたいな強化スキルは
強化したら全力でぶっ飛ばせぇ。4秒後強化スキル組！」
俺らは今の作戦通りにぶっ飛ばす。おぉ、ダメージ入った。
「後方、もっと火力出せぇ！ダメージ測れ。どんくらいだ？」
「いい感じです、残り半分！」
俺らは、数で圧倒する。あれ、なんか嫌な予感がする。
国を滅ぼした奴らがこんなあっさりなわけがない。
「あと、1発です！いけぇぇ。」
いやダメだ。嫌な予感がする。そう思った時には遅かった。
敵がまだ生きているやつの方に粒子となって集まる。
「みなさん、全員街の前に全力で走って来て！」
緊迫した声、さっきのアナウンスさんの声だ。
まさか、街の前に再集結かよ？
俺の心配は的中したのか、していないのか。
はやく街の前に行かねば・・・本当に嫌な予感がする。
俺は、空気を切り裂く勢いで、能力を発動した身体を走らせた。
今回は前編って感じです。邪神ちゃんたちは、まさかのロリ＆ショタ！
最高ですね。久しぶりに投稿させていただいたのですが、言い訳させてください。
部活とテストが忙しかったんです。べ、別にネタがなかったとかじゃないよ？
Vチューバーとかみすぎてたわけじゃないからね？では、また！
