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十一話 謎の邪神

 俺らの戦力強化、もといLv上げで俺らは全員Lv70を超えた。

 ついでに、ミークが頭のおかしい超広範囲超威力の固有魔法を手に入れた。

 俺らは最強パーティになった、たぶん。

「お前ら、聞いたか?この街に隣国の<メサイア>が新種の邪神級モンスター5体に

 滅ばされたらしいぞ。」

「は?マジかよ。この街からそう遠くないぞその国。次はこの街じゃねぇか?」

「や、やめろよ。そんな縁起でもないことを・・・」

 ギルドの酒場の若い男2人が会話している。また噂の事らしい。

 最近ギルドの酒場でこんな噂が流れている。

 邪神級モンスター5体が国を潰しては次の国を潰し・・・と繰り返しているらしい。

 そして、次はこの国だ。こんな噂だ。

「佑くん。もしも次この街に噂のモンスターが来たらボコボコにしようよ!」

「何を、能天気なことを。でもこういう時はお前がすごく頼りになるよ。」

「それって、どういうことよ?!」

「ミークといると安心するってことだよ。」

「え?!・・・私といると安心するですって?あわわ、私ドウシヨウ・・・?」

「おい、おーいミーク。どうしたんだ?そんな真っ赤になって。」

「私に、佑くんがぁ・・・あわわわわ」

「き、聞こえてねぇ。」

 今、ミークと2人で朝飯を食べていた。パスタとサラダで同じものを食べている。

 うん。パスタが最高にうまい!あ、わかった。ミークうますぎて感動してるんだな。

 それなら、今はそっとしておいてやるか。

「おはようございます!佑さん、ミークさん。」

「おはよう。佑、ミーク。」

 おっ、嶽とルナだ。

「おはよう!このパスタめっちゃうめぇぞ。今度食ってみろよ。」

「へぇ。そうなんですか。食べにいきます。」

「ところで、いいクエストは張り出されたか?」

 そう。俺とミークはクエストを探していたのだ。例の噂のせいで

 全然楽なクエストが張り出されないのだ。高Lvモンスターの討伐か、噂のモンスターの偵察の

 クエストしかない。

「しかたがないから、噂の邪神級とやらを偵察に行きましょうよ!」

 謎の感動から回復したミークの提案だ。まぁ、それしかないよな。

「そうですね、それしかなさそうですね。」

「そうと決まれば準備して探してみるか。」

 確か、<メサイア>までは北西方向に100㎞だったな。国境近くの村までは馬車が出ていた。

 そのあと、ミークに支援魔法かけてもらって徒歩で行く。

 そして、ルナの索敵能力で強大な敵を探す。5体まとまっていたら噂のやつらだ。

 あとは、そいつらの偵察と動向調査をして今回のクエストはクリアだ。

「みんな。準備はいいか?」

「おうよ。」

「忘れ物は・・・ないわね。いいわよ。」

「私も、忘れ物なさそうです。準備大丈夫です。」

 まぁ、偵察だしな、問題ないだろ。今回は初めての偵察だ、慎重にいこう。

 俺らは少し緊張しながらも街を出た。外は静かすぎるほど静かであった。 

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