なにもなかった。いいね
「いてて、なんなんだよ急に。情報くれるのはいいけど頭が痛くなるんだよ」
ここはどこだろうか?森?林
「あーそういえば魔法が使えるようになってるんだっけ?呪文とかいるのかな?」
いらないのか?頭に直で送るって知りたいと思うと勝手にわかるようにしたってことか。
「えっと、ん?いるのか?」
{いりますよ。一回使えばあなたなら無詠唱でできるようになります。あと気を付けてくださいね。}
おかしいなさっきまでは情報がながれこんできてただけなのに今は声もする
{おかしいとは失礼ですね。魔法のサポートのためですよ}
「えっと。レナさんでいいんだよね?」
{はい}
天使は暇なのだろうか。
「じゃあまずどうしたらいいですか?」
{暇ですよ。 魔力を感じろと言っても無理だと思いますので 風よ と唱えてください}
風よということは風を起こす魔法だろうか。まあ言うとおりにしておこう
「 風よ 」
ボンッ
「へ?」
目のにはとてつもない惨状が広がっていた。
{気を付けてくださいといったのに}
「いやいやおかしいよね!?なんか突風が吹いたと思ったら爆発したよ!?」
森の木々がぶっ飛んだのだ。
{魔力の込めすぎです。慣れてください}
「どうやってですかね」
魔力なんて感じたことがないのだから無理に決まっている。
{大丈夫ですよ一回使ったのですからあなたのその魔力で感じないことはありません
地球とちがって魔力にあふれた世界なのですから}
そんなこといわれてもー
そもそもこれどうしようか
・・・・・・・・
「なにもなかった。いいね」
{あなたがやったんですよ}
「やーめーてー」