半額
「えっと・・・」
「あ、聞こえませんでしたか?100㌔でおねがいします」
「あ、いえ、聞こえてますよ。ただ少し待ってくださいね」
そういって手元の紙をめくっていく。
「あっ、すいません100㌔あるとこがあったんですけれど・・・」
「なにか問題が?」
「ここはたまに魔物が出現するようなのですが・・・「いいですよ」・・えっ!?」
「そこでいいですよ」
「ほっ本当にいいんですか!!??」
のんからすれば魔物が沸いたところで害はない。
「問題ない。沸いたもの狩れば報酬も手に入るのだからな」
「ありがとうございます。危険性を考慮してここは通常の半額にすることとなっておりますので50万ゴルいただきます」
「あ、ギルドカードでお願いします」
「この魔道具にかざしてくれれいいですよ」
便利なものだ。
「その土地はのん様のものとなりました。その証明に魔力これに流していただけますか?」
「はい」
板だろうか。少し冒険者カードに似ている。
「はい。これで大丈夫です。これをもっていると自分の土地に入ったときに教えてくれます。また出た時にも教えてくれます」
「便利ですね。今更ですがどこらへんになりますかね?」
「王城の横の森になりますね。もちろんちゃんと草原などもあります」
土地とは普通更地ではないのだろうか。とはいえそんなことはどうでもいい。
それに木があるならば何か作れそうだ。
「じゃ、しつれいします」