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第4章 校庭から出てきた箱

進藤さんが登校すると、校庭の大きな木のそばに、


人だかりが出来ていた。


なんだろうと人だかりに向かうと、


体育教師がスコップでなにやら掘っている。


知ってる顔を見かけたので、何をやってるんだと聞くと、


サッカー部が朝練で、ここの異常に気づいたんだって。


なんでもここだけ、凸凹していて土の色が違う。


何か埋めたらしいということで、体育教師が掘っている


ということだった。


しばらくすると、四角いプラスチックの箱が出てきた。


さらにその箱は、鎖でグルグル巻きにされていて


開けられない。


鎖には回転式の4ケタの番号で開くカギが付いている。


先生が適当に回しているが、開かない。


先生がどうしたものかと悩んでいると、進藤さんを見つけた。


「進藤。これ開けるの頼むわ」と先生


「なんでぼくなんですか」


「だってお前の友達、こういう謎解きみたいのを


解決するのが得意なんだろ」


進藤さんは思った。


あの人達は友達じゃない。


「この箱、俺が預かるから、後で頼むわ」


そういって先生は箱を持っていった。


「お前ら、早く教室に行けよ。授業始まるぞ」


そういって先生は行ってしまった。


仕方ないので放課後、4人を呼んだ。


「え~。校庭に埋められてた箱を掘り出したんですが、


鎖が巻かれていて開けられないそうです。


開けるには4ケタの数字がわからなければダメです」


と進藤さんが説明をする。


こういう時は、勘野さんが頼りになりそうなので、


「勘野さんどうですか?」


しかし、勘野さんはう~んといい、天啓はこないようだ。


すると、見取さんが


「ここに何か書いてありますよ」と箱の下の方を指さす。


”ゲーニー”


箱にはこう書かれていた。


「これはなんでしょう。人名でしょうか」と進藤さん


「ブラッティボックス」と漆黒の騎士が言う


「えっ中はやばいものなんですか」


すると、今までだまってた勘野さんが


「来ました!」


「ついに天啓が。それで番号は?」と進藤さん


「これは昨日埋められたものです」とドヤ顔ぎみの勘野


「でしょうね。一昨日までは、凹凸や土の変色が


なかったのですから」と残念がる進藤さん


そして明智さんを見ると


「そこになにか、意味があるのかないのか…


ぼくはそのことを考えているんです」


ボサボサ頭と下駄がトレードマークの名探偵の言葉を言い出した。


「みんなそう思っていますよ」と進藤さん


「0000から1つずつ試してみては」と明智さん


「最大で1万通りですよ」とめんどくさそうな顔をする進藤さん


「我々の仕事は無駄だと思える捜査をコツコツやること。


無理だと思える調査に骨身を削ることです。


それが刑事の仕事です。君は心得違いも甚だしいですね」


警視庁特命係の天才刑事の言葉を言う明智


「では明智さんお願いします」


「私は忙しい。進藤くん君に任せる」と明智さん


「はっきりめんどくさいって言って下さい」


「ゲーニー。闇の血が滾る、極北の覇者よ」と漆黒の騎士


「どういう意味ですか」と進藤さん


「なるほどロシア……ロシア語か」と見取さん


「見取さんなんでわかるの?」と進藤さん


そして「ロシア語で天才って意味ですか」


とスマホで調べた進藤さん


すると「来ました!1031です」と勘野


「私も天才でわかりましたよ。語呂合わせですもんね」進藤さん


こうして、番号がわかり、無事鍵を開けるのに成功。


鎖をほどき中を見ると


何人かの生徒の赤点のテスト用紙が


「ああ。ブラッティボックスねえ」進藤さんはやっと意味が分かった。


その後体育の先生に報告。


テスト用紙に名前が書いてあったので、


埋めた生徒たちはこっぴどく怒られたとのこと。

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