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テアリレム・レラボ  作者: トマト野郎
闇夜に浮かぶ月
13/26

明日も生きてるか考えるより、明日をどうやって生きるかを考える方が楽しいに決まってる

色々とあって投稿遅れた


「ていうか時間大丈夫ですか?」


「あっ……………」


忘れてたぁー!


[現在時刻…17:14]


「やばいです!」


()()()の人間なら別にここで消えても誰も不思議に思わないですよ。」


「本当ですか!?」


「はい。よく見かける光景ですし。」


「そうなんですね。ありがとうございます!」


「けど、町中で消えるのは辞め─────







ベッドで目覚めた。

えっ!?さっきの何?もしかして戻ったら敵に囲まれているとかか?1回テアレに戻って、町中から消えてから現世に戻るか?


「ガチャ」


「ただいまー」


「おかえりー。お母さん」


もう親が帰ってきたし無理か。


「玲哉ーご飯6時でいい?」


「わかったー」


まぁ流石に今からテアレに戻るのはナンセンスだろう。

なんかに書きながら、今後何をするかについて考えるか。けど、書いたら誰かに見られたとき、漢字多過ぎて不思議に思われるか。だからといって平仮名だらけで書くのはなぁ…………

気持ち悪いから却下。それなら………


「プリカースってメモ機能あったっけ?」


この手がある!

プリカースを開き、色々と機能を見る。


「あっ!あった!」


本当にこのプリカース、機能何でもあるな。

けど、これどうやって打つんだ?フリック入力か?

そう思い、入力するゾーンみたいなのを押す。


[思考入力です。頭の中で文を考えると、それが入力されます。]


………………?

は?


[は?]


どういうこと?


[は?どういうこと?]


なるほど、そういうことか。


[は?どういうこと?なるほど、そういうことか。]


これどうやって消えるんだ?


[は?どういうこと?なるほど、そういうことか。これどうやって消えるんだ?]


ちょっとこれどうやって消えるんだ?「消えろ!」って心の中で叫べばいいのか?


[入力を停止しますか?]


フッこいつ気が利くな。もちろん答えは「はい。」だ。


[入力したい文字を消す時は、頭の中でここからここまで消す!みたいな感じでイメージするとできます。]


はぁなるほどね。まぁ要するに書く内容考えてからの方がいいよ。ってことね。




なんか気持ち悪い───?




頭がクラクラする。頭痛が激しく、今すぐにでも倒れてしまいそうな眩暈がする。

内容考えないといけないし、体調悪いからご飯までベッドで寝っ転がりながらグータラするか。

そう思い、ベッドにダイブする。

そういえば、このベッド色ダセェよな………


水色のベッドに壁は白。親に小学生だしね。という理由で買われた。この部屋も小学生になってからで、それまではおもちゃなどの物置に使われていた。そのときの名残で、物を置いたことでできた壁の茶色や、剥げた壁紙などが目立つ。ベッドの隣には机があり、それ水色が多く使われている。そんな小学生の部屋!っていう感じの部屋も、今の生活も、何もかもが全て悲しく感じる。


俺は何のために生活しているのだろう?


俺は夢があった。貧乏とまではいかないが、そこそこ貧しい家庭に生まれた。だからこそ、「お金持ちになりたい!もっと裕福な生活がしたい!」と夢見ていた。大学生になってもその夢は変わらなかった。その夢があったからこそ、数少ない友達たちが、遊んでいるときのバイトも就活もがんばれた。大人になっても、金、金、金。そんな生活をしていた。日曜日はそんな生活の目標となっていて、そんなために毎日必死働いた。

俺は目標がないことをやる必要はないと思うタイプの人だ。仕事に求めるのは、金ややりがいなど様々だと思うが、何となく仕事するなら、死んだ方がましだ。




なのに俺は今、目標を持っていない。




この二度目の人生で何をしたいんだ?


テアレのボスを倒すことか?


いや違う。まずもってゲームみたいな世界であるとはいえ、ボスがいるかなんて分からん。



金持ちになることか?


いや違う。今借金多過ぎるし、テアレでも決してエレクが欲しい訳でもない。何よりなぜかこの借金を返す気にならない。




なんでだ?





なんで──────────



俺は生まれたときから持ちすぎていたんだ。裕福な家庭に、豊富な知識。何もかもある。自分で言うのはなんだが、優等生で気が利いて、友情関係も悪くない。

だからこそ、今より上を目指して頑張るということができない。というか、したくない。


俺はもう死んだ方がいいのか?







「ルンルンルーン」


鼻歌を歌いながら、コンロに火をつけて、フライパンで肉を焼く。今日は玲哉の好きなハンバーグだ。

しっかり両面に焼き色をつけて、皿に盛り付ける。そして、お手製デミグラスソースをかけ、テーブルに持って行く。

テレビをつける。お茶を2つのコップに注ぎ、それをテーブルに置く。

今日は玲哉と2人でご飯を食べる。夫は出張で今日は帰ってこない。

料理が完成し、大体時間も約束の6時だ。


「玲哉ーご飯できたわよー!」


「……………」


来るはずの返事がない。


「玲哉ー寝てるの?」


「……………………」


玲哉の部屋のドアは沈黙を続けた。

急いで廊下を走り、玲哉の部屋の前へ行く。そしてドアを開く。

玲哉が寝ていることを願って──────






◇◇


「すいませーん。松田さん。」


「はい。どうしましたか?」


「坂口さんの体調が優れないらしくて。ちょっと見てもらえませんか?」


「はい。分かりました。すぐ行きます。」


そう言うと、坂口さんの病室に向かって歩き出した。

病室の前に着くと、素早く扉を開け、坂口さんのいるベッドへ行く。

そこには、2人の看護師と坂口さんの母親がいた。

坂口さんの血圧が少しずつ下がり続けているが、原因が分からないらしい。少しずつだったから、気づくのが遅くなってしまい、坂口さんの体調が悪くなり出して主治医の俺を呼んだということだ。

聴診器などを使い診察をしたが、もともと入院した原因の病気が少し悪化しただけっぽい。


「これなら今まで通りの薬で大丈夫ですよ。今は一時的に血圧が下がっているだけなので、そこまで心配しなくていいと思います。」


「ありがとうございます。忙しいのに。」


「いえいえ、そういう仕事ですから。」


そう言い、坂口さんの病室から出る。

そうして、廊下を歩いていると、なぜか周りが騒がしい。いろんな人があちらこちらで走り回っている。しかも、なんか同期の前田がこっちに走ってきてる。


「松田ー!小1が睡眠不足で倒れたらしい!ここに運ばれてくるから、準備しとけ!」


「は!?わかった!急いで準備する。」


口ではそんなことを言っているが、心の中では、「小1で睡眠不足ってなんだよ!ちゃんと寝ろクソガキ!」と思っている。

俺はこの医者の仕事が嫌いだ。何で小1のケツ拭かねぇといけねぇんだ?なんとなくの流れで医者になっただけで、なんのやりがいも感じない。


「松田さん!救急車の所向かいますよ!」


「はい。」


走って救急車が来る場所に走っていると、小さい子を運んでいる井上さんが来た。


「救急車到着しました!今からこの子を診察室に連れて行くので通してください!

松田さんは急いで診察室へ向かってください!あと、最悪手術もありえるので用意しておいてください!」


「分かりました。」


はぁ。どうせ最近の子のことだから、ゲームのしすぎで寝てないだけだろ。親も過保護だなぁ。ちょっと寝ればなおるだろ。それに何で寝不足で手術するんだ?

そう思い、歩いていると診察室に着いた。

扉を開くと、ベッドに小さい男の子が寝ていた。とりあえず一緒についてきている母親に話を聞いて男の子の容態を診る。






「こんな症状見たことないですよ。」


「どんな症状なんですか?息子は大丈夫なんですか?」


「分からないです……。こんな人普通はいないですから。」

最初にメモのくだりで、文字稼ぎみたいなのをしてしまったので罪滅ぼしとして長めにしといた

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