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裏切りと恋の協奏曲  作者: 磯城(シキ)
7/73

作戦会議(笑)


 「それについては余りつっこまない方がいいのかな?」

 「その方がありがたい。」

 「わかった。それじゃあ、そこには余り突っ込まないようにしよう。」


いかにもイケメンが言いそうなセリフだななんて思う。


キーンコーンカーンコーン 鐘が鳴る


 「やばい、始まる!」


いや、言い方よ。何かがくるみたいな。イントネーションがいかにも厨二病なのだ。


 「とりあえず、戻ろう。」

 「また、後で。」


まだ、先生が来ていなかったので、セーフ。中山からは大丈夫か?という目で見られたが、気づいていない振りをしてやりすごす。


キーンコーンカーンコーン 二限が終わる。

中山に話しかけられる前に隣のクラスに行き、塩谷に会いに行く。


 「屋上行こうぜ。」

 「了解。いざ…」

 「はいはい、いいからいいから。」

 「ちょっと言わせてくれー。」


厨二病的なセリフを目の前で言われるのは俺も恥ずかしいため途中で遮る。


 「ていうか作戦もくそもない気がするのは僕だけだろうか。」


塩谷君が言うが、心の中で突っ込ませてもらう。お前にしか話してないんだよなぁ。

とりあえず、テキトーに返す。


 「きっと君だけだ。きっと…。」

 「…。」


変な目で見られる。

この空気の入れ替えを俺は試みる。


 「いや、さっきは話さなかったんだけど、実は案があって…。」

 「話せ。」


いや、どっかの漫画の王子か。


 「いや、最近、中山、これからNと呼ぶが、そいつが、最近部活をサボりがちなんだ。この前の写真だけだと、偶然あっただけだと言われて、なんやかんや乗り切られる可能性が…」

 「なきにしもあらず。」


途中で塩谷君が割り込んでくる。


 「それで、だから部活を休んだ日に尾行したいと。」


いや、察し良すぎるだろ…。


 「まぁ、そんな感じ。」

 「なぜ、わかったみたいな顔をしているな。」


いや、フッフッフって笑うやつやないか。


 「教えてやろうか。」

 「いらん。」


こういうのは、さっさと拒否るに限る。


 「なにー。」

 「あと、授業中に考えていたんだけど、定期演奏会がもうすぐってほどもうすぐではないけどあるだろ。その日に暴露したいんだが。」


少し考えている風を塩谷君は出す。


 「悪くない、悪くない。それもまた一興。」


使い方あっているのかと素直に疑問に思う。


 「まぁ、とりあえず今日バスケ部も音楽部もあるけど、奴がバスケ部行きそうなら、音楽部。サボりそうなら、尾行こんな感じでいいと思う?」

 「いいんじゃね。」

 「じゃ、それで行くか。」

 「じゃあ、放課後。」

 「ああ。」


ー放課後ー


キーンコーンカーンコーン やっと授業が終わった。

なんとか、適当にNの話を受け流し、昼休みは外をブラブラしたり、塩谷君と話したりして、1日を乗り切った。


 「今日、バスケ部行く?」

 「ああ、行くけど、勇樹は?」

 「今日は音楽部行く。部長に音楽部行くって伝えておいて。」

 「りょ。」

 「じゃあな。」


助かった。あまり、尾行はしたくなかった。さすがにもう2回見たとはいえ、本当に気が重かった。

隣のクラスに行って、塩谷君に敵はバスケ部に行ったと伝えると、


 「じゃあ、演奏会の練習するか。」


と言われた。作戦会議の続きをすると思っていたのに…

その後、みっちり練習しましたとさ。


もう言わなくてもいい気がしてきました。文字数少ないです。すみません。

いいねを押してくださると幸いです。よろしくお願いします。

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