「カミ」の所業
今回は前回の続きではなく妹視点のお話となります。
何だったの、今の夢は?
今見ていた恐ろしい夢に震えていた。
私が見た夢でお兄ちゃんは散々な人生を送っていた。何も出来ずに一人で抱え込み自殺をした。
そして、私もひどかった。お兄ちゃんに伝えることが出来なかった。あんなことを言ったあとでは何も言えなかった。私の正体も思惑も何もかも
私は母もお兄ちゃんも失い、彼にも捨てられた。彼に捨てられたことはどうでも良いわけではないが、母とお兄ちゃんの死とは比べものにならなかった。母とお兄ちゃんの死は私にはとてもこたえて父に引き取られシンガポールに行った後寂しさと苦しさに囚われ自殺した。
最悪な形で物語は終わりを告げた。
その後、私は暗闇に閉じ込められていた。そしてある時光り輝く存在が私を訪れた。
それを「カミ」と呼ぶべきなのかどうなのかは分からなかったが私は「カミ」に告げられた
「運命を変えろ。」と。
私はそこで目覚めた。そして、今に至る。
「カミ」は誰の運命とは言わなかったがおそらく私だけのという意味ではなく関係者のととってもいいのかな。たとえそうでなくとも私は家族だけでも救う。そう決めてからは速かった。一昨日の金田○少年の事件簿で見たトリック「伝えたいことをアルファベットにして、反対から書く」を使った。直接伝えるのはなんか嫌であったのとこれはお兄ちゃんなら解けるであろうと考えたからである。そして、ベッドに潜り込み、未来を変えると決心して眠りについた。
朝が来る。私は目覚まし時計をつけていたはずなのに起きられなかった。所謂寝坊である。お兄ちゃんが学校に行く前に渡したかったので急いでキッチンに向かった。幸いまだお兄ちゃんは家を出発していなかった。よかったと思いながら私は昨日作った紙を無言で渡して、部屋に戻った。渡した際一瞬あることが頭をよぎり後悔したが、その思いを振り払うように頭をふり、着替えて朝ご飯を食べた。中学校は開校記念だか何だかで休みであった。家でゴロゴロしながら課題をこなして、これからと今までについて考えていた。
そんなことをしているうちにお兄ちゃんは家に帰ってきた。だが、一人ではなく彼を連れてきていた。
ということで前回の暗号の答えは分かったでしょうか?何かおかしいんじゃないか、簡単すぎないかなど等感想お待ちしております。作中でも説明しましたが再度説明しておくと、『アタキモンナyチイノアヒサタw』→『atakimonnnaytiinoahisataw』となりそれを反対にすると『watasihaoniityannnomikata』となりそれを読み上げていただくと答えになります。正解された方、おめでとうございます。
前回も書きましたが、twitterアカウント作りました。プロフィール欄から飛んでフォローしていただけると嬉しいです。久しぶりに二日連続投稿しましたのでお願いします。(@Newkusi_)