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裏切りと恋の協奏曲  作者: 磯城(シキ)
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未来のミライ

主人公視点に戻ります。

これは12話の続きですが、あくまで没案です。もう一度書きます。あくまで没案です。

終わった。終わった。全てが終わった。

親友だと思っていた男には裏切られ、彼女にも裏切られ、しまいには家族にまで裏切られた。

俺はあの話をした後から死んだように引きこもった。

誰も信用しない、できない。母も恋愛強者さんも、相馬も俺を裏切っているだろう。

誰にも話さずに一人でベッドに寝そべり吐いた。そして泣く。それを何度も繰り返した。

引きこもって最初の方は相馬も来て話しかけてくれたが、俺が「お前も裏切ってるんだろ、もう来るな。苦しいしウザいから。」そういうと来なくなった。

母は何度も話しかけに来てくれた。だが、俺が何度も拒絶する内にあまり話しかけなくなり、最近は「ご飯置いてくよ。」としか言わなくなった。俺はそれを生存本能のままに食らい吐いた。

父は事を聞いて単身赴任から一度戻ってきたが、肩を叩いて「大丈夫か?」と聞いたっきりである。俺はその時何も言わなかったからか何も父は俺に言わなくなった。

俺が親友だと思っていた男は一度も来なかった。メールを一度送ってきてそれっきり一度も何もしなかったのである。奴はただのゴミだが、何かしらのアクションを期待していた。

彼女はメールはしてくれるが、俺が来るなと言ったからかは知らないが、一度もこなかった。彼女だと思っていたのに…。どうしてだ。やはり心は奴に…。吐いた。考えるだけで吐いた。

妹はというと引きこもってすぐに「ごめんね。」と言っただけである。それで俺の心は完全に壊れた。その「ごめんね。」が悪い方に聞こえてしまうからである。希望も消えた。

それで悟った。皮肉なものである。裏切りによって悟ったのだから。

頼れるのは己の身体のみ、他人は所詮他人。信用するに値しない。

誰かこの失意の沼から俺を救ってくれる人は存在するのだろうか。先程とは矛盾しているが、こうでもしないと生きられなかった。初めは恋愛強者さんに聞こうと思った。だが、家族にも裏切られた俺は恋愛強者さんの言ったことが嘘に聞こえてしまうのである。


何年経ったのであろうか、同じことで永遠に悩んでいたその俺に追い討ちをかけるように母が亡くなった。俺は絶望した。泣き喚いてみたり、時よ戻れ!と叫んだりしたが何も起こらなかった。俺の周りからは全てが消えていった。俺は馬鹿だった。ダメな奴だとも思った。それだけである。何も出来なかった、何も出来なくなった。感謝も伝えられなかった。後悔の涙も流した。過去には戻れない。全てが終わった。


そして失意と恨みを抱いたまま死んだ。

ー完ー

とはなりません。あくまで没案です。

没案となった理由としては少し重すぎるのと、ハーレム野郎の未来をどうするのか浮かばなかった、ガバガバすぎるが挙げられますが、一番の理由はザマァではないからですね。

というよりこれでは題名詐欺ですね。

一応もしかしたらの未来として没案も挙げておきましたが、不評が多かったら消します。感想欄で感想はお聞かせ願います。


次回からは正規ルートに戻る予定です。次回からもよろしくお願いします。

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