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2章 マイルドヤンキーの先輩

今日はソワソワしてる…人生で初めてスカートを履いて投稿…でも変な目で見る人は居ない…この世界では男子学生はスカートが基本なので…

でも気になるんだよなぁ…パンチラならぬトラチラ…トランクスチラが…

美咲お姉ちゃんが言ってたけど学校のトイレは座って水流してする事って…おいおい。それは女子のやる事だろ…

とどうでもいいような事を考えてたらすぐに高校に着いた。家から歩いて5分…ちょっと近すぎたかも…?でも高校に入るって決めた時からこの高校にするって決めてたから…

 ドキドキしながら高校の門を通る…これから楽しい日々が始まる…心の中は半分不安と期待が入り混じってた…

我妻先生おはようございます…と言いながら職員室のドアを開けた…「高橋さん!おはよう!かわいい顔じゃないの✨先生には食べたいくらいかわいく見えちゃう♡」…なんか先生の心の声が聞こえたような…

 

「…あの、先生…」 

「あ,あぁ気にしないで高橋さんのクラスは2年4組よ、今は8時だからもうすぐ他の生徒もやってくるわ…しかしあいつらよく遅刻するのよね。でも今日はみんな遅刻しないわ。」 

「どうしてですか?」と僕 

「だってかわいい男子生徒が転入して来るって昨日言って置いたんだもん」 

「そんな…僕は可愛くないです…」 

「そう言う所がまたかわいいのよね…まぁ朝の会が始まるまで職員室にいましょ」

僕は静かに頷いた…


8時半になった…いよいよ2年4組に転入する…緊張して来た…

先生が先に教室に入った… 教室の中からは号令の声がするみんなが席に着いた瞬間先生が僕に声をかけた…

「我らが転入生!それも男子生徒だ!高橋さん、入って!」ガラララ…

「はじめましておはようございます、高橋凛です。今日からみんなと同じクラスになります。よろしくおね…」 

高橋さん…

よかった…この学年で…

凛ちゃん…!!! 

かわいい…♡

先生が声を上げる「女子!静かに!何か問題行動を起こしたら学年中の女子は特別指導だからな!」 

みんなはブーイングだ…

「先生!そう言うのずるいと思います。先生だってさっき食べちゃいたいくらいかわいいって…」とクラスのリーダー的なショートボブの髪型の子が文句を言う「うるさい!あれは…社交辞令よ。セクハラには値しないわ…」リーダー的な子は文句を言う「チッ…録音してたらな…」先生はそれまでって言ってクラスを鎮めた。チャイムがなる朝の会と1時間目との間の10分休みだ…予想はしていたがやはりここでクラスメートから質問タイムが始まる。 

やっぱり1番先に話しかけて来たのはリーダー的な子「凛ちゃんって呼んでいい?」割とタイプだったので僕は呼んでもいいよと言った、周りの女子も同じ事を言ってきたので面倒なので同じ返事をした。 リーダー的な子の名前は佐々木希…うーん。前の世界にそんな芸能人いたような…?仕事が忙しくてあんまりテレビ見なかったからよく覚えてないやつ…

チャイムの音が鳴る1時間目が始まると国語の授業だ…前の世界でも呼んだ羅生門の朗読…前の世界では当てられなかったがこの世界ではよく当てられる…男性の先生はいない、保健室の先生も女の先生らしい…女の園だな…でも前の世界でも男性の保健室の先生って聞いた事ないからいいのかな?話は逸れたけどこの学校は一学年に300人の学校…僕以外はみんな女性…900人は女性…まさにハーレムだな…

…1時間目なのにクラスは全然授業に集中していない…周りが紙ヒコーキ飛ばしても年配の白髪のおばちゃん先生はずっと授業を続けている…

…制服はかっこいいんだが…

そんなこんなでやっと1時間目が終わった…するとクラスの扉が勢いよく開いた…他のクラスや学年から僕を見ようとしていた生徒たちだ…

お尻の大きな先輩が声をかけた、「凛ちゃんってこのクラス?」ってクラスのみんなは福岡先輩って…

僕は隣にいたクラスメートに聞いた。「福岡先輩って?」すると教えてくれた、周りの高校によく喧嘩売っているヤンキーだと、後ろの方からは暴走族の総長…って聞こえたのは気のせいか…? 

「高橋君?」福岡先輩がドスの効いた声で言う…

「はっ…はい。」僕はあまりにドスの効いた声に噛みながら返事をした…

「君か…君が凛くんかぁ…うん、かわいい…いつまでも見ていたくなる様なかわいさだ…決めた…上牧女子は凛くんを全力でお守りする!!今まで私らにこんないい事があったか?こんな美男子だぞ?」福岡先輩が言う。周りの舎弟…?らしき人たちは「そうだ!私らに…!私らの学校に舞い降りた天使…!!!福ちゃんの言う通りだ…」「福ちゃんが言わなくてもお守りする…決まってる…」「という訳でよろしくな凛くん!福岡加奈、それと福岡隊、上牧女子がお守りする!」と先輩は言い。握手を求めてきた。僕は握手を返した。ぎゅっと握られた握手には力強い意志が込められていた。「お前ら!2年!いつも様子見とけよ…」先輩が言う…先輩のその言葉にみんな頷いている。僕は優しいマイルドヤンキーの先輩と仲良くなった。安心かどうかは分からないけどとりあえずいじめられることはないのかな?

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