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「おはよう」「遠い街」「点灯ランプ」

作者: 流砂

「おはよう」

今までもこれからも

歩いていこうと話す

何一つ確かなことなど

ないとわかっているのに


迎え入れる心構えの前

それぞれの毎日がやってくる

慌ただしくて落ち着かなくて

それを全ての理由にしてた


朝がくるのか不安だった

目を閉じれず朝日を見る

ああ今日も明日がきた

やっと安心して眠る


いろんな人の想いをのせ

それでも明日はやってくる

哀しみだとか不安だとか

形の無いものにとらわれる

だからこそ顔を合わせ云いたいんだ

おはよう、と



「遠い街」

地図の上では一足飛び

方向音痴でも迷子にならず

いきたいところへ

いったことのない場所へ

道の先を見つめても

ナビゲーションの音声はなく

矢印も浮かんではこない

わずらわしいと感じる示唆は

無ければ途方に暮れて

甘えた心に向き合わせる

問いかける

立体で思い描けない

でも指先でたどれる

平面に入りこめない

だから文字にたくす

額を押し付けとけたいと願った

迷子じゃなく冒険者でいよう



「点灯ランプ」

占いばかりがいい運勢

明日の天気もままならない

ズボンのシミもおちなくて

ねぐせは片方ハネたまま

ナントナクで前に進んだ

気持ちがついていかない

フル充電にはほど遠い

じぃっとうずくまる

目を瞑る

動かなければすり減らない

かたくなに信じた


呼ばれた

顔をあげたら

今まで見えなかったモノが見えてきた


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